森を抜ける道
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森を抜ける道の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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読みにくい。 | ||||
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たまに作品の世界にのめり込みすぎて「いつまでもその世界に浸りたい、終わって欲しくない」と思う作品に遭遇することがあるが、これはその数少ない作品の一つになった。謎解き自身も面白いが、登場人物(特に女性)とモースとの絡みが絶妙で、最初のホテルで同じテーブルになった女性とは、もう一度最初から読み直したほどだ。男性目線で書かれているので、女性読者の見方はまた別かもしれないが。 モースの話はテレビドラマとしても描かれて成功し、最近は若き日のモースとして再び描かれて成功している。同僚のスミスもモース亡き後という設定でテレビドラマ化されてこれも成功している。 | ||||
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すごく好き。 TVシリーズを意識して書き出したのは、どこら辺からか分からないが、ランチアがジャガーに変わるし、ルイスがパブで、オレンジジュースやオレンジエードを飲む。 役者さんの顔を想像しながら書いてたんだろうね。 ただ、本作からシリーズを読み始めるのはやめた方が良い。こんなもんか、で済んじまうから。 ソウさんのモースを観て、愛着が出てからが良い。 5点あげたが、女性観が気に入らんところもある。素晴らしいラストも、その観点からすると大逆転、印象が変わる。ひょっとして、そこまで仕込んでるのかな? | ||||
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プロットが非常によくできていて、感心しました。犯人を当てる気もなく読んでいましたが、(あるいは、むしろそのせいで、)結末に驚きました。 多視点で書かれているので、ドラマ化しやすいだろうな、と思いました。 イギリスには戸籍制度がないせいでしょうが、この小説が書かれた時点(1992年)でも、重婚が可能だと言うことを知って驚きました。 古本を買ったのですが、読んでいる最中にページが剥がれ落ちてきて困りました。早川のポケット・ミステリーの製本の仕方は古本向きではないようです。 | ||||
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「わたしを見つけて、スウェーデンの娘を わたしを蔽う凍った外被をとかして 青空を映す水を乾かし わたしの永遠のテントを広げて」 A・オースチン(1853−87) この詩がキドリントンのテムズ・バレイ警察に届き、1年前のスウェーデン人女子学生事件の再捜査が始まる。 事件担当のジョンソン主任警部にストレンジ警視が言う。 「人はときとして間違った理由から正しいことをすることがある。 しかしモースはどうか? 彼はむしろ正しい理由から間違ったことをすることが多い。 正しい理由とは・・・わかるな? だから彼がときどき飲みすぎるとしても・・・」 「モースに事件を担当させたいということですか?」 「うむ、そのほうがいいと思う」ストレンジは言った。 森を抜ける道」コリン・デクスター デクスターのモース主任警部シリーズ第十作「森を抜ける道」は読者のどんな名推理も追いつかない傑作推理小説です。 本書でデクスター氏は再びゴールド・ダガー賞を受賞しました。 名実ともにイギリスの推理小説家としてコナン・ドイル、アガサ・クリスティのすぐ横の椅子に鎮座することとなりました。 WOWOW8/31(土)午後2:00でスタートする「新米刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」が話題なのもイギリスにおけるモース警部の衰えない人気ぶりにささえられています。 「森を抜ける道」エピローグ最後の行 「彼の住所はおわかりですか?」秘書が訊いた。 「いや、キドリントンの警察本部(E・モース)あてに出してくれ、それでいい」 「このイニシャルは・・・なんの略かご存知ですか?」 「”E”か?」 編集長はちょっと考えた。 「うーん、いや、わからん。誰も知るまい」 (完) | ||||
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神田の古書会館で、見つけて買いました。普段は、John Grishamの法廷物、James Pattersonの探偵物をよく読んでいますが、それに比して、モースの会話の遣り取りが、間接的な表現で、ある意味ではsnobbishですが、イギリス紳士の雰囲気があふれています。 物語は教会での懺悔から始まり、最後のEpilogueでは、夢にまで見たDr. Laura Hobsonと一夜を過ごすために、Morseが自分の内の鍵をしっかりと閉める表現で終わっています。なんというコントラストでしょう。 事件は、意図せずに人を殺してしまい、そのSweedish Maidenを助ける為に行った善意のカムフラージュを、一つ一つ剥いでいくという、ある意味では過酷な結果に追い込んでいった。そのままほっとけば良いのに、何も人の人生を穿り返して、不幸にする事は無いのにとも思いますが、それがヒューマニストとしてのモースの葛藤でもあることが伝わってきます。 英語は、snobbishな表現、単語が多く、イギリス紳士の表現を学ぶ良い機会になると思います。 | ||||
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