ミドルノート
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香水の香りには、最初の数分の香りのトップノート、次のミドルノート、その先にラストノートと呼ばれる最後の香りがずっと続く。 この話に例えて、まだラストノートの段階ではなくミドルノート真っ只中のアラサー女性四人の迷いや苦悩を描いた物語。 育児休暇をとる女性、同期でもっとも早く昇進しワーキングマザーとして働く女性、派遣社員の女性、大企業から転職してフリーランスになった女性と、大事にしているものや価値観が異なる四人の女性のコロナ前後のリアルな悩みが描かれていて読みやすかった。 結婚しても夫との関係で悩むし、結婚しなくてもこの先どう生きていくかで悩む。 昇進しても自分の思い通りの仕事ができず悩むし、転職しても自分が何をやりたいのか分からず悩む。 様々な不安や焦り、苦労が滲み出ていて、四人の今後がどうなっていくのか楽しめた。 「人が誰かに見せる姿って、普段からその誰かからどう接されているかの裏返しのような気がしてるんだよね」 終盤にこんな話が出てくるが、まさに自分が見せる姿で相手の在りようも変わってくるという考え方は奥深いと思った。 | ||||
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トップからミドル、ラストノートへ、香水の香りの移り変わりに女性の人生を重ねて描いた、じんわりと心に沁みる、素敵な小説でした。 アラサーの女性が4人。独身か既婚か、こどもはいるかいないか、暮らしぶり、また、夫や恋人との関係は? 有りがちな設定ではありつつ、香水に絡めた切り口と素晴らしい文章力で、本から目を離すことなく一気に読んでしまいました。 コロナに関してもしつこくなりすぎず、淡々とストーリーに絡めている感じがとても読みやすかったです。 朝比奈あすかさん、「不自由な絆」でファンになりましたが、また素敵な一作と出会えて幸せです。 手元に置いて、必ず何度も読み返すだろう作品でした。 | ||||
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両思いかつ対等の立場でいられる関係性の維持というのはどれ程難しい事かと ある程度の期間一緒にいると何となくの役割分担も出来てしまうし「察し」と労りと気遣いある方が分が悪い役割担うのが普通になってしまうのもよくある事で 読後感は良いんだが気分転換で得た前向きな意欲を継続し続けられるのか、枯れた大人としては少々心配になったりした。人生のラストノートに辿り着く前にはまだまだ道は長い 楽しく読みました | ||||
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