女子大生の恋人永井夕子に強引に誘われて、テレビドラマのエキストラに出演することになったオニ警部宇野喬一。

MKAテレビ局のベテラン事件記者が、自宅のデスクに突っ伏して死んでいた―死因は心臓発作。

1995年1月17日、払暁。降って湧いたような天変地異の衝撃が神戸を直撃した。

発見された団地でないとしたら、赤ん坊はどこに住んでいたのか。

深夜。丘陵地帯を車で流していたデッカーは、不審な動きに目をとめた。

宇治・三室戸寺で、月夜の紫陽花園を撮影していたアマチュア写真家・宮川茂一郎が殺された。スカーフの遺留品…現場には女性が。

近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。

夏のバカンスで愛知県の伊良湖岬に出かけていたキャサリンと恋人の浜口。恋路が浜を散歩中、女性の他殺死体を発見してしまう。

クレア・マロイは「ディポー書店」の店主。

「この子をお願い…」特急「あさま」で幼児を連れた小田ゆみ子は、隣席の北条早苗刑事にそう言い遺して毒死した。

札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。

坂巻内科医院の院長、倫三が急死した。死因はウイルス性の脳炎によるものだった。

今やリゾート・マンションが林立する名作「雪国」の街、越後湯沢。その一室で美貌の芸妓・由美の絞殺死体が発見された。

大阪のテレビ局の美人レポーター杉山かおるが何者かに誘拐された後、浜名湖畔で死体で発見された。

元刑事で私立探偵の橋本は、ある女性から河西弘という男を探して欲しいとの依頼を受け城崎へ向った。

京都嵐山の「もみじ祭り」で大堰川に浮かんだ“車折芸能船”から撤かれた舞い扇の中に血塗られた松竹梅の絵柄の扇があった。

本格ミステリーをトリック別に分類したアンソロジーの密室編。大乱歩から新本格派までを網羅。

’60年代の反戦運動の元闘士ペリー・ヒルダリーが通り魔に撃たれ死亡した。

大富豪美宗門康則の双子の娘に惨劇。

北国の街、久寿里。一年の半分は霧に、冬は雪と氷に閉ざされた所だ。

一見無関係に思われた三件の殺人事件。だが現場に残された口紅のケースが同じことから、同一犯の可能性が。

整形美容で、新しい顔を手に入れた麗子。だが彼女を待っていたのは、以前にもまして哀しみと虚しさに満たされた日々だった。

好奇心が強すぎて神学校の落ちこぼれになっていたわたしは、教授からある課題を与えられた。

二階堂日美子は友人・坊之下七美に誘われ、七美の母・和恵の還暦祝いに小田原の豪邸を訪れる。

長崎を、一瞬のうちに火の海に沈めた原爆は一発だけのはずだった。ところが予備の「第三の原爆」が不発のまま投下されていた。

円形の敷地の中央ではお堂がゆっくり回転していた。その四方に同じ形の四つの館という奇観の高槻邸。

美しい杉苔で有名な尼寺月心庵で、異様な死体が発見された。

いかがわしいグリーティング・カードを作って暮らしているアート・ドッジは、離婚歴のあるプレイボーイ。

夫が行方不明に…。―輸入家具の販売店を経営する唐津善治と結婚して、まだ三カ月。

推理作家でニュースキャスターでもある麻沙子は、道成寺を取材中に殺人事件に遭遇。

一九三八年、チェイスの処女作である本書の登場で、本格推理王国のイギリスに、はじめてハードボイルド派が誕生した――富豪令嬢を誘したギャング、この獲物をねらう第二のギャング、冷酷無惨な殺し屋にタフな私立探偵、性と倒錯と非情……ハードボイルド派の

『カリブの海賊』と呼ばれ海外で大活躍中のボクサー、カルロス山東と創刊誌上で対談するため、カリブの島バハマへ飛んだ推理作家の朝比奈耕作。

雪のように白い肌と鋭い目、びっしり生やした髭面―それが総美学園中等部三年A組の担任として赴任してきた北薗雪夫先生だった。

東京から青森まで―緑まぶしい五月の国道四号線を完全装備の自転車でツーリングする中年グラフィク・デザイナー、桐沢風太郎。

ある秋の日曜日、高校生の朝枝正吉は遠乗りに出かけた。それが彼の最期だった。

日本の会社でOLをやっていては、女に未来はない。そう決断した沢村麻季は、人生の成功を賭けて香港へ旅立つ。

親の借金のかたに、豪商近江屋駒吉のもとへ妾奉公に出されたお咲は、肌に極彩色の刺青を入れられ、駒吉の欲望の餌食にされる。

鬼に我が子を食い殺された女。腹を裂かれ、血まみれの我が子は、まるで赤い着物を着ているようだ。

オレはガンではないか。―経営者としてわずか2年半、夢と志を賭けた事業なかばにして倒れた男の無念の生涯。

蜜蜂の帰巣能力を調査中に研究者が、山中で行方不明になった。蜂の運搬袋と血痕の発見で、殺しの疑いが濃くなる。

白虎隊のふるさと、会津を訪れた浅見光彦の目の前で塗師平野が謎の死を遂げた。

世間様では、あたし“なんでも屋の大蔵”と呼ばれておりまして、ご用命さえあれば引っ越しのお手伝いから、留守中のペットの世話、雨漏りの修理までなんでも格安で承ります。

十二指腸潰瘍手術後の患者が、長い廊下を病室に運ばれる途中に容体が急変、死亡した。

冴木涼介は六本木の私立探偵。ずぼらで女好きの不良親父だがヒゲの似合う顔つきで見てくれは悪くない。

深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か。

新劇出身の役者・永井光三、人気コラムを持つ演劇評論家・大木良二、酒場のマスター・井木荘一。

新劇出身の役者・永井光三、人気コラムを持つ演劇評論家・大木良二、酒場のマスター・井木荘一。

青森県の十二湖駅で女性タレントが誘拐された。日本海沿いを走る五能線の無人駅での犯行だった。

「スピードをもっとあげろ。ぶっ飛ばせ」私、めぐみ幼稚園の妹尾睦月です。

「どこまでも殺されていく僕がいる。

父の再婚相手、亜理砂の家で、夏を過ごすことになった加奈子。

ズニ族の少年と、その友人であるナヴァホ族の少年が行方不明になった。

万年夜勤刑事から失踪人課の長へと変ったパウダー警部補だが、状況の悪さはそう変らない。

香月千晶は、ミステリー好きの十八才。

平家ゆかりの四国・徳島で惨劇は始まった。男女5人のグループ旅行で出掛けた祖谷渓で吊橋から転落して男が死んだのだ。

有坂は作家である。それも売れない作家だ。

K大を受験する温水さゆりをホームステイさせることになった片山刑事。そのK大の教授が殺された。

古い洋館から、すすり泣く声が…。美帆と圭が不思議な事件に挑む。

コンピューター・ゲーム『まぼろしの遊撃隊』に熱中する金剛商事常務貴野原の美貌の妻聡子は株の投資に失敗し、夫の全財産を抵当に、巨額の負債を作っていた。

八百長で球界を追われた名投手・本多陽一郎は、パリで地味な生活を営む。

家庭内暴力や学校でのいじめなど、それぞれに心の傷を負った人々が集まって暮らす「駆け込み団地」。

校舎改築で出世を企む悪徳校長。

「今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし」その予言どおり、紅霊教教祖の孫娘が一人、湯船の中で血まみれになって殺されていた。

その夜、平井美加は驚きのあまり鳥肌をたてた。一等一千万円の宝くじが当ったのだ。

評論家の灯子は子供を預け先で死なせた経験を本にし世に出た。弁護士の真希子は身勝手な夫に悩んでいる。

ニセの大学合格通知で人生を狂わされた受験生が、温泉地・指宿で殺された。

明とミユキは大学生。何の因果か心中をしかけたが、意識を失っただけで気づいてみると、江戸・綱吉の治世にタイムスリップ。

歌舞伎町のラブホテルで男の変死体が発見された。男は“影の総裁”といわれる政財界の黒幕の黒金計であった。

老舗の京菓子店当主が轢き逃げ事故で死亡した。遺産は二十億円以上。

略奪されたラムゼー修道院から寄進を募るために副院長補佐と見習い修道士がやって来た。

熊谷市内を流れる荒川で男の変死体が発見された。被害者は上流の八高線の鉄橋を走る列車から突き落とされたと推定された。

長野県蓼科温泉の近くで殺人事件が起った。

小雨降る深夜、赤いレインコートの女が倒れていた。

騎士階級の男が殺される事件が続発していた。

死んだはずの父が生きている。行方を探す手がかりは、形見に残された16世紀の航海日誌だけ。

銀座の交番で訊ねてきた若い女性が、突然苦しみだし死亡した。何者かに青酸カプセルを飲まされたらしい。

慶応3年(1867)11月15日。坂本龍馬、凶刃に倒れる。

鞠小路鞠夫―私が密かに思いを寄せる内気な腹話術師・朝永嘉夫が操る人形の名前です。出会ったのは幼稚園のクリスマス会。

私立K女子高校。早朝の教室で、ひとりの生徒が手首を切って自殺しているのが発見された。

おれの名は松平利春。不幸な死体(ホトケさん)を解剖、検死する監察医だ。

大新聞に掲載された五人の人々の死亡広告。大実業家、宝石王、有名女優等、いずれも今を時めく知名人。

枝垂れ桜で知られる東北の小京都・角館で、白骨死体が発見された。

ある晩、女性の悲鳴を聞いた僕は、駆けつけた部屋で美女の死体を発見。折悪しく住人に見つかり犯人と間違われてしまう。

日本シリーズを目前に控えた東京ヒーローズの桂監督が、東京タワーで不可解な失踪を遂げた。

画家・泉弘人が、妻・道江の後を追って自殺。

渓谷を走る七輌編成の列車から、六輌目だけが抜きとられ、三十六人の乗客と共に消えた。

復讐してやる―旗本良介は怒りの中から立ち上がった。

暴力団・黒門組に宣戦布告した旗本元中隊長率いる七人の老兵士たちは、往年の戦闘に目覚め、恐るべき“戦いのプロ”となっていた。

「至急助けが要る。きわめて重大なことがわかった。

「要求を言います。

世界的ヴァイオリニスト江原信州子の愛用したストラディバリが盗まれた。

身を潜めるのにイスラエルとは考えたものだ。何かとアメリカと近いわりに、追手からすれば盲点だ。

エリート商社マン勝田慎一は、巨大組織の中で「人間部分品」として、去勢され飼い慣らされていく自分を取り戻すため、学生時代に通った北アルプスK岳へと足を向けた。

「オズの魔法使」のセットで小人が死んでいた。

恋人の誠意を確かめてほしい―メリッサと名乗る、地味で気弱な中年女性の依頼は、たやすい仕事に見えた。

ハロウィーンの宵、酒屋に駆け込んできた仮面姿の子供たちは口々に叫んだ。

華やかな名門女子大。その年中行事でも特に華やかな豪華ホテルでの卒業謝恩会。

殺人容疑の男は、犯行時刻、下町の映画館にいた。だが、それを証明できるただひとりの女は、なぜか証言を拒む…。

大都会の片隅で孤独な日々を送る笛木慎二に、「一日の恋」を与えてくれたデートクラブの女、梢が蒸発した。

暴風雨に襲われたカンザス・シティ空港。