別館三号室の男
- モース警部シリーズ (14)
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建設中のホテル別館の一階を特別料金で新年特別企画と抱き合わせで売り出し、5人の宿泊客を集めたが、客の夫が死体で発見され、妻は姿を消していた。タイトルや事件の状況は散文的(金曜サスペンス・ドラマ風)だが、証言の為、他の客に連絡を取ると、仮名だったり、住所が嘘で、そもそも死体も誰だか分からない。捜査は全くのお手上げから始まる。それでも、ルイスの捜査、モースの鋭い着眼によりじわじわと真相に迫る…と思いきや、大きく外れたりするので面白い。鬼気迫る推理、とかではないが、全体にユーモアがあって楽しめる。モースは新聞はThe Timesを取っているが、クロスワードパズルの為だけ(世間体!)。読むのはオゲレツ超低級紙のThe Sun(記事は醜聞のみ、一枚めくるとヌード、買うのに勇気が!!!)で、親近感と大笑い。ユーモアがサスペンスのお株を奪うようなところもあるので、星1減。各章はじめに付いている引用(昔風)はDexterさんの一種のお遊びで、これも楽しめる。また、言語感覚が鋭いので、時に英語に知的なひねり。 | ||||
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シリーズ7作目の本作はホテルでの殺人事件を題材にしています。ホテルにおいては宿泊客の多くが宿帳に偽名を記載しているというところがポイントです。プロローグではまだホテルは登場しないのですが、そこである人物が別の人物に対して殺意を抱く場面が実名で描かれます。これによって当然読者は殺意を抱いたのが誰かを初めから知ることになるのですが、いざ殺人が起きてみるとその関係者の中にその名前の人物はいないのです。みんなが偽名を使っているのだから当たり前なのです。これによってデクスターは、倒叙推理的な要素を持ちながら犯人探しとしての魅力を持った小説を可能にしたのです。本作でも相変わらずモース主任警部は様々な仮説を立て、それが真相だと思い込んで突進しては後悔するといったことを繰り返します。正にクロスワード・パズルをやっている時のもどかしい感覚を読者は追体験できるのです。しかし、本作はかなり薄く、デクスターにやや疲れが見えてきたのかなという気がしないでもありません。 | ||||
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