両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

豊臣家を滅亡させ、徳川家の天下統一を決定付けた大坂の陣。 戦国の世に終焉を告げた戦いを武将たちはどう見たのか。

世界が注目する新薬治験の現場で、得体の知れない事件の数々が被験者たちを襲う！治験が終わるまで島から出ることは許されない。

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。

幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。

天下統一を目前にしながら、京都・本能寺で明智光秀の謀反に斃れた織田信長。それから30年有余。

犯人を白日のもとにさらすために――防犯探偵・榎本と犯人たちとの頭脳戦。 様々な種類の時計が時を刻む晩餐会。

犯行計画を立てただけなのに……どこからともなく名探偵がやってきた?完全犯罪をもくろむ殺人者は、誰にも見破られぬように犯罪計画を立てた……はずだった。

奇想ここに極まれり―― 本格ミステリの玉手箱! 戦争末期、帝國陸軍の研究所で、若い兵士が頭から血を流して倒れていた。

「かりに予が将軍となれば、あくまで予は予の姿勢を貫き通すであろうぞ。

国民服を着た、丸刈りの女の死体。なぜ男装していたのか、殺害現場はどこなのか、そしてこの女は何者なのか。

三重県立伊賀野高校の放送部に所属する、伊賀ももと上野あおは共にミステリが大好き。

戦国末期。天下を手中にしようと

死体が発見されるたびに、なぜか刺し傷の数はひとつずつ減ってゆく。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

テーマは「名探偵」。新本格ミステリブームを牽引したレジェンド作家による書き下ろしミステリ競演。

やはり、このお邸は普通じゃない――。 大日本帝国憲法発布前夜の伊藤博文邸。

信長死す―。覇王のあとを継ぐのは誰か。

ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。

『病気、至急連絡されたし。』――冬の夜、僕の許に届いた差出人不明の電報。

明治12年。鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元・八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。

ユーモアあふれる本格ミステリ中篇集。

計画は練りに練った。ミスなどあるはずがなかった。

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

「そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです」第2次世界大戦中のビルマ北部。

明治初頭、日影一族の棟梁の隠居所だった武家屋敷が官憲に包囲されたが、一族は忽然と姿を消した。

ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。

防犯コンサルタント（本職は泥棒？）・榎本と弁護士・純子のコンビが、４つの超絶密室トリックに挑む。

オマージュを超えた柄刀一版《国名シリーズ》第一弾 首なし死体は、なぜ磔にされねばならなかったのか? 名探偵・南美樹風が挑む四つの怪事件 解説:千街晶之 カメラマンの南美樹風は、大学の後輩たち五人を連れ、山間部のコテージへと夏合宿にやってきた。

「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

ホームズ探偵譚の異色作「白面の兵士」と「ライオンのたてがみ」。

2013年から1967年にかけて名刑事クワンの警察人生を遡りながら香港社会の変化も辿っていく、珠玉の連作短編集。

中央アジアのアラルスタン。ソビエト時代の末期に建てられた沙漠の小国だ。

第55回メフィスト賞、受賞作!! 「犯人がわからない? あなたは地獄行きね」 死者復活を賭けた推理ゲーム! 俺を殺した犯人は誰だ? 現世に未練を残した人間の前に現われる閻魔大王の娘――沙羅。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

君原樹来は推理作家を目指す法学部の四年生。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

『機織る武家』血の繋がらない三人が身を寄せ合う、二十俵二人扶持の武家一家。生活のため、後妻の縫は機織りを再開する。

杉山潤之助の上海出張に、新婚旅行へ出向くという旧知の探偵・月輪龍太郎が同道することになった。

謎解き鮮やか、仕掛け重厚の第56回メフィスト賞受賞の青春ミステリ! 大学を中退した白秋。

福家さんには、全部お見通しなのね。

泣く子も黙る東京帝大に、一風変わった講座が開講された。

織田信長―。これまでたくさんのエピソードが語られ、評価がされ、読まれてきた戦国武将。

堺を発った織田勢の小荷駄隊を突如銃声が襲った。奇襲によって兵糧を失う信長勢。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

本邦初トリックに唖然！　「蛇の悪夢」は「地と天の密室」に関わりが？ミステリランキングを賑わす「らいちシリーズ」最強作！　援交する名探偵・上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を事あるごとに見続けてきた。

小田原合戦の鍵となる「伊達政宗遅延」―その謎を知った時、真の勝者が見えてくる!天正十七年(一五八九)、豊臣家の外交官・富田一白が耳にする「どくろ中納言」なる謎の符牒―その言葉が意味する驚愕の事実。

尾行中の老女梅子が怪我をさせたミツエの持ち家のアパートに住むことになった晶。

全身に“顔”が発症する奇病“人瘤病”が蔓延した日本。

殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き―― 時を戻すことができました。

日本を代表する一大コンツェルン・河帝商事の創業者一族が、相次いで殺された。