同じ星の下に



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
同じ星の下に
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

5.00pt ( 5max) / 5件

楽天平均点

4.16pt ( 5max) / 47件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2023年10月
分類

長編小説

閲覧回数493回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数0

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

同じ星の下に

2023年10月04日 同じ星の下に

12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流から、ふと彼女は、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけ、粛々と計画を進める。男は一体、誰で、目的は何なのか?(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

同じ星の下にの総合評価:10.00/10点レビュー 5件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

当たり前の優しさが、こうも刺さるとは!

この世の中のどこかに、主人公のように
酷い目に遭っている子どもたちが
いることは、忘れていけないと胸に刻みました。

主人公は異常な家で育った中学二年生。

児相を騙る男にさらわれた彼女が
幽閉生活のなかで知ったのは、
人の気高さであり、優しさでした。

凄惨な環境で
全てをあきらめきっていた少女が、
事件に巻き込まれたことをきっかけに
変わってくストーリー。

彼女の切なすぎる境遇が
胸にグサグサッときました。

人として当たり前の優しさに
触れただけで満たされる少女、
当たり前じゃない覚悟で全てを賭ける犯人。

なんてエモさ。
これほど揺さぶられる作品、ないですよ。

さらには想像を超えた結末。
「最高」以外に言葉が見つからない。

(対象年齢は13歳半以上かな?)
同じ星の下にAmazon書評・レビュー:同じ星の下により
4344041860
No.4:
(5pt)

展開も興味深い

単なる誘拐事件の話かと思いきや、犯人と被害者のやり取りが丁寧に描かれているので、情景が思い描きやすい。

真相が明かされるラストまで一気読みできる作品です。
同じ星の下にAmazon書評・レビュー:同じ星の下により
4344041860
No.3:
(5pt)

(2024-9冊目)なんじゃ、これ、と驚きに満ちた愉快な読書になった。

.
 北海道小野幌市の中学2年生、有乃沙耶(ありのさや)は、下校途中で児童相談所の渡辺景吾と名乗る男に声をかけられる。沙耶は少し前、両親からの虐待について児相に電話していたのだ。だが児相に勧められたカウンセリングを沙耶がすっぽかしていたため、渡辺は心配になって直接訪ねてきたという。大人が自分を心配してくれたことに安堵した沙耶は、渡辺に促されるままその車に乗る。しかし渡辺は沙耶を一軒の民家に連れ込み、軟禁状態に置いてしまう。果たして渡辺は何者なのか。そして沙耶を誘拐する意図とは……?
-------------
 読んでいて、なんじゃこれ!? と驚くことの多い読書でした。
 まず、物語の進展が、なんじゃこれ、と思うほどスピーディで無駄がないのです。学校の放課後のシーンから物語の幕が開いたかと思うと、次頁ではもう渡辺が沙耶を待ち構えています。沙耶の鬱々とした日常が延々と語られ、核となる誘拐話はゆっくりと始めるのかと思っていただけにひどくびっくりしました。作者は読者に有無を言わせず、怒涛の展開で暗黒事件に沙耶もろとも突き落としていくのです。

 次のなんじゃこれ、は沙耶と渡辺、被害者と誘拐犯のやり取りが空前絶後の面白さなのです。沙耶はちょっと大人びた言葉遣いで、理路整然と犯人に語りかけ、自分の境遇を冷静に、そして時に健気に判断します。一方の渡辺は、決して沙耶を傷つけるつもりはないと公言し、ハンバーグやハーゲンダッツを食べさせ、お風呂も許してやるという、なんともゆるい誘拐犯です。
「渡辺さんは大人だから、昨日のことなんてもう気にしていないと思っていた。でも、どうやらそれは大きな間違いだったらしい。大人なんて、全然大人じゃない」(181頁)
 沙耶がこう決然と分析するところなど、この物語が主人公少女の成長譚として進んでいることを強く印象付けます。その進む先で、沙耶は誘拐犯のために腕を振るってある料理を作るのですから、なんじゃ、これ、という私の思いはいや増します。

 そして渡辺が要求した身代金2000万円の末路がまた、なんじゃ、これ、なのです。ここに詳細は書けませんが、それは読んでのお楽しみ。

 あまりに特異な誘拐劇を私はわずか2日で読了してしまいました。

 なお、一点だけ受け入れがたい「なんじゃ、これ」がありました。刑事二人が沙耶の両親を訪ね、押入れの奥に隠されていたある物を、両親に黙って持ち出してしまうくだりです。沙耶の両親はこの段階では娘を誘拐された被害者家族です。刑事が正式な礼状を持参して家宅捜索しているのではありません。ですから、物品を無断で持ち出すのは、財産権の侵害に当たるのではないでしょうか。また、この物件が後に犯罪の証拠か何かである可能性が出てきても、警察による押収の手順が違法な場合、法廷証拠として採用されなくなりますから、明らかに警察の失態といえるでしょう。相良刑事はその物件の事情について両親に尋ねてみることを提案しますが、先輩刑事の進藤がそれを押し留めてしまいます。この展開がどうにも、なんじゃ、これ、と私には思えてなりませんでした。

.
同じ星の下にAmazon書評・レビュー:同じ星の下により
4344041860
No.2:
(5pt)

著者の新作で面白い

全てこの著者の作品は持ってますが新作が出たので購入、ハラハラドキドキの展開に期待して読み始めました。皆さん読んでみてくさい。
同じ星の下にAmazon書評・レビュー:同じ星の下により
4344041860
No.1:
(5pt)

救いの手を差し伸べることを。

物心がついてから理不尽極まる日々。
ネグレクトを受けている中2女子。
”同じ星の下に生きようとも、この世界は、悲しいくらいに不平等だ”と。
そんな状況下で、突然、誘拐された。
誘拐犯と過ごす日々は、まるで幻、シンデレラのごとく。
誘拐犯の祈りは、罪の赦しを求めているのか。
否・・・
同じ星の下にAmazon書評・レビュー:同じ星の下により
4344041860



その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク