真葛ヶ原の決闘
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このシリーズ、第二巻目が図書館にないため、ひとつ飛ばして、第三巻目を読みました、タイトルともなっている決闘はいつもながら最後の結末がどうも現実味に欠けます。むしろ最後の「鳥辺山鴉心中」がいい出来です。いつもある博打へののめりこみ、係累とのしがらみ、美術品への情熱、そしてこのような形でしか果たせなかった責任の取り方、どれもしっくり味わせてくれます。 ところで、今作品に限らず、著者の作品でどうも気になるのが、いつも出てくる私的な処理へのresortですね、つまり現世の法でさばけないため、主人公が最終的には私的な救済に訴えてしまうパターン、これはどうなのですかね。あまりにも安易な形にしめくくりを持って行ってしまい、作品としての深みにも欠落してしまう印象が抜けません。それにこれじゃ、やくざや暴力団と同じじゃないか。というよりももしかすると、これこそが日本での治安対策の肝だったのかもしれませんね。著者の「陰陽師」シリーズもそういう解釈ができます。そしてその舞台が京都となると。ところで、本巻で登場した梟ですが、今後も登場するのでしょうか。 | ||||
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二作目「夜の腕」の記憶がイマイチ薄いので、今作が力作揃いで興奮して読みました。表題作は、敵討ちがメインとなっており、60人対4人のまさしく決闘が、祇園社に接した真葛ヶ原で行われたゆえに成功する顛末が描かれています。京を舞台にしていることで、常に歴史の裏打ちがあるのがうなるところですね。「梟の夜」は、頼助の見知る雑色、安蔵の死と祇園祭がからまる作品。江戸時代の四座雑色についてふれられています。差別される側でありながら、帝の守護にもつく特権階級でもあった・・歴史の勉強になりました。 | ||||
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