熱氷
【この小説が収録されている参考書籍】 |
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 | 2005年08月12日 熱氷 (講談社文庫) 姉弟として育てられた朱音の突然の訃報を、氷山ハンター石沢恒星はカナダ沖の氷山採取船で聞く。帰国後、朱音の遺児・光晴と心を通わせるが、光晴は誘拐されてしまう。「俺は人は撃たない。撃つのは氷だけだ」という石沢に、総理を狙うテロリストは、解放の条件として“仕事”を課した。息詰まる3日間の攻防。 (「BOOK」データベースより) |
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt | ||||||||
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サイトに投稿されている書評･レビュー一覧です
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カナダで氷山ハンターをしている主人公の元へ姉の訃報が届く。10年ぶりに帰国した後、姉の息子が誘拐されてしまい、犯人より脅迫を受ける事になる。犯人の正体は？いったい何をやらされるのか？子供は無事助かるのか？3日間の物語です。 | ||||
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※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| このサイトで知った本。この作者はこれが始めてである。この作者は文章が本当にうまい。多くのキャラが入り乱れるのだが、文章が丁寧で読みやすいため、混乱することなく読めた。その登場人物は、敵も味方もみな個性的で魅力的。特に武器屋の兄妹は、ハードなストーリーに華を添えている。二点三点するストーリーも飽きることなく、先が気になって仕方がない。この小説では最初から最後までほとんど停滞することはなかった。また、読後感も非常に心地よく、特にこの文庫版は特別書き下ろしがついていて、それがまたいい。ハードボイルドな内容ながら、さわやかな風のような小説だった。 | ||||
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| 五條さんの著作の中でも好きな作品です。鉱物シリーズや革命シリーズもいいけれど、こういう単発物もいいですね。主人公は勿論、登場人物が皆一癖も二癖もあって、過去・現在が縦横に絡まってきます。特に武器屋の兄妹にはもう一度会いたい！と願っています。最後の最後まで飽きさせず、一気に読ませてしまう構成力と面白さ。絶対に読んで損は致しません。 | ||||
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| 有能な男が静かに闘う姿というのはやはり、たまらなく格好いいものですね。 主人公の石澤恒星は、寡黙な中にも誠実な人柄が溢れ、苦境に立っても冷静さ を保てる魅力的な氷山ハンターでした。数多くの登場人物たちが入り乱れ、途中少し混乱気味に読めてしまう（私が時間を置きながら読んでるせいでしょうが）ので星４つにしましたが、美貌の武器商人や、あどけない少年ら登場人物たちも皆魅力的で、 ラストの行き詰まる展開と意外な犯人とで、とても楽しめた１冊でした。 | ||||
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