国民服を着た、丸刈りの女の死体。なぜ男装していたのか、殺害現場はどこなのか、そしてこの女は何者なのか。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

犯人を白日のもとにさらすために――防犯探偵・榎本と犯人たちとの頭脳戦。 様々な種類の時計が時を刻む晩餐会。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

明治初頭、日影一族の棟梁の隠居所だった武家屋敷が官憲に包囲されたが、一族は忽然と姿を消した。

奇想ここに極まれり―― 本格ミステリの玉手箱! 戦争末期、帝國陸軍の研究所で、若い兵士が頭から血を流して倒れていた。

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

計画は練りに練った。ミスなどあるはずがなかった。

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

三重県立伊賀野高校の放送部に所属する、伊賀ももと上野あおは共にミステリが大好き。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

テーマは「館」、ただひとつ。 今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

密室状況の第一美術準備室で、何者かに襲われた女子生徒が発見された。

この女は何者か? なにゆえ冥界から解き放たれたのか? 冥界の異変。死神に魅入られし人々。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

世界が注目する新薬治験の現場で、得体の知れない事件の数々が被験者たちを襲う！治験が終わるまで島から出ることは許されない。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

犯行計画を立てただけなのに……どこからともなく名探偵がやってきた?完全犯罪をもくろむ殺人者は、誰にも見破られぬように犯罪計画を立てた……はずだった。

テーマは「名探偵」。新本格ミステリブームを牽引したレジェンド作家による書き下ろしミステリ競演。

繁華街のショーウインドウに見せ物のように吊るされた演出家の遺体。現場からは精巧なマネキン一体が盗まれていた。

両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。

天下統一を目前にしながら、京都・本能寺で明智光秀の謀反に斃れた織田信長。それから30年有余。

ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。

豊臣家を滅亡させ、徳川家の天下統一を決定付けた大坂の陣。 戦国の世に終焉を告げた戦いを武将たちはどう見たのか。

蔓延する違法薬物の陰で進む“完全な麻薬”の開発。

「かりに予が将軍となれば、あくまで予は予の姿勢を貫き通すであろうぞ。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き―― 時を戻すことができました。

出版大手「薫風社」で、カルチャー誌の編集長を務める速水輝也。笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了する男だ。

それは、「推理」でなく「検証」。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

ホームレスを強制退去させた公園の治安を守るため、ボランティアで見回り隊が結成された。

「偽ドル印刷機を奪還せよ！」　陸軍諜報部員に密命が下った。 占領下の日本で「日・米・ソ」の壮絶なるコンゲームが始まる。

僕の殺人の邪魔をするのは誰だ! 孤立した島の中で次々に起こる惨劇。ここには僕以外にもう一人、殺人者がいる。

尾行中の老女梅子が怪我をさせたミツエの持ち家のアパートに住むことになった晶。

この真相、絶対予想不可能――。僕の彼女は「嘘つき」たちに殺された。

幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

私は取手ユウ。女子高生探偵・美智駆アイちゃんの助手兼熱烈に応援してる。

「あなたに、悪夢を」 ――火村英生シリーズ、最新長編登場! 「俺が撃つのは、人間だけだ」 彼は、犯罪を「狩る」男。

得体の知れぬ何かに追われ、助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。

奇想、天を焦がし、城を堕とす。 ときは戦国。

異端の歴史学者・潮田誠教授の主催する天橋立へのバスツアーで起きた全員死亡事故を遡ること二年。研究室関係者が相次いで怪死。

「そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです」第2次世界大戦中のビルマ北部。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

小田原合戦の鍵となる「伊達政宗遅延」―その謎を知った時、真の勝者が見えてくる!天正十七年(一五八九)、豊臣家の外交官・富田一白が耳にする「どくろ中納言」なる謎の符牒―その言葉が意味する驚愕の事実。

ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

臨床犯罪学者・火村英生と助手・有栖川有栖のコンビが、美しく謎を解く、多彩な事件を散りばめた短編集。

本格ミステリの金字塔『占星術殺人事件』での登場以来、難事件をいくつも解決し、相棒・石岡和己とともに、愛されてきた名探偵・御手洗潔。

新本格ミステリの牽引者・法月綸太郎が生んだ同名の探偵・法月綸太郎が型破りな謎に父・法月警視とともに挑む。