自画像
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
自画像の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
朝比奈さんの作品を遡って読んでいます。この作品もなんだかんだ一夜で読み切ってしまいました。なるほどこういった作品を経て、あの「君たちは今が世界」があるんですね。 「自画像」については、ここまであえて悪趣味に「容姿のカースト」について描かなくてもいいのでは、と思わなくもないです。もちろん、若いときはそれが世界(すべて)だったりする時期もあるけれど、でもなんだかんだ、大多数の女性はそこを生き抜いておばさんになってるわけで、私としてはその過程を次に朝比奈さんに描いてほしいなと思いました。 ついでにいうと、琴美がコンピュータに強いという設定はちょっと無理やりすぎたw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
善人も出てこなければ善意もない。後味が悪くて救いもない読後感。「被害者」から見たら世の中はこれほどに救いがないのかもしれないが、救いがないものを救いがないようにしか描いていないものは、読みたくない。ネタバレ禁止だから仕方がないが、あらかじめある程度内容のテイストがわかっていたら読まなかっただろう。これからこの本を読もうと思っている方に少しでも参考になれば、と。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
約5日ほどで読了したが、その間にもネットのニュースサイトには、この作品同様な陰湿な事件がいくつも報道されていた。この作品のような事案は、もはやありきたりなのかもしれないと思い知らされる。 私も聖人でもなんでもない普通の男なので、少なからず艶かしい欲情や美醜差別意識は持っているが、それを口にしたり行動してしまうことはない。それでも女性に過去「気持ち悪い」「最低」と思われた瞬間はなかったか、反芻せずにいられなかった。 表紙や帯の説明文では内容がよくわからないと思うが、端的に言えば「教師による暴力的セクハラ」「容姿による差別と自意識」を女性の視点から扱った作品です。 青春ものかと思って読み出したが意外な方向に進み、そして思いのほか重かった。 作者は小説の中でならばと、その思いを晴らすために「裁き」を表現した。それがなんなのか、読んでみてみてほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは、怖い。清子が中学生時代を中心に自分を振り返る前半の語りも怖いが、後半の裁きの場面は、前半とはまるで異質の怖さが滲み出ている。 最近、スクールカーストという言葉をよく耳にするが、程度の差こそあれ、クラスの中で序列をつけたがる心理は、一昔前の少年少女も持ち合わせていただろう。本書の前半の怖さは、未熟で、小狡くて、醜くて、残酷、そのような思春期の心理を細部に至るまで暴き出し、読者に容赦なく突き付けてくる点にある。 後半は意外な展開だったが、義務的に進められる裁きの無機質な描写に、背筋がぞくりとした。 はっきり言って読後感は良くないのだが、最後まで読まなければならないという思いに駆られ、一気に読み上げた。少々残念なのは、大きく変調する後半につながる布石が少なかったこと。前半を読み返してみても、「見落としていた!やられた!」という感は、さほどなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三十台前半のおっさんが読んでも、結構、心に響きます。 特に前半の中学生時代。私もニキビに悩まされました。特に額。前髪で隠していたのですが、それが原因で余計にひどくなりました。 大人になると、順番はあやふやになります。逃げ道が沢山あります。選択があります。 ですが、学生時代はありません。この本に書かれてあるように、ほとんどは顔かスポーツで、順番が決まります。 後半も衝撃的な展開へ。関係の薄い三人がどう巡りあい、結託していくのか。見物です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|