スイート・リトル・ベイビー
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1999年、牧野修・著。 人間の心を操る、未知の怪生物を描いたSFホラーです。 とはいうものの、本書でインパクトを残すのは、やはり中盤にある監禁シーンでしょう。 ヒロインが受ける、おぞましい性的暴力。 牧野修のソリッドな文体で描かれるだけに、不快感が尋常ではありません。 20年ほど前、初めて読んだ時は、途中で本を閉じたくなりました。 さらに本をバリバリ破って、火をつけ、焚書にしてやろうかと思ったものです。 でもこういうのは、慣れの問題。 耐性がつけば、そりゃ愉快ではないけれど、まぁ許容できます。 そもそも恐怖とは不快であり、そういう刺激を味わうために読んでいるのだし。 本書が刺激的であるのは、間違いありません。 でもこれ、ホラー(超自然的恐怖)としてはどうなの? と。 本作のホラー的なメインは、天使と呼ばれる怪生物。 しかしこいつら、成体になっても、ホームレスとして生きるのが関の山らしいです。 そんなの、ちっとも怖くねーし。 あの変態をぶっ殺すラストは爽快ですが、如何せん物足りない。 もっと何か、天使が人間にとって、直接的に怖い存在であって欲しかった。 そして例のシーンを凌駕する、怖い結末が欲しかった。 どうにも尻すぼみの感があり、やはり本書、佳作止まりが順当だったのでしょう。 | ||||
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興味を誘う冒頭から中盤。中盤以降は、ありふれていて飽きてしまう。 | ||||
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神の善意は常にサイコに裏打ちされています。 悪魔は、堕天使の成れの果て。 羽の生えた異形の幼子はファンタジーの中で、 血走った眼で、血塗られた牙をむいている。 次は、貴方に訪れる。 | ||||
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当世問題になっている児童虐待をテーマにしているものの、どうもそれに芯が無い。 また、ホラーにしては恐怖もさして無く(「黒い家」のように罪の意識を感じない恐ろしさがほしかった)、 オチとなり、根源となるあるものの存在も突飛であり、掘り下げもない。 残念ながら、そういった評価とさせていただく。特に書くこともない。 | ||||
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とにかくインパクトのあるシーンの描写力と、分かりやすい心理描写は最高。 ありふれた心情設定なのに、全く飽きさせない。実のところ、パターンが一定 で、しかも何度も繰り返してくどい。しかし、イラっとし掛けるギリギリの頃 合いで場面を変えてくるので、読む側として、押しつけられつつも許容範囲な ので、許せてしまう。 ただ、この人は、描写力だけだ。 構成もひねりが無い。単純にメリハリを並べただけ。 文章でいえば、インパクトのあるシーンは力が入っている。しかし、それ以外 のシーンは、たった1行だけの別人の視点が入っている箇所があったり、 Aを想像させている最中に、Bの話題が混ざって分かり辛くなっていたり、手 を抜きまくっている。 ただ、驚く事に、この著者の一般による評価は、平均的に高い。 実際、自分自身、この本に、3以下はつける気がしない。 つまり、文章力や構成力は、描写力に及ばないと言う事なのだろうか。 手が抜ける箇所は、しっかり手を抜いている。ある意味プロなんだろうなぁ。 とは言え、やっぱり佳作は妥当だと思われる。 極上のエンターテイメントであるが、一歩も進んでいない。牧野修に読みなれた 者なら、ああ、やっぱり牧野修だ、と安心するだろうが、つまり、それは、既存 という事なんじゃないだろうか。 | ||||
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