篠山早春譜
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第3巻でも試みられたマンネリからの脱出がこの巻でもうかがわれます。新しい副主人公が登場します。藤蔵です。ただ作者のこの種の試みには共通したパターーンがあるようです。彼らはいつも元侍というか武士なのです。ちょっとした間違いから武士として生きることに幻滅し、宗因と同じように武士の地位を捨て町人としての生活に満足を求めているパーソナリティというわけです。元侍というわけで非常に強く他の町人からも一目置かれるというわけです。ここに作者の暗黙の美意識が反映されています。高瀬川の界隈での角倉会所での町民の間での秩序を一種の家父長的な理想郷のように描きながらも、やはり究極のところでは侍による実力と権威が秩序の維持を実質的に担保するものとして前提とされているのです。ただ作者のこのような人物への愛着は結構ドライなんですかね。数編で活躍するわけですが、宗因との関わりの中で、シリーズの進行の中でのその人物の位置付けが難しくなるとけっこう簡単に退場と相成ります。うーん。この種のシリーズを継続させていくのは至難の業なんですね。 | ||||
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