螢の橋



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    8.00pt (10max) / 1件

    Amazon平均点

    5.00pt ( 5max) / 1件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1999年10月
    分類

    長編小説

    閲覧回数134回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    螢の橋 上 (徳間文庫)

    2010年09月03日 螢の橋 上 (徳間文庫)

    『板倉籠屋証文』から浮かび上がった意外な新事実を元に、政治や芸術にかける男の野心、恋を雄大に描く長篇時代小説!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    螢の橋の総合評価:10.00/10点レビュー 1件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.1:
    (5pt)

    焼き物の世界と豊臣家再興の話を融合させた異色の名作です

    ★上下巻あわせてのレビューです★

    時代は徳川3代将軍家光の時代。
    大阪夏の陣をもって戦国の騒乱がひと段落し、世は泰平の時代に向けて落ち着きを見せ始めたころ。
    未だ豊臣残党が生き延びている時代でもあり、徳川幕府は豊臣派の壊滅に情け容赦のない仕打ちを行い、全国には40万人にも及ぶ牢人(作者は「浪人」ではなく敢えて「牢人」の文字をあてています)があぶれたとか。

    情け容赦ないのは武士に対してのみならず。
    豊臣側に加担したとして、美濃織部焼で焼き物の世界に一時代を築いた古田織部正は徳川に切腹を命じられ、以後、織部焼は衰退の一途を辿ることになります。

    そんな時代において、豊臣家の再興と幕府転覆を計り虎視眈眈と準備を進める豊臣家残党一派。その頭に担ぎ出されたのが、知将・真田幸村の嫡男・真田大助幸昌。
    一方、美濃織部の再興に熱い情熱を燃やし、京の野々村仁清の元で修業を積む若き陶工・平蔵。
    平蔵と同郷で許嫁、今日のやきもの問屋「久々利屋」に奉公するお登勢。

    出家し名乗り一介の僧侶として一生を終えることを望んでいた東庵(=真田大助)と、旅の道中に偶然出会い、東庵の人柄に魅せられ、親交を重ねることになった平蔵。
    「久々利屋」に奉公人として潜り込み、品物を横流しすることで軍資金を荒稼ぎする豊臣残党。

    世が世でなければ、平凡に真面目に幸せに生きたであろう東庵と平蔵とお登勢。
    本人の意思に関係なく、時代の荒波に揉まれ過酷な運命を背負わされることになります。

    焼き物の世界と豊臣残党。
    全く関係なさそうなふたつの物語を見事に融合した作品です。
    当時の焼き物の状況や武士の悲惨を紹介するエピソードもふんだんに盛り込み、読み進めるほどにハラハラドキドキさせられ、読み応えのある一冊となっています。

    単行本の帯表紙に「涙あふれるグランドロマン。名匠・澤田ふじ子の最高傑作!!」とあります。
    このキャッチコピーが大袈裟とは全く感じない名作です。
    螢の橋 上 幻冬舎文庫 さ 5-11Amazon書評・レビュー:螢の橋 上 幻冬舎文庫 さ 5-11より
    4344402650



    その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク