北奥の都市で郷土料理の店を展開する実業家の夫に愛人がいることを知った妻は自分の財産と地位を守るため愛人の殺害を計画する。

失業し失意の底にあった北沢勝平は顔見知りの赤松に誘われ、石山という男と強盗殺人に加担してしまう。

体育の日に川に落ち、一度死んで「あの世」から生き返った16歳の高校生・笹倉里加。

朝野さつきは高校1年生。中学時代、目の前で親友を亡くして以来、記憶を失っている。

来日中の米副大統領、ジョン・グレイが日本人夫婦を射殺し、その住居に立てこもった?前代未聞の事態の対応に苦慮した日本政府は、その「現場」をアメリカ領土にすべく、「アメリカ大使館別館」を作ってしまう。

爽快感200％、とってもキュートな青春小説！！ オカマと同棲して気楽な日々を過ごす「ぼく」のビデオ日記に残された映像とは……。

最愛の姉の、突然の訃報。

いま最も熱い小説家・戸梶圭太が放つ、バイオレンスあり、涙あり、ギャグあり、何でもありの怒涛の作品集。

極秘「企業選別リスト」の売買事件、美人女子行員「AV出演」で明るみに出た銀行員の淫靡な欲望、ストーカー事件の陰に隠された陰謀、人事vs.総務の熾烈な暗闘、破綻銀行のペイオフ発動に仕掛けられた罠…。

