断鎖 Escape
- R/EVOLUTIONシリーズ (10)
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根は善人ですが、親の束縛から逃れる為 密入国斡旋業の手伝いをしている青年が主人公です。 斡旋業に不穏な雰囲気が出てくる中、 主人公に密入国をさせてほしい人物がいると 謎の魅力的な男から頼まれて話は進みます。 報酬は、自分の両親の死。 ジョン・ル・カレと平行して読んでいたので、 読み易いと感じましたが、それでもしっかりと読み応えがありました。 五條瑛さんは防衛省出身だそうですので、 実際もこういう事があるのかなと思いながら読んでいます。 鉱物シリーズを先に読んでいたので、 今回の主人公はえらく性格が悪いなと思いながらも読んでいました。 しかし、読後感は、続きで解決されるであろう疑問が残りつつも、 気持ちのよい物でした。 | ||||
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これは本当の話ではないのか?と思える程、なまなましくリアルな密航者ビジネスの闇が描かれる。主人公・亮司は、最初は単なるごろつき。自由になりたいー独りよがりにほざいては親の干渉を過度に嫌悪し家を出て、あまつさえ親の死まで願う平和ボケぶり。密航者から金を取り、右から左に人を流し、偽造パスポートのために田舎の善良な人をだましては、その虚しさに乾いてゆく。そんな亮司の前に突如現れる、サーシャと名乗る美しい男。「この国に革命を起こさないか?」男はささやく。そうして亮司の人生は一変する。学校、と呼ばれる密航者の潜伏先の襲撃。周りの人間の裏切り。謎の老人。自分を探す追跡者。過去に傷を持つ女。飛び交う弾丸と嘘、まき散らされる血と、死の嵐・・人は逃げることはできない。ただ、自分を縛る鎖を自ら断ち切ることができるだけ。この小説で五條瑛が亮司に最後に手渡す手段とは。稀代の骨太なストーリーテラーが用意する最終章は、ことのほかほろ苦い優しさに包まれる。さぁ、Revolution8部作が、ここから始まる。 | ||||
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ハードカバー版が絶版となり、新しい作品かつシリーズものの第一作目なのになかなか読めなかったこの一冊。待望の文庫化でした。プラチナビーズから読み始めた五條瑛ですが、他の作品同様、人物描写に味があり、ストーリー展開も先を読ませない面白さでした。 | ||||
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非常に面白い作品です。さすが五条さんともいうべきか、話のまとめ方、伏線の置き方、惹きつけ方、どれをとっても秀逸です。ストーリーは、ちょっと道をはずれてしまった主人公の青年が、ある謎の男と出会うことにより徐々にその生活を一変させられていくというもの。その主人公の変わっていくさま(成長していくさま)も見ごたえありますが、それだけではなくその他に出てくる登場人物の切ない人間像や悲哀を感じさせる生き方には正直唸らされます。このお話には多数の外国人(むしろ主人公以外はほとんど日本人ではない)が登場するのですが、読み手にとっても“日本人とは何なのか?”、また“平和ボケしている日本人の甘さ”について考えさせられます。そしてなんと言っても見どころは、謎の男のささやく「革命をおこさないか、この国に」という一言!本を読む前に本の帯でこのセリフを見たときは、正直「何、これ?」と思ったのですが、このセリフの魅力は読んでみないと分からない!それをささやいた状況、言い方、この革命という言葉の持つ意味、それらが全て分かった瞬間にひどくこの言葉に魅せられてしまいます。思わず読み手のこちら側まで一緒に革命に巻き込まれたくなるような、あらがいがたい魅力があります。このシリーズは、さらに第二段、第三段と続きますが、二冊目三冊目になるにつれテーマが深くなっていきます。まずはこの一冊目から!って感じですが、読み進むうちに何度も日本人の忘れているものを沢山思い出させてくれる一作です。 | ||||
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謎の男・サーシャに出会ったことで、亮司の中に変化がおとずれる。平気で人をだまし、密入国を手助けし、両親を殺したいと願う・・・身勝手な亮司が、ゆっくり成長していく物語です。騙し、騙されるスリルに、サーシャのカリスマ性。亮司に思いを寄せる中国人密入国者の女性・・・かなり読み応えがありました!本気で何かをやろうとすると、それだけで人生が鮮やかになる。ラストもいい感じで良かったです | ||||
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