いのちの蛍
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高瀬川シリーズの第二巻です。第一巻では複数の登場人物の深い関わり合いが最後で明らかにされて一つの大上段を迎えたのですが、シリーズとなったこの段階では、ストーリーの展開する場所が移動します。旅籠から居酒屋へというわけです。旅籠も様々な人々が集まり散じる場だったのですが、居酒屋というのも人々の集まる場所です。このvantage pointから宗因が第二巻では中心となり大活躍と相成るわけです。物理的な移動だけではなく、時間も第一巻の終了時から約二年ほど経過しています。 ストーリーはこの種の時代小説の定番でたわいもないものです。敵討ち、商家の跡取りの女遊び、離縁などといったお決まりの話が展開されます。どの場合もこの場所に存在した「秩序」の下で丸く収まって行くと言いたいのですが、著者はさりげなくこの構図から外れるエンディングを時々用意しているのです。「討たれの桜」「いのちの蛍」「夜寒の船」などはどれもハッピーエンディングとならない作品です。特に「討たれの桜」はちょっと凄惨さを醸し出している作品であり、この驚くべきエピソードの余韻はその後言及されることは第二巻ではありません。ところで、「背中の影」では近江の堅田や浮見堂が出てきます。 | ||||
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