「家には偽者の俺がいて、ママは俺を追い出しやがった!」―大手コンビニチェーンの警備員兼警察官、通称「コンビニCOP」の活躍を描く近未来小説。

白昼のLA。爆発物処理員が作業中に爆死した。

真の力を見せつける準備を始めた爆弾魔ミスター・レッド。

“死のゲーム”の開始後十八時間、混乱のうちに既にクラスメイトの半数が死亡していた。

細胞の老化は防げるのか?世界各地に驚異的に長命の人々が点在するという。

ヴァンパイアとなったアルマンと生涯の師マリウスを結びつけたのは、互いに対する強い愛だった。

十五世紀のキエフの地で天才的なイコン描きと称えられた、美しくも信仰篤い若者がいた。

美人女医と特捜刑事が事件を追うにつれて古代日本人の意外なルーツが現われてくる。謎の古文書群にまつわる連続殺人事件。

西暦一九九七年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。

16歳の子供たちはひとつの街に集まり始めた。まるで何かに引きつけられるかのように…。

パラコートを大量に飲み自殺を図った少女は、自分がかつて治療をした少女に瓜二つだった。

怖い大人がいねかえら、脳ミソのぱさついた阿呆がのさばるんだ。生まれて来て、すみません、って思いを味わわせてやる―。

東京・早稲田面影橋でOLの大岡滝子が刺殺された。旧知の橋本警部に相談を受けた浅見光彦は、被害者が残した写真に注目する。

「ふたりのシンデレラ」を演じる劇団の合宿中に、1人が殺され、1人は重傷、そして1人がいなくなった…。

要人暗殺未遂の廉で逮捕され、苛酷な拷問を受けたわたしは、九死に一生を得て、からくも帰国する。

「帝銀事件」は、半世紀以上経った現在もまだ終焉っていなかった―角川春樹事務所の編集部あてに、帝銀事件研究家の篠田秀幸氏より一通の手紙が舞い込んだ。

満場一致で選出！ 第48回江戸川乱歩賞受賞作 一個のリールが歴史の闇に光をあてる。

遺された田舎の屋敷に十年間住み続けること。それが大伯父の莫大な遺産を相続する条件だった。

善意・悪意・嫉妬・打算…普通の人々の裡に隠されたいくつもの顔。

ネス湖畔の小村で旧約聖書の魔神が村人の体を引きちぎり、奇妙な場所に配置していく。

上海、一九四〇年。最下層の娼婦の娘・季乃の、炎精のように揺らめく生。

親子三人の失踪事件発生。一家の幼児は両親から虐待されていたらしい―。

ホテルの一室で、著名な陶芸評論家が刺殺された。

投資会社のオーナー掛井純一は、何者かに殺され、幽霊となって甦った。

幼少より祖父から剣術を叩き込まれた神子上さやか。

姉の理美が死んだ。家族とは絶縁状態にあった姉が、妹の友美の住所を書いたメモを残して息を引きとったのだ。

日本に初めて設立されたクライオニクス財団を舞台に、永遠の生を夢見る者たちを襲う炎と氷の殺人劇―。

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。

「おれは侍になる！」父を殺され、江戸を放逐された中間の倅・一松は、3年間の流浪の果て、大安寺一松弾正と名を変えて江戸に舞い戻ってきた。

まどかの学校で、怪事件発生。なんと、夜のあいだに校庭に巨大な円が描かれたのだ。

事故か、自殺か、他殺か―。

からくり展のポスター制作を依頼するため、国際的デザイナー矢的遙を訪ねた広告代理店スタッフ池上佐和子。

江戸時代、なかば。仙台を出航した伊勢丸は突風に流される。

大店のお嬢さんが、お仕着せの人生を捨て、真に愛する人と共に生きようとする姿が清清しい「下駄屋おけい」。

本書は、モームが世界の十大小説の一つに選び、ディケンズ(一八一二‐一八七〇)自身も「自分の全著作の中で、一番気に入っている」と語っている自伝的作品である。

恋人の復讐のため悪徳警官を射殺した志波銀次の命を自衛隊の特殊部隊、伝説の傭兵達がつけ狙う。

名探偵・法月綸太郎が帰ってきた!著者会心の傑作鉄道ミステリー「背信の交点」、オカルトじたての怪事件「世界の神秘を解く男」、法月綸太郎本人が登場しない異色作「身投げ女のブルース」など、テーマと構成にこだわりぬいた中編を収録。

少年は12歳にして「永遠の命」に閉じ込められた!?僕はなぜ大人にならないのだろう。

自白した被疑者がなぜ無罪に!?救済されるべき被害者に法はいったい何ができるのだろうか。

一年に一度決まったルールの元で起こる殺人。

「現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏内に設定されている。その弾頭は通常に非ず」ついに始まった戦後日本最大の悪夢。

在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。

事件解決のごほうびに、写楽病院の別荘に招待された、探偵団の面々。

「走れ、もっと早く走るんだ!」謎の声に導かれ、憑かれたように走って死を迎える男。

警察官射殺事件。

人の世の「不思議」は心の闇に潜んでいる-。

番屋に連れ込まれ、十日間だんまりを続ける田舎侍。浅葱裏だが顔は公家風。

“文化三年の大火”の江戸を舞台に描く。

あらゆる人種の思考がうずまくインターネット上では、電子国家“サイバーネーション”が形成されつつあった。

酷寒の南極で、アップリンク社はNASAと共同で火星探査車の開発にあたっていた。

過激派による民族間の衝突が激化するスペイン。これを受けてオプ・センターは、マーサ・マッコールを現地へ派遣する。

副知事として秋田県に赴任する文部省キャリアの望月世津子に届いた不吉な警告文―「警告、秋田には魔物が棲んでいる。

アトムくんこと滝沢稔とのラブシーンが描かれた“ヤオイ本”が送られてきて、うめく伊集院大介。

あざやかな赤い髪、黒と銀の軍服に包まれた長身。

モダンホラーの古典的傑作『マンハッタンの戦慄』 『神と悪魔の遺産』につづく、第三作！ 裏世界の仕事人〈始末屋ジャック〉のもとに、行方不明の妻を探してほしいという依頼があった。

