悪夢喰らい



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    初公開日(参考)1985年10月
    分類

    長編小説

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    悪夢喰らい (角川ホラー文庫)

    2002年07月10日 悪夢喰らい (角川ホラー文庫)

    「走れ、もっと早く走るんだ!」謎の声に導かれ、憑かれたように走って死を迎える男。獣臭と血臭の入り混じる山小屋の中で繰り広げられた、血塗られた饗宴。漆黒の闇の中を泳ぐ巨大な竜。濃霧の中から突然広がる死屍累々の世界…。夢枕獏ワールドのエッセンスが凝縮された、珠玉の恐怖小説集。(「BOOK」データベースより)




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    悪夢喰らいの総合評価:7.64/10点レビュー 11件。Cランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.11:
    (3pt)

    時代はやや感じたものの、すいすい読めて、まずまず楽しめた怪奇幻想作品集でした。

    B級・怪奇幻想譚の短編集といった一冊。1981年(昭和56年)から1984年(昭和59年)にかけて雑誌に掲載された短篇を九つ、収めた単行本です。

    玉石混淆。割りと面白い作品もあったんだけど、全体として、アナログのレコードを聴いているみたいな、やや古びた印象を受けました。期待してたほどではなかったかな。

    なかでは、日本の昔話の某作品に〝宮沢賢治〟童話のスパイスを混ぜて、それをホラータッチの劇画風に処理したみたいな「ことろの首」が、一等面白かったっすね。すいすいとテンポよく読めて、楽しめました。

    もうひとつ。筒井康隆っぽいとんでもねぇ展開におったまげた「四畳半(よじょうはん)漂流記」も、かなり楽しめました。語り手の〈おれ〉が、部屋の窓から眺める暗黒の景色にうっとりしましたわ。

    収録九篇のタイトルならびに初出は、以下のとおり。

    ⛰️ 鬼走り(きばしり)───『野性時代』1983年12月号 ※初出時のタイトルは「笑う跫音(あしおと)」
    ⛰️ ことろの首───『野性時代』1984年4月号
    ⛰️ 中有洞(ちゅううどう)───『SFマガジン』1982年3月号
    ⛰️ のけもの道(みち)───『小説推理』1981年6月号
    ⛰️ 骨董屋(こっとうや)───『問題小説』1982年11月号 ※初出時のタイトルは「私が棄(す)てた女」
    ⛰️ 四畳半漂流記(よじょうはんひょうりゅうき)───『SFマガジン』1983年2月号
    ⛰️ 八千六百五十三円の女───『問題小説』1981年6月号
    ⛰️ 霧幻彷徨記(むげんほうこうき)───『山と渓谷臨時増刊 山の写真』1982年No.1
    ⛰️ 深山幻想譚(しんざんげんそうたん)───『ブルータス』1981年6月12日号

    ちなみに、角川書店刊行の単行本(1984年10月5日初版発行)の表紙カバーの装画・イラストが、なかなかにキモ怖くて、いいっすね。装丁・辰巳四郎となってます。グッジョブ!
    悪夢喰らい (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪夢喰らい (角川文庫)より
    4041626013
    No.10:
    (5pt)

    昔から夢枕獏氏の作品のファンです

    もうン十年前にコチラの作品を読み、引っ越しがあった為 その時は古本屋さんへ処分してしまったのですが、また読み直したくなり購入しました。
    陰陽師などの映画化された大作より、氏のこういった短編が好きで 殆どを読んでいますが、
    中でもこの一冊は秀逸で、それこそ「世にも怪奇な物語」などでドラマ化したら大ヒットすると思われるのですが…中でも「鬼走り」「ことろの首」
    「中有洞」などは映像化しても良い作品になりそうな…と思っていますが。
    その他の作品も素晴らしい作品で、どれも傑作揃いです。
    これからはこの本を手離さずに 書棚に置いておこうと思います。
    悪夢喰らい (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪夢喰らい (角川文庫)より
    4041626013
    No.9:
    (1pt)

    【要注意】Kindle版は『骨董屋』『中有洞』は収録されてません。

    『骨董屋』を読み直したくてKindle版を購入しましたが、巻末に「『中有洞』『骨董屋』の二篇は、自選恐怖小説集に再録されたため本書では割愛」との記載。
    好きな作品集に低評価を付けるのは心苦しいですが、出版社に不誠実さに★ひとつです。
    悪夢喰らい (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪夢喰らい (角川文庫)より
    4041626013
    No.8:
    (5pt)

    どれも完成度の高い作品、37年前の小説なのに少しも古びていません

    私が持っているのは平成14年(2002年)初版の再文庫化された角川ホラー文庫です。一番最初の単行本発行は昭和59年(1984年)で、後に一番初期の頃の角川ホラー文庫になりました。こちらには東雅夫氏のあとがきがついていますが、日本のホラー小説の状況をさかのぼって解説してあり、なかなか興味深いです。
    それによると、70年代はホラー小説が活況。当時はホラーという言葉はなく、怪奇幻想小説とかスリラーとか呼ばれていました。そして80年代は退潮期だったと。1984年に夢枕氏は後に長大なシリーズとなった「魔獣狩り」の第1作目を発表して大反響を巻き起こし、伝奇バイオレンス作家と呼ばれるようになるのですが、その時同時にこのようなホラー短編集も発表されていました。
    その時のご本人のあとがきで「おどろしげな活劇を書く夢枕獏というイメージが先行しているが、心残りや不安もある。”現代風『雨月物語』”のようなものもやらせてくれるところはないか」というようなことを書いておられたそうです。東雅夫氏は、それが後の「陰陽師」シリーズに繋がったと推察していらっしゃいます。

    こちらはまさにその言葉通り正統派スタンダードなホラーともいうべきもので、これだけの年月を経てもまったく古びていません。
    童謡が不気味な雰囲気をかもしだす「ことろの首」、不運な者や軽んじられ続けた者の怨念が爆発する「鬼走り」や「のけもの道」、異次元空間に迷いこんでしまう「四畳半漂流記」、エロティシズムに満ちた「八千六百五十三円の女」、山の怪談「夢幻彷徨記」と「深山幻想譚」。特にこの最後の「深山幻想譚」は山の情景を描いた文章が大変美しく、詩のように繰り返し読みたくなります。

    自分が好きなのは「陰陽師」や「上弦の月を喰べる獅子」、「神々の山嶺」などの系統でバイオレンスものはまだ読んだことがありません。夢枕氏の小説には、時に暴力的な衝動をもてあました男性が登場しますが、これらの静謐に満ちた小説とは対極のものであり、氏も昔は多少そんなものを秘めた人間だったんだろうかと思うと不思議な気持ちがします。
    夢枕獏ホラーの原点を知るにもいい短編集だと思います。
    悪夢喰らい (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪夢喰らい (角川文庫)より
    4041626013
    No.7:
    (4pt)

    夢枕獏のエッセンスがたっぷり

    鬼走り
    ことろの首
    中有洞
    のけもの道
    骨董屋
    四畳半漂流記
    八千六百五三円の女
    霧幻彷徨記
    深山幻想譚

    解説 大原まり子

    アニメ化された作品も多く収録されてます。
    悪夢喰らい (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪夢喰らい (角川文庫)より
    4041626013



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