(短編集)
木戸の椿
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順番がだいぶ前後してしまいました。これほど昔のシリーズとなるとなかなか順番どおりに読んでいくというわけには参りません。三巻、一巻、そして第二巻という変則的な順番になってしまいました。雑誌への発表の時期は、この二巻は1992年です。ここでは、秀太朗と悪心との関係も半公認という状態になり、秀太朗の鯉屋での振る舞いにも前は見受けられた遠慮というものが見られなくなり、やりたい放題で「居候」というか「用心棒」の生活を頼み始めたというところでしょうか。特に本巻での最初の三話はすべて事件の解決が犯人への一種の金銭的な恐喝(カツアゲ?)という形を取っており、ますますやくざとの境界線がつけにくくなってきています。その他の事件の基本的なプロットもどれも著者の他の作品で一度ならず見たような記憶が残っているようなものが目立っています。案外、発表時期から言っても、この「公事宿」シリーズが著者の他のシリーズものの原型なのかもしれません。 | ||||
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宮部みゆきさんの時代小説を読み漁り、ほぼ読みつくしたので、ほかにおもしろい時代小説がないかネットで検索したところ、澤田ふじ子さんの公事宿事件書留帳シリーズにいきあたりました。京都出身なので、物語の場所が京都であることが、非常に臨場感があり、また、主人公の人となりがかっこよくておもしろいです。シリーズがすでに20冊を超えていることもよかったです。 | ||||
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公事宿第2弾の本作は、前作に比べて市井色、人情色が濃くなっているように思います。菊太郎を中心とする登場人物たちのちょっとトボケタ会話、菊太郎とお信の恋の進展も楽しいですが、それぞれの作品にもう一つ味を加えているのが、作者が自ら述べるところの「京都の知恵」「京都独特の生活文化」。また作者の絵画や美術工芸品に対する造詣の深さも所々に表れていて、ストーリーを楽しみつつ京の文化に触れ、また美術への知識も得られ、読んでて飽きさせません。決して期待を裏切らない一冊です。 | ||||
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公事宿事件書留帳シリーズの第2編。 7つの短篇が収録されているが、意外な展開を辿る作品が多くてどれも楽しめた。 例えばタイトルになっている「木戸の椿」は、貧しい長屋暮らしの少女が誘拐されるが、その理由がユニークで面白い。また「甘い罠」のような人間の冷酷さにぞっとさせられるような作品もある。 主人公の菊太郎とお信の間も進展してきており、こちらの展開も楽しみで、第3篇を早速読みたくなった。 | ||||
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『公事宿(くじやど)』シリーズ第2作では、前作からの登場人物たちを引き継ぎ、 馴染みの顔ぶれも増えて楽しみが増す。 サイドストーリーとなるそれぞれの物語も少しずつ前進し、 その人間関係の味わいも深みを増して読みどころのひとつとなっている。 主人公菊太郎の毎回の鮮やかな活躍や、奉行所内でも一目置かれる人となりも爽快。 余談ではあるが、ドラマ化されているキャスティングよりも、 原作の菊太郎はずっと二枚目で伊達男、凛としたイメージなのだが、どうだろうか。 | ||||
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