消人屋敷の殺人
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
消人屋敷の殺人の総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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中盤まではまぁまぁ楽しめましたが、後半から混乱してあまり楽しめませんでした。 蛇足のような件も多く、イライラした…。 | ||||
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良い点: ・業界裏話を交えた入れ替わりや消失を巧みに配置している ・視点人物が次々と交代し複雑になる展開 悪い点: ・上記のことを成立させるために、非常に読み辛い文章構成 ・アンフェアとまではいかないかもしれないが、読者に提示されていない情報が多い ・過去の「集団消失」がまったく謎ではなく,「飛ぶ人間」に至っては存在意義が不明 ・エピローグで台無し | ||||
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===ネタバレあり=== この手のミステリーは昔から読み慣れているつもりだけど、余りにも混乱してしまった。 叙述トリックのようだから当然かも知れないが、ここまで訳が分からないのはなかった。 ・「わたし」、「私」、「あたし」の書き分けが(意図は判るが、)読みにくい。 ・名字が同じペアが存在していて判りにくい(1組の兄弟と1組の兄妹の存在)(意図は判るが) ・結局、誰が災害で死亡し、誰が誰を殺し、誰が生き残ったのか、最初から読み直さないと判らない。 ・6月と9月、それぞれの時期に日影荘に行ったのは誰なのかよく判らない。 ・そもそも、離れが崩落したのは6月なのか9月なのかよく判らない。 もう年かな。 | ||||
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作者の作品は初読。覆面作家の館が密室状態となり、そこから人間消失が起こる、という設定に惹かれて本作を手に採った。館の名前は日影荘という消人屋敷の伝説を持つ元武家屋敷で断崖絶壁の上に建ち、そこへ通じるのは一本道だけという設定。まさか、海に投げ落としたというオチじゃないでしょうね。 しかし、読み始めて落胆した。日影荘に招待されたヒロインと相棒の話が長過ぎる上に生硬い。ヒロインの兄(生硬い(!)作風の由)と相棒の弟のペアが覆面作家(あるいはそのゴーストライター)である可能性を示唆するために、これだけの頁数を割くのは無駄である上にオドロオドロしい雰囲気が盛り上がらない。密室物で無味乾燥ではイカンでしょう。後3人、日影荘に滞在する事になるが、相変わらずテンポが悪い(ここまで4頁で書ける)。何時になったら、"消人"が起こるのか ? 土砂崩れが起きて、クローズド・サークルになるのは定番。そして、ヒロインの他に女性編集者が複数人居て、「私」という一人称が誰(あるいは何時の時点)を指すのか曖昧な点も、叙述トリックなのかも知れないが、作者の手前勝手で遅滞に拍車を掛けている上に、物語の進行をギクシャクさせていて違和感を覚える。結局、"消人"の謎が密室では掟破りの「***」とあってはガッカリする。更に、私の違和感も当っていたとあっては尚更ガッカリである。 ミステリと言うよりは出版業界の裏話を綴った感が濃厚な愚作。物語の進行がギクシャクしている理由は分ったが、それでも説明出来ない点が多々あるのは大きな瑕疵だろう。第一、日影荘が存在する地方では滅多にない大惨事が2回起こっていた事を書かない作者の見識・力量が強く疑われる。 | ||||
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✻ ネタバレビューです。未読の方はスルー推奨 ✻ この作品の肝(メイントリック)は叙述系であり、その一点において特化しているシナリオ構成。私は叙述系という事を知らずに読んだけど、それでも読んでいて違和感を感じる人物描写や、誰がしゃべっているのか妙に分かりにくい部分があったので、初めから叙述系と知った上で読むとさらに違和感が強いかも。ラスト付近でその違和感の理由が判明するが、人物描写を曖昧にしたり、時系列をバラす事で上手く読者を引っ懸ける事に成功している。分かってしまえば仕掛け自体はシンプルな叙述トリックで良く出来ていると思うけど、やはりそこには好き嫌いが出るタイプの作品かと。 ただ残念なのは、タイトルにもなっている肝心の「かつて衆人環視のなか、人間が何人も屋敷から消えた謎」に関しては、はっきり言ってトリックとは呼べないお粗末なもの。あれだけ過去話で振っといて、あまりにも工夫の無いそのまんまの真相には脱力。まあそれしか無いだろうけど、当時も散々家探しされたはずなのに見つからなかったのは、いくら協力者がいたとしても、ちょっとご都合主義が過ぎる。またそれが現代の事件において都合の良い「死体の隠し場所」としか機能していない。さらに「人間が空を飛んだ謎」に関してはもっとヒドい。日常も使っている渡り廊下をそんなに滑り落ちるくらい急坂でツルツルにしておく意味が分からない。そんなスキージャンプみたいな廊下じゃ生活できないだろ(笑)。そもそも、その「人間が飛んだ」謎って要るか?実際、消失トリックについてはこの真相じゃなくても別に問題は無いので、この謎には期待しない方が良いでしょう。 また動機面に関しても、あの二人をわざわざ殺害する理由が分からない。傾きかけていた会社を立て直してくれた作家で、別にアイデアが枯渇したわけでもないのに、監禁みたいに扱うから不満を持たれるわけで、普通の待遇にすれば良いだけ。しかもその作家と入れ替わって作家活動を続けるなんて、いくらアイデアノートがあるからと言っても、そのネタがヒットするかは分からないし、そもそもネタが尽きたら終わりだろう。生きて書き続けてもらった方がずっと利益になるはず。 叙述トリックの整合性の方を優先したため、他の部分がちょっとテキトーになってしまった印象を受けるのが残念。ラストシーンのふたりのやり取りも気持ち悪い。なんでああいう方向に持って行くかなあ。もう少し爽やかに終わらせてよ。 | ||||
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