白霧学舎 探偵小説倶楽部
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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作者の岡田秀文は時代物を得意とする作家ですが、その一方で明治や昭和初期を舞台とするミステリーをたくさん書いております。個人的には私はそれらのほとんどを読んでおりますが非常に気に入っています。時代背景あるいはその時代の雰囲気というものが非常によく伝わってきて面白いのです。今回の作品は「白霧学舎探偵小説倶楽部」というものです この作品は太平洋戦争さなかのある地方の街を舞台とした作品ですこの作品の主人公である宗八郎は、ある事情から東京から地方のこの街の高校に編入してきます。 この高校でできた何人かの親しい友人たちと一緒に難解な殺人事件を開始していこうというそういう話です 。この街では何年か前から不審な連続殺人が起こっていました。この事件を彼らが結成した探偵倶楽部が色々調査して解決しようとします。ところがある日彼らの仲間の一人が殺されてしまいます。果たしてこれまで起きてきた連続殺人と何らかの関係があるのかどうか、彼らは仲間を殺した犯人を探すためにまた捜査を再開するわけです。この小説はミステリーでもあると同時にあの時代を描いた青春小説という一面をもっています。そしてこの事件はこれ以上話すとネタバレになるので言えませんが、実は戦争という暗い影が起こした犯罪でもあるのです。それは読んでいただくしかありません今回のミステリーはトリック的にはイマイチだと思います。これまでの中ではあまりレベルの高くないそんな作品かもしれません。しかし今このような戦前戦中を描くそんな作家が少なくなった現在において、この作家の貴重性というものは非常に大事なのではないでしょうか。これからも注目していきたい作家だなという風に私は思っています。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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の感想ですが、ネタバレ注意。 正確に言えば犯人は3人。終戦間際でなければ起こらなかった事件です。 連続殺人に見えてそうでないところがいかにもで。 読んですぐに内容を忘れました。良くも悪くも印象に残らないミステリーでした。終わり | ||||
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