夢介千両みやげ
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(上下二巻とも読了) 裏表紙にある通りの「健全な娯楽作品」。小田原の豪農の跡取り息子の夢介は、父親の命で(!)千両を元手に道楽を学びに上京。底抜けの人のよさと人の不幸を見過ごせない正義感で花のお江戸で大活躍。多くの女たちに慕われながら、今日も明日も道楽&人助けに勤しむのでした。 はじめのうちは楽しく読めたのですが、女難剣難スリ盗みと、あらゆる種類のバタバタ騒ぎがあまりに続き、しかも上下二巻+続編ありではもはや正月の餅同様に食傷気味。「お駒を刺した若旦那の行方」等回収されない箇所など、どうでも良くなりました。 巻末の解説によると、本作品は戦後の「読物と講談」という月刊誌に掲載されていたとのこと。月に一度のペースなら楽しめたのでしょうね。 | ||||
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この本は読んだ事ないのですが、この作家のからす堂シリーズは徒然に読み返しています。しかし、文庫の二段組活字で文字が小さく老眼には苦痛。貴社のシリーズとして一刻も早く電子版の発刊を切望します。でたら、一括で全シリーズ購入したい。 | ||||
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『夢介千両みやげ』は『桃太郎侍』などを生んだ山手樹一郎の代表作の一つらしいのですが、まったく知らない作品だったので、宝塚で舞台化されると聞いて最初は御大・市川右太衛門が演じる侍みたいに悪人を追っかけてる途中で衣装替えをするようなものになるのかと思いましたが、主人公は農家の倅でした。 これには時代背景もあるようです。『夢介千両みやげ』は敗戦直後の1947年から連載が始まりました。GHQの占領は1951年のサンフランシスコ講和条約まで続きますので、その真っ只中。血なまぐさいチャンバラものや仇討ちものは御法度ということで、素封家の百姓のひとり息子が大金を持って江戸に道楽修行の旅に出るというのは苦肉の設定だったのかもしれませんし、ひょっとして千両は占領にかけていたのかもしれません。 驚いたのが厚さ。なんと821頁。でも、読みやすい!というのが第一印象。大衆文芸史上、最も安心して結末まで読む事のできる作家という評価にも納得です。 人を疑わず、正義を貫く夢介の活躍に日本中が熱狂、国民的なヒーローになっていったそうですが、悪人の人物像にしても、敗戦直後の一般市民や戦災孤児などが劣悪な環境ゆえに盗みを働かざるをえなかったというような裏設定が読者の心に響いたんじゃないかな、と思いました。 | ||||
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宝塚の予習に読んでます。とても素敵な作品で今から公演がとても、楽しみです!! 紙で読み手元に残す事もしたいので、復刊もお待ちしております!!! | ||||
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楽しさ、明るさ、山手節最高の傑作。 いつものようなおっとり若殿様や一癖ある中年男のような脇役は登場せず、 のっそりした大仏顔の田舎百姓が主人公なのが印象的です。 ストーリーは二転三転、しかも大きな破綻なく結末に向かっていきます。 ご都合主義とか偶然が多いとかの批判は御無用。 強いて言えば、三太とその弟分2人の行く末も描いてほしかった。 あと、798頁11行目に誤植があるので二刷の際には訂正を。 | ||||
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