東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。

連続殺人事件の現場に残された椿の花の意味とは！？十津川の妻・直子は京都Ｋ女子大学の同窓会に十年ぶりに参加することに。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

人気カップルYouTuberとストーカー、犯行時の記憶を失ったカリスマホスト、天才子役の母親の転落死……。

新興宗教やセクトによるサークル勧誘が跳梁跋扈した80年代の東大駒場キャンパスで異彩を放つ〈勧誘の女王〉鈴葦想亜羅とは何者か?

仮装行列でにぎわうハロウィンの夜。横浜本牧の覚醒剤取引を急襲した麻薬取締官6名を含む10人が短機関銃で殺戮される。

小川春香、16歳。3歳で母に捨てられた彼女は、育ての親である祖母も亡くし、正真正銘のひとりぼっちだ。

過去に戻って、後悔の瞬間をやり直せたら――。札幌の珈琲店を舞台に、〝時を渡す〟店主と少女が織り成すほろ苦くも温かい物語。

医師国家試験に合格し、野呂は金沢のまほろば診療所に戻ってきた。娘の手を借りず一人で人生を全うしたい母。

転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。

一年前、偶然出会ったおばあさんに会いたい。しかし手掛かりは、庭に沈丁花が生えていることと、その庭で交わした会話だけ――。

あの美人探偵・上水流涼子が帰ってきた!頭脳明晰・貴山を助手に、今回も知略と美貌を武器に、難事件をズバッと解決!

産廃の闇に消えた二つの命。

児童向け怪談小説で人気を誇る緑川聖司が聴き溜めていた本物の怪異の数々を、じんわり怖い筆致で書き綴った実話怪談集。

目の前に犯人がいるのに逮捕できない――大胆不敵な新警察小説、誕生 三年前のバイク事故で右眼を失明した警察官の尾崎冴子は、訪れた事故現場でその一部始終を目撃する。

病める時も健やかなる時もーあなたの気持ちにぴったり寄り添ってくれる１３の物語。

もう一度、彼を救うチャンスをください。未来は変えられると信じて――。

世の中の“悪”を排除するためにはじまった、絶対通報システム。

刑事の小堀有里は結婚式当日を迎えていた。 そこに部下から女子大生殺人事件の容疑者が見つかったと報告。

書下ろし短編収録! 辻村深月作品を生み出す裏側、教えます。

ある日突然、球団広報に出向!? 元大リーガーの専属広報担当を命じられた男が挑む「極秘任務」とは…… 名手が放つ、日本初の「球団広報小説」！ 食品メーカー広報部員・三上は、子会社のプロ野球チーム「横浜パイレーツ」へ出向を命じられる。

陰惨な事件に巻き込まれ両親を失った11歳の美沙は心に深い傷を負う。

空には言葉がない。

1934年上海。「魔都」と呼ばれるほど繁栄と悪徳を誇ったこの地に成功を夢見て渡ってきた日本人の青年・吾郷次郎。

陸海空、それぞれの自衛隊を舞台に、知られざる現場での隊員の活躍を描く三作品で編む日本初の自衛隊お仕事小説アンソロジー！　【陸上自衛隊】元自衛官の神家正成「迷彩の天使」。

日西新聞に中途入社して政治記者になった国枝裕子は編集局長からの特命を帯びていた。

ひと月前に大学へ長期休暇を申請して以来、一切の連絡がつかない黒猫。

御用人である萩原敏益のもとを訪れたのは、子どもの姿をした神様・久久紀若室葛根神。

余命1年の宣告を受けた高校2年の月島誠は、想いを寄せる美波翼に気持ちを伝えられない日々を送っていた。でも、それでいい。

最終決戦で宿敵の兄・架祈斗を倒した結衣と凛香。2人ともに進学が決まり、新しい生活が始まろうとしていた。

雨の日には、読まないでください。

呉服屋の箱入り娘が、着物の力でよろず解決 お江戸お仕事小説の新定番! 江戸は西河岸町の呉服屋・常葉屋は、「ここにしかない品がある」と着物に五月蠅い江戸っ子たちにも評判お店。

「傭兵代理店」と対をなす国際謀略アクション 2022年2月23日、ロシア軍ウクライナ侵攻前夜。

琴子が挑む”さえづち”の祟りとは――比嘉姉妹シリーズ初の中篇集! 長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。

高槻と尚哉に新たな魔の手が迫る!? 凸凹コンビの民俗学ミステリ第9弾! 4月。

直木賞作家が描く、珠玉の短編集。 清水寺の稚児としてたくましく生きる花月。

漫画、落語、海外小説。ジャンルを超えた古今東西の傑作が勢揃い 全人類にとって永遠の謎である死。

旅番組の撮影で見知らぬ町に取り残されて しまった、崖っぷちタレントの久保田杏。

太郎と散多は古道具店を営む兄弟。

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。

「6,000万円ぐらい、命の値段としては高くもないだろう」 外科医の才所准一は、大阪で海外富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。

この想いを知ったなら、同じ身体ではいられない。著者の原点にして頂点！　憧れと畏れが幻想を呼び寄せる、緻密で繊細な作品集。

スパイ少女たちの暗躍を目撃せよ! 珠玉の短編集第四弾が登場! 死亡率九割を超える”不可能任務”に挑む機関―灯―。

『キン肉マン』がミステリ小説になって登場! キン肉マンが失踪した! 重臣・ミートはキン肉マンへのリベンジに燃えるキン骨マンを相棒に捜索へ繰り出す。

ねっ……お兄様、今夜も……いい? “人外の仕業”と噂される事件の謎を解くことで、怪異を封じる力を持つ混河葉介。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」中２の夏休み、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出したー。

