■スポンサードリンク


帝都大捜査網



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
帝都大捜査網

帝都大捜査網の評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

これはかなりの傑作 一気読み確実

時代物を得意とする作者ですが過去明治時代を舞台にしたミステリーを
何冊か出しています。それらは時代背景を含め非常に面白いもので
私は全て気に入っています。最も楽しみな作家の一人です。

今回は舞台が明治ではなく昭和初期となっています。昭和11年ですね。
したがってこれまでの作品と違い、近代化がかなり進んでおり、車も電話も普及しており
捜査においても指紋が重要視されていて、基本的に現代の話として読んでもさほど違和感がありません。

帝都東京において次々と死体が発見されます。
最初に見つかった被害者には刺し傷が7ヵ所ありました。次の被害者は6ヵ所、次は5ヵ所
とだんだん減っていきます。これは一体どういう理由なのか。謎に隠された驚愕の真相とは?
ほとんどの読者は予想がつかないと思います。

事件の捜査は特別捜査隊が行います。隊長は腕利きの郷咲警視、彼は1年前に事故で妻を失い
娘の多都子と二人暮しです。探偵小説好きの多都子は言ってみれば郷咲のアドバイザー的存在。
果たして警視庁と特捜隊の誇りをかけた捜査はどうなるのか。この類まれなる怪事件の真相とは?

面白くて一気読みしてしまいました。本格ものではあるんですが、ちょっと事件が事件だけに
ホラー的な色彩もあるような気がします。後半はどんでん返しに次ぐどんでん返し、最後の1行は
悲しいですかね。

文章が抜群に上手く読みやすいので 
是非お薦めしたいですね。
他の作品も。

いわし雲
78XRDN1A

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!