心洞 Open sesame
- R/EVOLUTIONシリーズ (10)
- 家出少女 (18)
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このシリーズが単に「革命シリーズ(1)」から8冊続くシリーズではない理由がわかる気がする。大上段に全部をつなげる壮大なロマンも、何代にも渡って語られる歴史物も素敵だと思うが、このシリーズの、ひとつひとつをまるでまったく別の物語に仕上げながらも、読み終わって最後のページを閉じると、シリーズ全体が向かう先と登場人物たちの立ち位置が少しずつ明らかになる、その仕掛けがたまらない!決してでしゃばりもせず、ページにしたら2ページくらいしか出てこない。でもなぜか連作の主要人物は抜群の存在感。サーシャが、リョウジが、そこで確かに生きている。五條瑛氏はその経歴(防衛庁にかつて勤務)から、その正体をほとんど語らないと聞くが、もしかしたら日本人ではないのでは?と思わせるような、ぎりぎりとした日本への焦燥感、退廃への憎しみにも似た怒りが伝わる。まだ3作目だがかなり大きい展開もあり、今後がどう膨らむのかがたいへん興味深い。叙情詩のように強く気高い本作と、哀れな純愛が、どうこの後に影響するのか。渇望しながら、次を待つ。 | ||||
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このシリーズが単に「革命シリーズ(1)」から8冊続くシリーズではない理由がわかる気がする。 大上段に全部をつなげる壮大なロマンも、 何代にも渡って語られる歴史物も素敵だと思うが、 このシリーズの、ひとつひとつをまるでまったく別の物語に仕上げながらも、 読み終わって最後のページを閉じると、シリーズ全体が向かう先と 登場人物たちの立ち位置が少しずつ明らかになる、その仕掛けがたまらない! 決してでしゃばりもせず、ページにしたら2ページくらいしか出てこない。 でもなぜか連作の主要人物は抜群の存在感。 サーシャが、リョウジが、そこで確かに生きている。 五條瑛氏はその経歴(防衛庁にかつて勤務)から、 その正体をほとんど語らないと聞くが、 もしかしたら日本人ではないのでは?と思わせるような、 ぎりぎりとした日本への焦燥感、退廃への憎しみにも似た怒りが伝わる。 まだ3作目だがかなり大きい展開もあり、 今後がどう膨らむのかがたいへん興味深い。 叙情詩のように強く気高い本作と、哀れな純愛が、どうこの後に影響するのか。 渇望しながら、次を待つ。 | ||||
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心洞。心の空洞。あらゆるものを持っていながら心に空洞を持ち、腐り、堕ちて行く。そんな日本人がたくさん住む新宿に、自分たちの国を作ろうと考える外国人たち。そこに巻き込まれて行く日本人の若者 エナとヤスフミも、心に空洞を持っていた。大切な人がいても、どうして人は堕ちて行くんだろう。どうして心の空洞は埋まらないんだろう。「革命小説」シリーズ第三弾。 | ||||
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今まで出ている「革命シリーズ」では一番好きでした。現代の若者の描写がとても素晴らしいです。若者の抱える心の闇や葛藤がよく描かれていて、共感できる部分が多くありました。また前2作に出てきた登場人物が更に色鮮やかに登場し、その成長ぶりに目を見張ります。この作品を読んで更に、主人公たちの起こそうとしている「革命」がどういうものなのかとても興味が湧きました。そしてこのお話でもやはり前回同様、多数の外国人の登場人物がでてくるのですが、諸外国から見た日本の特異性などが浮き彫りにされており、いかに日本が恵まれ、またどれほど危機意識に乏しいかを思い知らされます。この本を通して、自分の知らずにいた世界の中の日本というものを垣間見れるような気がしました。最後に、この作品でも五條さんの文章の構成の仕方、伏線の張り方は秀逸で、更に拍車がかかっていました。文句なしに面白いです! | ||||
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今まで出ている「革命シリーズ」では一番好きでした。 現代の若者の描写がとても素晴らしいです。若者の抱える心の闇や葛藤がよく描かれていて、共感できる部分が多くありました。また前2作に出てきた登場人物が更に色鮮やかに登場し、その成長ぶりに目を見張ります。 この作品を読んで更に、主人公たちの起こそうとしている「革命」がどういうものなのかとても興味が湧きました。 そしてこのお話でもやはり前回同様、多数の外国人の登場人物がでてくるのですが、諸外国から見た日本の特異性などが浮き彫りにされており、いかに日本が恵まれ、またどれほど危機意識に乏しいかを思い知らされます。この本を通して、自分の知らずにいた世界の中の日本というものを垣間見れるような気がしました。 最後に、この作品でも五條さんの文章の構成の仕方、伏線の張り方は秀逸で、更に拍車がかかっていました。 文句なしに面白いです! | ||||
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