夢の棘
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カナダ在住の作家ロビンスンによる、アラン・バンクス首席警部シリーズ第四弾。 このシリーズはどれも文庫としては割に厚めだが、内容には無駄がなく、じっくりと謎解きを楽しめる。どうしても一気に読まないと気が済まないほど面白い。主人公のバンクス首席警部がとても魅力だ。警察官にしては小柄、短く刈り込んだ黒い髪。妻1人、一男一女の父。ロンドンからの流出者であり、イギリスの田舎に少しずつ順応していこうという警部の奮闘。粘り強く、時には手荒な取調べもいとわない。上流階級への反発心も隠さない。ストーリーは地元密着型で派手な推理もトリックもなく、バンクスもまた超人ではないが、刑事としての優れた嗅覚をもち、粘り強く、決して諦めない。圧倒的な存在感をもつ彼に惹かれてシリーズを読み進めてしまう。腐乱し、身元もわからない死体。それは5年前に同じ場所で女性が殺され、それを捜査していた私立探偵も殺され、村の女性が失踪した未解決事件を思い出させた。幸い、鑑識と歯科医の機転で死体の身元が判明するが、すると村人たちの間に微妙な変化が・・・。被害者が宿泊していたコテージの主人と、夫に虐待されているものの、厳格なしつけゆえに逃げ出せない妻。村の名士兄弟。農場主。誰もが何かを知っている。果たして5年前に失踪した女性は何を知っていたのか。遂にバンクスは、被害者が失踪女性とコンタクトを持ったカナダへと飛ぶ。 シリーズ中では最も印象的な女性ゲストキャラクターである哀しき妻が、その余りに強制された道徳観のために悲劇を招く・・・ | ||||
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