奥様はネットワーカ

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種別
長編
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あらすじ

2005年01月14日 奥様はネットワーカ

某国立大学工学部で多発する暴行傷害事件。化学工学科秘書のスージィこと内野智佳の周辺でも不審な出来事が連続し、友人のルナも被害者となってしまう。事件は連続殺人に発展。それぞれに秘密を抱えた学部内の6人の人物の視点で謎を追うポエティカルな森ミステリィ。(「BOOK」データベースより)

評判

奥様はネットワーカの評価:

3.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.00pt

奥様はネットワーカの総合評価:

6.56/10点 レビュー 9件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(3pt)

とりあえずお仕事こなしました的な

軽めの題名に軽めの登場人物とポップなイラストがふんだんに盛り込まれた作品だが、描かれている物語はなかなか凄惨で重苦しい。

某国立大学を舞台に起きる連続殺人事件。その大学の化学工学科の面々を中心に物語は進む。

スージィこと内野智佳はアルバイトで雇われた秘書だが仕事が早くて有能。彼女は自分が同じ大学の情報工学科助教授の三枝と結婚していることを周囲に隠している。

ホリこと堀江尚志は同学科の助手。しかし彼はいわゆるロボットオタクで自己中な性格。しかもシステム管理者という立場を悪用して学科内のメンバーのメールを盗み見ている。

イエダこと家田恒雄は同学科の教授。教授という立場上、単位を欲しがる女子大生が彼の許を訪れることもあり、それを彼は一応拒まない。

サトルこと遠藤学は同学科の助教授。この中では最もまともな人間で堅実ゆえに最も目立たない。

サエグサこと三枝洋侑は先にも述べたように情報工学科の助教授で、まだ34歳。どうもモテる風貌をしているよう。

最後がルナこと鈴木奈留子。彼女は化学工学科の図書室の司書をしているが、今回一番の被害者である。なんと3度も襲われるのだから。

それに加えて謎のXという人物が学内に暗躍し、次から次へと大学の人たちを襲っていき、とうとう殺人事件にまで発展する。

上に書いたように装丁から登場人物設定などポップな印象だが、各章はほとんど各登場人物を中心に書かれ、そこに書いてある心情が実に暗鬱で内省的。
この頃は『四季』4部作を発表した時期と重なり、同4部作で見られた観念的な記述が本書でも踏襲されている。詩的で抽象的で観念的で、独善的。自分の世界に入り込み、ますます排他的になっている印象を持つ。

内容は一応ミステリでサプライズもある。

インターネットの普及によりいわゆるネット人格が叫ばれてきたことだ。二重人格、三重人格という人たちはかつて精神異常者の中でも最上級の物として恐れられてきたが、インターネットが普及することでほとんどの人が匿名性のあるハンドルネームを持つことになり、それによってネット社会という非日常を手に入れることで内面から湧き出る新たな人格が生まれた。

つまり本書はこの新たなツールによって誰しもがネット人格という別人格を持つことができ、それがサイコパスに発展する危うさを描いていた作品と捉えることも可能だろう。

当時森氏の人気は絶大でまさに引く手数多の状態。そんな状況で流石に筆の早い森氏でもやっつけ仕事の1つや2つはあったことだろう。本書はそんな感じを受ける作品だ。
内容の薄さと恐らく何でもいいから書いてくださいと云う編集者の言葉を真に受けて自分の好きなように文章を綴り、そして自分の好きなイラストレーターに頼んでふんだんにイラストを盛り込んだように思える。

カラー印刷を多用し、それを存分に活かす上質の紙で作られた本書はまさに森氏の趣味が横溢した1作だろう。
恐らく森氏個人は出来栄えに満足しただろうが、私にとって創作者と読者との埋まりようのないギャップを感じた作品となった。


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Amazonレビュー

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No.8
(2pt)

一応ミステリィ

イラストと合体することで、描写を必要最小限に抑えている。
また、視点がぐるぐる変わる。
台本か戯曲を読んでいるようなスタイルは間違いなく狙ったものだろう。
だが、標準を星三つとすれば、それ以下の評価にせざるを得ない。
初めてにして唯一の(?)連載作品だそうで、それなりに苦労したことだろう。
一応、というか充分にミステリィであり、
森マニアとして所有する分には充分に満足感はある。
奥様はネットワーカ Amazon書評・レビュー: 奥様はネットワーカより
4840106045
No.7
(2pt)

一応ミステリィ

イラストと合体することで、描写を必要最小限に抑えている。
また、視点がぐるぐる変わる。
台本か戯曲を読んでいるようなスタイルは間違いなく狙ったものだろう。
だが、標準を星三つとすれば、それ以下の評価にせざるを得ない。
初めてにして唯一の(?)連載作品だそうで、それなりに苦労したことだろう。
一応、というか充分にミステリィであり、
森マニアとして所有する分には充分に満足感はある。
奥様はネットワーカ Amazon書評・レビュー: 奥様はネットワーカより
4061824104
No.6
(3pt)

イマイチ

6人の登場人物、それぞれの視点で学校内の連続殺人事件を描く。

登場人物が似通った人物が多く、把握しきれない。そのために(?)挿絵が豊富に用意されているが、私は好きになれないイラストだった。


奥様はネットワーカ Amazon書評・レビュー: 奥様はネットワーカより
4840106045
No.5
(3pt)

イマイチ

6人の登場人物、それぞれの視点で学校内の連続殺人事件を描く。

登場人物が似通った人物が多く、把握しきれない。そのために(?)挿絵が豊富に用意されているが、私は好きになれないイラストだった。


奥様はネットワーカ Amazon書評・レビュー: 奥様はネットワーカより
4061824104
No.4
(4pt)

コジマケンのイラストの勝ち

2002年7月27日リリース。なんとなく新しいスタイルを模索したような作品。戯曲仕立てのようでもある。が、はっきり言ってつまらなかった。(●^o^●)
むしろ目立つのはコラボレートしたコジマケンのイラストのステキさだった。コジマケンのイラストの勝ち、という感じの作品になっているのが森ファンとしては残念無念である。
奥様はネットワーカ Amazon書評・レビュー: 奥様はネットワーカより
4840106045

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