児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」。

極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

東京・新宿にある都立高校の定時制。 そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。

こいつら、最高すぎる……！　昼休みの“完全犯罪”にご用心！？ 本格ミステリ大賞受賞作家の最高到達点！ 九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、２年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。

大学の同級生だった麻矢、璃子、友梨香。三人はよく飲みに集まっては夫の愚痴を口にし、日頃の鬱憤を晴らしていた。

連続殺人、かもしれない。 羊の群れに狼が潜んでいるなら、 気づいた誰かがどうにかしなければ、狩りは終わらない――。

父親が多額の借金を残して亡くなった。

大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。

――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった―― 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。

不思議な共同生活を送る彼女たちの目的とは。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

だれも列からは逃れられない――。

人間関係につまずき、ひとりぼっちを選んだイチコ。

いじめをする奴は、もちろん最悪だ。だが、いじめを見過ごす奴だって最悪だ。

1944年、ナチス体制下のドイツ。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

卒業後７年ぶりに再会した、北海道立白麗高校３年６組の元クラスメートたち。

あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。

雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。

将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船宇宙撮影を目指しています。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

殺し屋シリーズ最新作。世界で最も不運な殺し屋、ふたたび!! あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる――。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。 精神科医の象山は家族を愛している。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。

この人は人生をリノベーションするつもりだ――亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。

「春に翔ぶ」瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原の秘められた過去。

その女は愛する男を殺し、陰部を切り取り逃亡した―― 脚本家の吉弥は、少年時代に昭和の猟奇殺人として知られる「阿部定事件」に遭遇。

1968年、静岡県千里見町に近づく台風は、五十年に一度とも百年に一度とも言われる豪雨をもたらしていた。

小児科病棟で相次いで起こった急変。同じ病室の男子三名が、原因不明の嘔吐、喘息発作、不整脈を起こした。

AIに心は宿るか。

周到な準備と計画で強盗殺人を遂行していく男ー。

１９９５年３月某日。渋谷駅で毒ガス散布事件が発生。

塞がれた窓、防音壁、追加錠……監禁目的の改築が施された民家で男性死体が発見された。

千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身だ。

一枚の不思議な「絵」の謎を追い、令和から昭和、大正へ。 日本最後の空襲といわれる秋田・土崎空襲。

女にだけわかる、狂気。 過剰な嫉妬は、やがて強大な殺意へ…。

父の冤罪をすすぐため、　 青年は身命を賭して復讐を誓った。

真っ白い雪の上、胸にナイフを刺され、血を流して横たわる美女。

コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。

「私は報道されている通り、美人に該当する人間です。

殺人を企む一人の男が、土砂崩れを前に途方にくれた。 復讐相手の住む荒土館が地震で孤立して、犯行が不可能となったからだ。

アメリカで指折りのピアニスト、エドワードは、大統領選挙の影響で人種差別が激化し、変貌しつつある国を憂い、音楽で何かできないか模索していた。