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わたしは、宮沢和子。みんな、わたしのことをワコってよぶの。
熱烈な清張ファンを自任する作家が一人で全巻を編集するいま最高に面白い小説選集。政治的謀略か、狂気による被害妄想か。
恭国は、先王が斃れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。
「蛍の河」で第46回直木賞を受け、以来、悲しき戦記の数々を発表、その一作一作で戦旅に生き永らえた者の宿業を果たしつつ、兵隊という名の悲しき人間の生と死と愛と憎しみとを、戦場の点綴の中に写して、大いなる感動を伝える伊藤桂一の世界―黄塵吹く戦場裡に突発した奔敵
健気に生きながら逆い難い運命に翻弄される女たちの、宿命的なまでに哀して生き様を江戸の貧しい市井を背景に描く。
葛飾の路地で寄り添い暮した長屋の面々がそれぞれの悲しみと別れを乗り越えて今年もまた、春野家の当主の命日に集う―下町を舞台に人々の哀歓を謳った長篇小説。
京都市の北郊・氷室町で、若い女性の殺人死体が発見された。どこか別の場所で殺され、遺棄されたらしい。
ヘイドンのもとに青年時代の父を描いた絵の写真が屈いた。緑の瞳の美女の写真が続き、不審な写真が次々に送られてきた。
ミステリーの王道ともいえる本格物をトリック別に分類したアンソロジーの第三弾は、殺人になくてはならない“凶器”のトリック集。
フットボールのオーナーが早朝のジョギング中、トラックに轢き逃げされた。
仁科優子は娘の高校受験の便宜を図ってもらうために志望校の学務部長と性的関係をもつが、性病を移されたために夫に不倫がばれ、相手は娘の家庭教師の南佐一郎だと嘘をついてしまう。
瀬戸内に浮かぶ流島で発見された凄惨な首なし死体。首から上には奇怪なマネキンの頭が…。
八丈島南方洋上で捕獲されたヨシキリザメの胃から、人間の左手が発見された。検死の結果、暴力団員横堀好男のものと判明。
1936年7月に始まったスペインの内戦で、外人部隊に身を投じた日本人義勇兵・ギジェルモこと佐藤太郎。
美奈子は、温泉でのんびりお肌ツヤツヤにしようと、知人の不動産会社の保養所へ。ところが、社長の遺体が露天風呂で発見された。
日美子は鎌倉・二階堂の豪邸に住む旧友、小栗田沙織から突然の電話を受けた。妹の愛が何者かに縛られ、滅多刺しにされたという。
京都府警本部に事件の予告電話。現場は縁結びで有名な知恩院の濡れ髪明神境内―画商の殺害死体。
元警官のラリー、敏腕セールスマンのハンク、パイロットのエディー、貴金属ディーラーのドンの四人は親友だった。
ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った。この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。
呼吸するように本を読む主人公の「私」を取り巻く女性たち―ふたりの友人、姉―を核に、ふと顔を覗かせた不可思議な事どもの内面にたゆたう論理性をすくいとって見せてくれる錦繍の三編。
新婚旅行の思い出をたどるため―銀婚式を迎えた野々村省三・文恵夫妻は、二十五年前と同じく、能登へと旅立った。
弁護士から浮気調査を請け負って日銭を稼いでいるジャック・フリッポは、かつてはやり手の検事補として誰からも一目置かれる存在だった。
元警視庁の辣腕刑事・室生一喜が営む貧乏探偵事務所に、勝山華子という老婦人がやってきた。
伊賀上野に遺る忍者屋敷のどんでん返しから絞殺体が現われた。誘拐された令嬢女優・湯川由美の変わり果てた姿であった。
三谷葉子は確固たる殺意を秘めて小杉の自宅に向かった。山中でレイプされて以来、葉子はカネと体を小杉に貧られ続けてきたのだ。
尾田和成は二十年以上の刑事生活にピリオドを打ち、“K探偵社”に再就職することになった。
東京生まれの東京育ち。箱根から西へは行ったことがないという坂田勇吉は、食品会社に勤める若手サラリーマンだ。
百五十センチそこそこの小柄な体躯で、鼻が低くてふっくらとした頬、理知的というよりむしろ滑稽なお多福顔…シャープなイメージからはほど遠い四十二歳の女検事霞夕子が現代社会の病弊と人間の不可解さが生み出した殺人事件の犯人を、ソフトにしかし鋭く追いつめる連作推理三
雪の夜、チンピラ二人組にボーナス袋を強奪され、北岡吾郎の平凡なサラリーマン人生は終わりを告げた。
北海道の東に位置する神秘の湖『チミケップ湖』に幽霊が出る。その噂を追って湖畔にキャンプを張った中垣内和少年一行の六人。
新橋の路地裏で男性の刺殺体が発見された。所持していた免許証の本籍地には「月影」の文字。
美人ホステスをレイプするつもりで誘い出し、崖から突き落として殺害したという容疑で二人の若者が起訴された。
ホームズと警視庁の片山刑事の妹・晴美は、バスに乗っていた。見知らぬ少女が「おいで。
きみが先祖から受け継いできたものの正体が知りたい―都内の小さなPR会社を経営する俵谷慎介のもとに、郷土史家を名乗る老人がふいに現れた。
一冊の本を抱えて旅へ出た記憶喪失の女性の死は、妹の事故死と関係があるのか。調査に乗り出した青年の名は浅見光彦。
百五十センチそこそこの小柄な体躯で、鼻が低くてふっくらとした頬、理知的というよりむしろ滑稽なお多福顔…シャープなイメージからはほど遠い四十二歳の女検事霞夕子が現代社会の病弊と人間の不可解さが生み出した殺人事件の犯人を、ソフトにしかし鋭く追いつめる連作推理三
誤って恋人の脚本家を射殺してしまった妹をかばうため、凶器の拳銃を捨てようと山梨方面に車を走らせていたフリーライター、世良祐介。
大作絵画の制作依頼を受けて赴いた真鶴の教団本部で、奇しくもあの謎の男と邂逅、男の眼許に義兄の面影を見た山辺修二は、義兄の出生の秘密を探り始める。
1度限りの大トリック! たった1度の大トリック!劇中の殺人は真実か? 俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。
名古屋のホテルと深大寺公園での医師連続殺人事件…薬品の闇取引きや診療拒否、荒廃した医療現場を衝く長篇推理。
血で爛(ただ)れた顔、その上を縦横に走る不可解な亀裂。凄絶怪異「怪物」が虚栄の都・ハリウッドに出没。
右足にダンスシューズ、左足はブーツという奇妙な死体が発見された。15年前にも同様の事件があり、犯人は捕まっていない。
ブルックリンのユダヤ人コミュニティに秘蔵されてきた一つの財宝が紛失した。
ミサイル・フリゲート艦「ターナー・ヴァン・ザンド」の副長、ダニエル・レンソンは複雑な思いだった。
新人作家の登竜門といわれる文学賞を受賞し、一躍、人気作家の仲間入りをした小高省吾には、人には言えない秘密があった。
うつろな心を持てあますバークのもとに、昔のムショ仲間ヴァージルの妻が訪ねてきた。
信州諏訪大社・御柱祭のハイライト、勇壮な木落としで、巨大な御柱が暴走した夜、東京都大田区の諏訪神社の境内で男の変死体が。
製薬会社の社長令嬢・橋田久子は出雲伝説に興味を持ち、白血病と闘いながら綿密な研究を重ね、『もう一つの邪馬台国』という著作を手がけていた。
199X年度「ノーベル賞」には微かな腐臭がした―イギリス医学界の重鎮が受賞した「医学・生理学賞」の周辺に不自然な死が多すぎるのだ。
絶海に行方定めぬ小船が一艘、瀕死の有明男爵と忠臣久留須左門、そして親友と謀り内心で男爵を憎む大曾根五郎が飢渇に喘いでいた。
凶悪な宝石強盗団が鎌倉駅前の宝石店を襲った。一味の手口は店主夫妻を射殺し、右耳を切り落とす残虐極まりないもの。
「王家の谷」へと向かった考古学研究室の一行を待ち受けていたのは、閉ざされた王墓の中での惨劇だった。
若い女性の変死体が発見され、捜査に奔走する赤かぶ検事や行天燎子警部補。
都会暮らしからレイドバックして、大阪西北端の山林に暮らす竜門卓。彼の生業は行方不明になった猟犬を探すことだった。
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