狐官女
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第二巻で大黒党という一つの対立軸が導入されるのですが、このラインは突き詰められることはありません。この対立はすぐに緩和されてしまいます。第三巻で導入される構図は、新しい副主人公、元大垣藩の侍である佐兵衛です。この仕掛けはちょっと唐突です。とはいえ博学な佐兵衛とその組み合わせの相方である幼い「お妙」はこの第三巻の主人公のようで、もともとの主人公である平九郎は背景に退いてしまいます。本巻のもう一つのhreadでもあるお妙の父親をめぐる「敵討ち」も第三巻の最後ではその必要性がいつの間にか「昇華」されてしまい一件落着と相成ります。この対立構造のdeconstructionという構図は、ご都合主義と切って過ぎることもできますが、これは著者の世界観と美意識の表れと捉えることも可能でしょうか。また「畜生塚」では平九郎の若かりしころのエピソードが紹介されますが、どうもこれも唐突でどうもおさまりが悪いようです。ところで、この作品に限らず、著者の作品は岐阜、それも大垣に関わる人物が登場することが多いのですが、どうしてなのかな。 | ||||
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