婚約者に結婚の延期を告げられた女、新しい恋を失ったシングルマザー、彼氏の代役をさせられた大学生、永遠を信じない実業家。

蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その陰には、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす、「報復屋」としての姿があった。

『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきました! クールでちょっととぼけた死神を、今度は書き下ろし長編でお楽しみください。

捜査一課の犬養隼人が高速バス事故現場でみた真相とは?(「赤い水」)。

知らないままでいられたら、気づかないままだったら、どんなに幸福だっただろう――革命児と称される若手図書館長、中途半端な才能に苦悩しながらも半身が不自由な母と同居する書道家と養護教諭の妻。

多摩川の河川敷で発見された猟奇死体。臓器を抜き取られ、黒焦げにされた遺体の下からはトンボのペンダントヘッドが発見された。

「大事なことを三つ言っとく。緊急時は非常停止ボタン。

現在最も注目を浴びる気鋭の歴史小説家が描く織田家をとりまく異色の人々、毛利新助、原田直政、津田信澄、彌介など。

パパは会社の罪をかぶって逃亡中。

都筑道夫が師事した短編の第一人者の全貌が明らかに。

「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて…。

見知らぬ赤ん坊を連れてきた父親が、まさかの突然死。母亡き後ひきこもり歴4年の雅祥が、いきなり育児を任されることに。

背任の容疑をかけられ、妻と娘を残し失踪した元銀行員の冒険。

旅行作家・茶屋次郎の友人糸島が北アルプスで遭難死した。

12月のある日の午後。森野夜は雑木林の地面に横たわっていた。

医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。

武士、庶民の区別なく、季節はめぐり、夏の陽光が江戸にふりそそぐ。

赤目姫とは、いったい誰なのだろうか?森博嗣知的エンターテインメントの傑作。

圧倒的価値観の支配する中、個として抗う勇気とは―1945年、太平洋戦争末期、海軍中尉の峰岸は特攻のために飛び発ったゼロ戦の中で、任務に背き生き延びることを決意する。

神社の境内にある樹齢千年を越える木の前で、刺殺体が発見される。被害者は、高校時代に石井をいじめていた望月だった。

昭和40年代、太陽の歩みが今よりも遅くて、1日が十分に長かったあの頃。

所轄の窓際部署にやってきたキャリア警察官・小早川冬彦。

俺たちの青春には何が足りない? ―――奇跡だよ! ! 卒業式まで残り39時間。

「七人目」の脅威がいまだ残る六花の勇者たちは、ドズーの話から、テグネウの策略の一端を知る。

大学を卒業し、新聞記者になった霧島涼。しかし理不尽と堕落が蔓延する毎日に、涼は苛立ちを隠せない。

どうして、僕は大学受験をするのだろう。

妖怪のＤＮＡを持つ存在、「妖人」。茶室「妖〓（き）庵」の主・洗足伊織は、すば抜けた美貌と洞察力を持つ妖人だ。

女優・中村美矢子は、土佐中村への一人旅の車窓から、河原で男が襲われる現場を目撃する。

昭和十六年九月二十五日、一隻の最新鋭艦が密かに横須賀を出港した。

超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。

空海を宿す魔神黒御所が、東北の地に現れた。なぜ空海が彼の地に?徐々に繙かれる空海の若き日の謎。

過去は変わらないはずだった―1992年夏、未来から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。

各国の傭兵たちの窓口となり陰でサポートする「傭兵代理店」。

隠居した深川の茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか「ほら吹き茂平」と呼ばれるようになった。

捜査が難航している殺人事件の犯人を教えたり、ある人物の殺害を予言し的中させる手紙が何通も警視庁へ届いた。

鎮魂と慟哭のミステリー! 大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。

妻と別居中の雑誌編集長・一博と、息子がいる妻と再婚した惣菜屋の康文は幼なじみ。

若だんなと兄やの五つの約束って?超不器用な女の子が花嫁修業に来たり、幽霊が猫に化けたり、病弱若だんなの周りは今日もてんやわんや。

止まらない鮮血、鳴り響くアラーム、飛び交う怒号。手術室は悪夢の戦場と化した! 冒頭から一気読み。

鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)、売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)、斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)、フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」)…好評『