大学の社会学の講師キャサリンは、男女2人が共同生活を送るという実験に協力するため、パートナーを探していた。

家族旅行でウィーンに来た吸血鬼父娘のクロロックとエリカ。カタコンベの発見に居合わせたことから、奇怪な事件に巻き込まれる。

いまなおアンチ・ミステリーの傑作とされる中井英夫の『虚無への供物』は、最初塔晶夫の名前で発表された。

顔の溶けた人間が目撃される歪で面妖な七階建てマンション。

九州の小さな海岸の町。贅沢な施設と高度な医療で知られるサンビーチ病院。

「ひとおもいに、ひとおもいに、夏子、あの男を殺してしまいなさい」―翻訳家の笠木夏子は、少女時代の家庭教師・金子敏弘に偶然、再会してしまう。

「いない…ミチルちゃんがいないんです」路地から飛び出してきた女はそう言った。誘拐した犯人は身代金を要求。

一匹二千二百万円の錦鯉が誘拐された!?　身代金五百万円！　続いて、多摩川土手で炎上した車から若い男の死体が発見された。

ぐうたら男にも意地がある！ 池袋のバー「まりえ」に集う客は男も女もとんでもない奴ばかり。

アンブローズ・ビアスの失踪という米文学史上最大の謎を題材に、不気味なファンタジーを創造し、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞を受賞した名作「壜の中の手記」をはじめ、無人島で発見された白骨に秘められた哀しくも恐ろしい愛の物語「豚の島の女王」、贈られた者に災厄

悪質なカルト集団を取り締まる特殊法人・寺社捜査局に勤める魚間岳士は、豪凡寺という寺の六地蔵の首が持ち去られた事件を追っていた。

「三か月まえに、八ヶ岳の別荘で息子を殺した犯人を見つけてほしい。

密室と化した図書館内で女性が短剣で貫かれる。周囲には七芒星の模様が。

12歳のあの日、父が殺され、少年時代の夏が終わった。 人生を変えた殺人。

富士の樹海で失踪した息子・小松原淳の伝記を書いて欲しい。売れない作家島崎に舞いこんだゴーストの仕事―。

地蔵坊先生お気に入りのカクテル『さすらい人の夢』の二杯目が空く頃、物語は始まる。

編集者の美緒は幼馴染の美由樹から相談を受けた。叔母の悦子が何かに怯えていると―。

ムガール帝国の重臣が衆人環視のなかで殺された。誰も逃げ出せないはずのエリアにいたのは王位継承者の王子。

解体された神様、鉢合わせの泥棒、歩き出した轢死体、拳銃を拾った失業者、拝金主義の富豪―。

1979年、浅草。時を超えた奇跡の物語 男は父親になっていく。

東京で出版社書籍編集部長が射殺された。

警視庁に十津川をたずねてきたのは、大学時代の同窓生広田まゆみだった。彼女は十津川の憧れの女だった。

北海道を走る「白糠線」が廃止となった日、サヨナラ列車が終着駅・北進まで運行された。

スージィこと内野智佳は、某国立大学工学部化学工学科の秘書。彼女の勤める大学周辺で暴行傷害事件が多発する。

「ミステリーの女王」と呼ばれた女。

ぼくは、死体が見てみたい…

北アルプス槍ケ岳付近に落雷があり、登山者が行方不明になった。

一流の経営コンサルタントだった私は、突如解雇され失業者へと転落した。が、人生は苦もあれば楽もある。

日本有数の難所・後立山連峰「不帰ノ嶮」で、一人のニュージーランド人登山家が転落事故を起こした。

四十二歳。円熟の十手さばき 将軍様の鷹が殺された──。

一九四二年一月、対馬要塞の重砲兵聯隊に補充兵役入隊兵百余名が到着した。陸軍二等兵・東堂太郎もその中の一人。

オリンピック競技場が何者かによって爆破された。バラバラの肉片となった被害者。

子供を失った悲しみは、四十の言葉を連ねても言い尽くせない―カナダの田舎町で起きた、十代の若者ばかりを狙った残忍な連続殺人。

汗も流さず、涙も見せず、おまけに根性もなくて、スポーツ無責任観戦。