水曜日の子供
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カナダ在住の作家ロビンスンによる、アラン・バンクス首席警部シリーズ第六弾。主人公のバンクス首席警部がとても魅力だ。警察官にしては小柄、短く刈り込んだ黒い髪。妻1人、一男一女の父。ロンドンからの流出者であり、イギリスの田舎に少しずつ順応していこうという警部の奮闘。粘り強く、時には手荒な取調べもいとわない。ストーリーは地元密着型で派手な推理もトリックもなく、バンクスもまた超人ではないが、刑事としての優れた嗅覚をもち、粘り強く、決して諦めない。圧倒的な存在感をもつ彼に惹かれてシリーズを読み進めてしまう。ソーシャルワーカーを装った男女二人組に誘拐された少女。自堕落な母親は、騙されたとはいえ、二人組に娘を預けた時にほっとした自分を責め、その情夫も、母親と!!!警察から疑いの目を向けられる。少女の行方も安否もまるでつかめないまま、やがて新たな殺人が起こると、被害者の過去から隠された人間関係が浮かび上がり、捜査は大きく展開する。上流階級への反発心も隠さないバンクス、今回はそのカンが事件解決に大きな役割を果たす。少女を救おうとするバンクスの、人の心というものを持たないサイコパスとの死闘。そして、バンクスと優れた上司とのコンビが、最後に感動を呼ぶ。 この第六作の前、第五作Past Reason Hated(1991)が邦訳では抜けており、また邦訳は第七作Final Account(1994)を飛ばして第八作『誰もが戻れない』(講談社文庫)が出ている。2002年時点でシリーズは第11作まで書かれており、邦訳が待たれる。 | ||||
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7才の少女ジェンマが自宅からソーシャル・ワーカーを名乗る男女2人組に連れ去られた。なぜジェンマが狙われたのか、どうして母親は娘を見知らぬ相手に渡してしまったのか、バンクス主席警部の必死の捜索が続く。日本でも社会問題になっている児童虐待の問題もからみ、深みのある警察小説になっています。今回も心理学者ジェニー・フラーが登場し見えない犯人の心をバンクスとともに追っていくシーンもあり、また上司や部下の脇役たちも丁寧に描写されています。 | ||||
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