(短編集)
恵比寿町火事
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シリーズ8作目。本作に収められている短編はいずれも幻冬舎のPR月刊誌「星星峡」に掲載された作品。ほとんどが書き下ろしだった6・7作目に単調な作品が目だったのに対し、毎月1話づつ書き進めるのが良いのか、本作はそれぞれのお話に味と深みがあり、昔の良さが戻ってきた感じです。 本シリーズの魅力のひとつは、さり気なく所々に挿入される京都の市井の人々の人情味溢れる生き様。粗末な着物の若夫婦が幼子に屋台の飴をねだられ困惑しながらも買ってあげる姿に垣間見える貧しいながらも清く懸命に生きる家族の様子、家を助けるためにシジミ売りをする少年に焼き芋をあげ温かい声をかける関所の役人の心の優しさ。どれも単なる挿話なのにジーンと心に残りました。 個人的にはちょっと結末に納得できなかった作品もあった(「寒山拾得」「無頼の酒」)ものの、さすが「公事宿」と思わせる一冊でした。 | ||||
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