怪盗淑女を名乗る人物からパリ警視庁に届けられた犯行予告状。 「エッフェル塔をいただきに参上致します」。

日光街道の越ヶ谷宿の旅籠で働かせてくれた恩人・仁兵衛の遺品には幽霊が憑いていた。

2003年に作家デビュー後、発表した短編小説は120編超。 その中から、著者厳選の5編を収録。

Ｌ県正護市北区で起きた連続放火殺人事件に対処すべく、鳥越恭一郎ら捜査一課強行犯係の面々は、正護北署へと向かう。

マグロ包丁の人斬り、滝に流れ着く首々。日本列島異変あり。

わしは己に厳しくあらねばならぬ。

子が生まれ、秋穂が実る。鷹司松平信平は出世にともなう新領地の視察と家臣集めへ向かう。

四代将軍家綱の法要の折に、二人組の侍に襲われていた身なりのいい武家の男児を助けた北町奉行所与力の山野辺に頼まれて、高岡藩上屋敷で男児を預かることになった正紀。

明治五年（１８７２年）。近代化が進む明治の世は、武士という存在を置き去りにして進みつつあった。

カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。

東京に雪の降った夜、推理作家の今井とも江が自室で不審な死を遂げた。

牢屋敷の首打役を務める別所龍玄二十二歳。 介錯人・別所一門の名を背負い、切腹する侍の介錯を頼まれることもある。

吉原の用心棒神守幹次郎を、豊後岡藩から二人の侍が訪ねてきた。かつて出奔した旧藩に復帰せよとの話に、幹次郎は戸惑う。

廓に上がらず、吉原で金を使わない地廻りと呼ばれる男の骸が切見世で見つかった。

吉原会所の裏同心神守幹次郎にして八代目頭取四郎兵衛は、九代目長吏頭に就任した十五歳の浅草弾左衛門に面会した。

「いつか」なんて待たずに、すぐ会いに行けばよかったー。

路上で男性の死体が発見された。頭を鈍器で殴打され、首には索条痕があり、 背中には「殺人者には死を！」と書かれた紙が。

芥川龍之介や直木三十五、川端康成などの協力を得、菊池寛が発行した「文藝春秋」創刊号はたちまち完売する。

男が女を犯せぬ国があるという。 金出づる国、燦という大国が支配する世界。

右か、左か。人は無意識のうちに選択を繰り返す。

近江の玉池藩に潜入した幕府御算用者だが、そ こには罠が張りめぐらされていた。

「脳科学捜査官　真田夏希」の著者が放つ 旅情警察ミステリー、待望のシリーズ第三弾！ ◆米沢城で死体発見!?◆ 　米沢城址の内堀で撲殺体が発見された。

1941年上海。 日本軍傀儡の特務工作機関「ジェスフィールド76」主任、丁黙邨を暗殺せよ。

★第29回電撃小説大賞《金賞》受賞作★ 　瞳を覗き込むことで過去を読み取り追体験する能力を持つ大学生・紙透窈一（かみすきよういち）。

住宅街の一軒家で、空き巣が風呂に入ってそのまま死んだ。

万両店の末弟、鷺之介が齢十一にして悩みがつきない原因とは――。 時代小説の名手が描く、ホロリと泣かせる大江戸謎解き物語。

明けない夜はない。

祖母が遺したのは、血に染まったシャネルスーツだった。

霊を「祓うことはできない」中年霊媒師・櫛備十三と彼の助手でお目付け役の美幸。

記憶喪失の「僕」と島を捨てた昭光の、行くあてのない逃避行。

『隠蔽捜査』でおなじみ竜崎伸也が大森署を去った後、さっそうとあらわれた新署長・藍本小百合が、凶悪事件を解決する!

異動の先々で事件を呼ぶ男・岩倉剛。

遊女たちの命を次々に奪う病の正体は！？-美濃屋の用心棒・甲三郎とともに、おゑんはその謎を追うが…。

「アレに魅入られると、死にますよ」――ここは楽園？それとも地獄？ “絶対に口にしてはいけない禁忌”を抱えた村に、転校生・高遠瑠樺がやってくる。

魂は身体の細部にこそ宿る 隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す。極上の随筆16篇。

認知症の父・茂一を施設から引き取ることを決めた矢部好太郎。家族の協力を得て自宅介護を始めるも、ままならぬことばかり。

「鴨川はんには申しわけないんやが立ち退いて欲しいんや」。

闇から闇へ“人を助ける”仕掛け人! 慶応元年の横浜。

触るだけでどんな紙でも見分けられる男・渡部の紙鑑定事務所には今日も、紙にまつわる一風変わった依頼が舞い込む。

第9回『ネット小説大賞』の受賞作。

本屋の私が行商に出向いたのは、孫ほどの娘を後添えに迎えた名主宅。

この物語の主人公は沖縄である 沖縄からの風が「真」をはこんでくれる―― 戦後、日本は二つの国に分断されていた。

小さな奇跡の物語がここに終わり、ここから、また始まる。僕は地元のラジオ局で深夜の番組を担当している。

「お探し物は、本ですか？仕事ですか？人生ですか？」。仕事や人生に行き詰まりを感じている５人が訪れた、町の小さな図書室。

この学園は呪われている！？ 白雪にまみれ 赤い紐で手首を結び合った三人の死体、 男子の制服を着て死んでいた女子生徒、 殺され焼かれた書道教師…… 良家の子女が集う京都の名門高校で、 またまた相次ぐ怪事件に、 名探偵まりあの血が再び騒ぐ。

誘拐犯に仕立て上げられた自殺志願者たちの運命は。

怖いが刺さる! 超ショート実話怪談集 大人気シリーズ第10弾!

ある日、逢坂剛氏のもとに奇妙な宅配便が届いた。中身は旧式のフロッピディスク。

奇矯な学者本間鋭太、訳稿を受け取る古閑沙帆、ギタリスト倉石学と妻麻里奈、その美しい娘由梨亜。

初夏、名人戦の最中に詰将棋の矢文が見つかった。その「不詰めの図式」を将棋会館に持ち込んだ元奨励会員・夏尾は消息を絶つ。

西都に残る人たちと別れ、一年ぶりに中央に帰ってきた猫猫たちは、 また以前の仕事に戻る。

「『蝙蝠』が上海に入った」。豫園からほど近い繁華街の骨董品店に緊張が走った。

全身の細胞がうめき声をあげる。怪奇・幻想世界への禁断の誘い。

武士や市井の人々の喜怒哀楽、義理や人情を通して限りない人間愛を描いた時代小説、人情小説の名手・山本周五郎の長編全集。