大学の学食で、エリカは強烈な力を感じ取った。そして直後に、ひとりの学生が「胸が…苦しい」といって突然息絶えたのだった…。

浜名湖畔の料亭「花ずみ」。ある日、名女将の後を継いだ旬平から、妻の通子に奇妙な電話が入る。

頭を使うか、体を使うか…。妻の座と店の主導権をめぐって、二人の女は火花を散らす。

物語に、喰われちまえ。想像力の暴走に任せた、驚くべき古書幻想譚 また買ってしまった──。

パリ市東部に位置するヴァンセンヌの森で女性の焼屍体が発見された。奇妙なことに、その躰からはすべての血が抜かれていた。

義憤の女神は、パンドラの箱に手を掛けた―― 実父の犯した殺人事件を追う記者。

秀吉の死後に豊臣家で起きた内部抗争を、三成の娘・辰姫を養女にし、天下の平安を願い続けた寧々はどんな思いで見ていたのか?三成・家康の視点を交えて描く「寧々の関ヶ原」。

ダイビングの事故で死んだ兄の後を追い、兄の在籍していた海洋大学の潜水実験に志願した潮(うしお)。

本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の八五郎、後家女のお染など、ひと癖ある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。

ちょっとおかしな新シリーズ始動! いまや事業認定された超能力で、所長の増山ほか、能力も見た目も凸凹な5人の所員が、浮気調査や家出人探しなど依頼人の相談を解決!

あなたの会社やマンションは大丈夫? 誰もボタンを押していないのに、必ず3階で止まるエレベーター。

新しく庁舎が建てられた東京湾臨海署の刑事課に、新たな刑事が配属された。

思い出は人を幸せにも不幸にもする――京都府警元刑事が始めた「思い出探偵社」をめぐる、切なくて懐かしいハートフルミステリ第二弾。

明治13年、福岡藩士出身の月形潔は、集治監建設の団長として横浜港から汽船で北海道へと向かった。

将軍家継嗣の徳川家慶は、相変わらず西の丸での窮屈な暮らしに鬱々とした日々を過ごしていた。

水無月、品川の河童祭を明日に控え、「立場茶屋おりき」の茶立女たちは席の暖まる暇もない。

夏を軽井沢で過ごす浅見家。

●小学5年生の浅見光彦のクラスに本島衣理という転校生がやってくる。席が隣同士になったものの、光彦の第一印象は最悪だった。

仲間の力を借りて、素人集団の選挙戦がスタートする。健一郎は妻子と離れて、泣く泣く単身赴任。

こんな会社、辞めてやる!失業中の駒井健一郎の前に高校時代のライバル・天知達彦が現れる。「次の選挙に出る。

姉は本当に事故死だったのか?傷ひとつない綺麗な遺体に、納得できないでいた妹は、妖怪雑事相談所「深山木薬店改」を訪れる。

怪盗ポストに一通の手紙が届いた。いまだ解読されていない謎の古文書、ヴォイニッチ文書を盗んでほしいというのだ。

死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された天祢山紫郎は、音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出す。

一人の女を捜して欲しい―すべてはその依頼から始まった!依頼主が頼ったのは、フィリピンで暮らし、“海洋民族”の女から学び自己訓練に没頭する海自の元特殊部隊員、河合斌。

「ほたるの舞う頃にはまた戻る」と言い残して去った男を尋ねて上京した、箱根の湯宿の女主人おみねだが、運悪く持ち金を掏られてしまう。

矯正施設に侵入し、ついに沙布との再会を果たした紫苑とネズミ。邂逅の喜びもつかの間、沙布の身に起きた異変に愕然とする。

小田原北条家の尖兵、玉縄北条家の当主・氏舜は一門を率いて関東の戦場を駆けめぐっていたが、心中では仏門への憧憬を捨て切れず、己の生きる道に思い悩んでいた。

「ついに初恋だぜ、すごいだろ。

“いま宗桂先生”と評判の天才少年棋士の父親は、甲州浪人の武田新之丞。

原因不明の難病で病室にこもりきりの“深窓の美少女”しずるさんは、好奇心旺盛な“わけありお嬢様”よーちゃんが持ち込む難事件を病床にいながらにして次々と解明していく。

魔術や呪いが跋扈する世界で、推理の力は真相に辿り着くことができるのか? 第64回日本推理作家協会賞受賞ほか、各種年末ミステリ・ランキング上位を総嘗めにした話題作!

