維新の終曲
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 | 2022年03月17日 維新の終曲 幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。維新後、その才能を井上馨に買われた中野は山口県令に抜擢され、かつての仇敵・長州へと赴く。その中野の命を農民出身の元奇兵隊士・卓介が狙うが・・・・・・。維新後の新しい世の中に翻弄される二人の男を描いた歴史ミステリー。(「BOOK」データベースより) |
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維新の終曲の総合評価:
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| 書評に引かれて読み始めたが、期待通り、期待以上に面白かった。 中野梧一といってもピンとくる人はそんなにいないのではないか。私も名前は薄っすらと聞いたことある程度だった。著者は中野を主人公に据えて物語を進めていく。ストーリーはわかりやすく、文章も読みやすい。中野梧一って、こういう人物だったんだー、とよくわかる。 第一章で奇兵隊に入り成り上がりを目指す貧農出身の男､第二章で幕臣だった中野が政治家、実業家となっていく経緯を、第三章でその二人が交錯する顛末となる。構成もスッキリしている。 そんなに厚い本ではないので、読了するのにも時間はかからない。お勧めしたい一冊。 | ||||
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| 設定と展開が非常に面白いです。是非お読み下さい。 | ||||
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