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自殺とされた資産家夫人の不審死。彼女に呼び寄せられるかのごとく、法要のたびに少女が殺される。

怪盗・南蛮小僧が江戸の町に現れた。黒船がもたらした蒸気の力で、蔵をこじ開け、中の千両箱を奪い取っていくという。

20XX年、相馬凛子は42歳にして第111代総理大臣に選出された。

裁判で執行猶予がついた判決が出たときに、被害者や遺族が望めば、加害者の反省具合をチェックし、刑務所に入れるかどうかを決定できる制度「執行猶予被害者・遺族預かり制度」が始まって38年がたっていた。

不動産会社の支店で店長の遼は、故郷にある店舗に一時的に赴任することとなった。

限界集落を調べていた学生が、山奥の廃村に辿り着いた。そこで彼は「幽霊の出る家」を取材する三人の男女と出会う。

大阪で探偵事務所を開業する元警視庁捜査一課刑事の田辺淳に若い未亡人と寝台特急「あかつき3号」で佐世保まで行ってほしいという依頼が舞い込む。

大手のイコマ電器が倒産した。債権者会議では下請け零細企業の怒りが噴出するが、生駒社長ほか幹部は雲隠れしていた。

山河豊かな小舞藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。

竹姫付きの御広敷用人となった水城聡四郎は、八代将軍吉宗の命で購った鏡を竹姫の元へ届ける。

老いを感じる男の人生の陰影を描いた傑作長篇 心が通わない妻と放蕩息子の間で人生の空しさと焦りを感じる紙屋新兵衛が、薄幸の人妻おこうに想いを寄せ、深い闇に落ちていく。

この人こそ、生涯の真の同伴者かも知れない。

5年生の七子の引越先の家は、古くて、ちょっと怖い一軒家。

勉強すると、人に優しくできるんだって――。

未解決事件の再探索に当たる北町奉行所の隠密廻り同心・萬七蔵。

恐怖のゲームがはじまった 真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。

乙一×toi8の最新作!! 父親を亡くした兄弟・アールとグレイ。2人は不思議な世界『アークノア』に迷いこんでしまう。

関係者が鈴木さんばかりの謎と真相に挑む! 岸翔太と鈴木マリンのたんぽぽ探偵事務所、略してタンタンのところへ新しい依頼人が訪れた。

世界の破滅。その可能性が最も高まったキューバ危機以後、米ソ間で結ばれた密約があった。

東京・新宿で走行中のバスが爆破された。

時は昭和三年―。名探偵唐草七郎の一番弟子にして閨秀の探偵・岡田明子のもとに舞い込んだ摩訶不思議な依頼。

ホラーで名うての作家がアウトドアを舞台に人間心理を巧みに描く、新感覚ホラーサスペンス! 単行本未収録の短篇も特別掲載! 出版社からのコメント ホラーで名うての作家がアウトドアを舞台に、人間心理を巧みに描く、新感覚ホラーサスペンス！　特別書下し短篇も収録！

二人の現職刑事が相次いで死体で発見された。背後に三年前の宝飾店強盗殺人事件が浮かび上がる。

関西の山奥の集落で、突如発生した強毒性の鳥インフルエンザ。

茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。

「青葉おひさまの家」で暮らす子どもたち。 夏祭り、運動会、クリスマス。

佐々本家の三姉妹は、しばしば事件に巻き込まれてしまう名物“三姉妹”――長女綾子は二十歳の大学生、次女夕里子は十七歳の高校生、三女珠美は十五歳の中学生だ。

「うちの親戚がこんなに横溝なわけがない」 --信州山中の名家。