スタイルズ荘の怪事件

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評判

スタイルズ荘の怪事件の評価:

4.08/5点 レビュー 88件。 B ランク

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平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全146件 101〜120 6/8ページ
No.46
(5pt)

アガサの記念碑的作品 名探偵・ポアロ生誕

私は数ある推理小説中に登場する名探偵の中でもとくにアガサ・クリスティー女史の描くエルキュール・ポアロが好きである
この「風変わりでダンディーな小男」、「灰色の脳細胞」ことエルキュール・ポアロが初お目見えしたのが本作の最も注目すべき点である
裏を返すとこの後に描かれていく作品と比べるとあくまでもトリックという点においては良くいえば正統派、少々辛辣にいえば凡庸という評価が妥当なように思う
しかしながらトリック以外の描写、とくに犯人以外の人物たちの不作為のミスリード、各人物の個性・心理描写については秀逸といえる
推理小説というとどうしてもトリックの新奇性に帰結してしまいがちだが、本書はそれ以外の部分が各個人の行動原理に根差した合理性をもって描かれており、その意味で本書、ひいては著者の作品は色褪せることなくコナン・ドイルと並び称される名声を併せ持って推理小説の古典として今でも、そしてこれからも読まれ続けるのだろう
著者の世に出た処女作としても、そして何よりも名探偵・ポアロ初登場という記念碑的作品としてもおすすめしたい作品である
もっとももう既に多くの方に読まれているに違いないが・・・
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.45
(5pt)

3年ぶりに読んでみたら

3年ぶりに、スタイルズ荘を読みました。
今度は、楽しく読めました。

アガサクリスティの小説は、
イギリスの文化を理解していないと、
なかなか想像できませんでした。

イギリスにおけるコーヒーとココアと紅茶の位置づけがよくわかっていませんでした。

また、ポアロものは、ベルギー人ということで、イギリスにおけるベルギー人の扱い、
イギリスにおける外国人に対する態度など、想像ができませんでした。

映像作品で、具体的に見ることができて、
ポアロの台詞、態度が想像できるようになりました。

文字を読んでいくと、映像が浮き上がってくるので、
話の筋に集中することができるようになりました。
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.44
(5pt)

3年ぶりに読んでみたら

3年ぶりに、スタイルズ荘を読みました。
今度は、楽しく読めました。
アガサクリスティの小説は、
イギリスの文化を理解していないと、
なかなか想像できませんでした。
イギリスにおけるコーヒーとココアと紅茶の位置づけがよくわかっていませんでした。
また、ポアロものは、ベルギー人ということで、イギリスにおけるベルギー人の扱い、
イギリスにおける外国人に対する態度など、想像ができませんでした。
映像作品で、具体的に見ることができて、
ポアロの台詞、態度が想像できるようになりました。
文字を読んでいくと、映像が浮き上がってくるので、
話の筋に集中することができるようになりました。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.43
(5pt)

アガサ・クリスティーのデビュー作は超化学的

オリジナルは1920年リリース。冒頭のクリスティーの孫、マシュー・プリチャードの説明によればクリスティーが小説を書き始めたきっかけはインフルエンザだったらしい。彼女の最初のミステリ『スタイルズ荘』は4〜5つの出版社からはボツになり、ボドリー・ヘッド社が出版を承諾したことで世に出ることとなる。一つの出版社の読破力が歴史を作った瞬間である。

この作品は第一次世界大戦中に病院の薬局で働いた経験がベースになっている。そして結末は超化学的である。ぼくの知るこの手の作品ではヴァン・ダインの『カシノ殺人事件』や最近では東野圭吾氏のガリレオ・シリーズがこの種類にカテゴライズされるだろう。ミステリに化学を持ち込むことの善し悪しよりも、むしろその後のクリスティーの『意外性の追求』のような後に続く作品群のことが頭に浮かぶ。彼女は正に『今』起こりうるミステリを書きたかったのだと思える。

処女作でありながら人物描写の劇を観ているような見事さや、心の機微をつく洒脱な会話が全編に流れ実に見事である。クリスティーは初めから完成していた、と確信する傑作だ。
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.42
(5pt)

アガサ・クリスティーのデビュー作は超化学的

オリジナルは1920年リリース。冒頭のクリスティーの孫、マシュー・プリチャードの説明によればクリスティーが小説を書き始めたきっかけはインフルエンザだったらしい。彼女の最初のミステリ『スタイルズ荘』は4〜5つの出版社からはボツになり、ボドリー・ヘッド社が出版を承諾したことで世に出ることとなる。一つの出版社の読破力が歴史を作った瞬間である。
この作品は第一次世界大戦中に病院の薬局で働いた経験がベースになっている。そして結末は超化学的である。ぼくの知るこの手の作品ではヴァン・ダインの『カシノ殺人事件』や最近では東野圭吾氏のガリレオ・シリーズがこの種類にカテゴライズされるだろう。ミステリに化学を持ち込むことの善し悪しよりも、むしろその後のクリスティーの『意外性の追求』のような後に続く作品群のことが頭に浮かぶ。彼女は正に『今』起こりうるミステリを書きたかったのだと思える。
処女作でありながら人物描写の劇を観ているような見事さや、心の機微をつく洒脱な会話が全編に流れ実に見事である。クリスティーは初めから完成していた、と確信する傑作だ。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.41
(4pt)

スタイルズ荘から始めよう

『スタイルズ荘の怪事件』は、ポアロが初登場する記念すべき第一作。これからポアロシリーズに浸ろうと目論んでいる方には、本作から読むことをお薦めします。
 第二作目の『ゴルフ場殺人事件』の冒頭から数ページ目辺りに、こんな会話が出てきます。

「じゃ、おもしろいわね?あたし、犯罪が大好きなのよ。ミステリ映画はかかしたことがないわ。殺人事件なんかがあったら、あたし、新聞をはなさなくてよ」
「じゃ、”スタイルズ荘の怪事件”をおぼえていますか」と私はたずねてみた。
「ええと、あれは――おばあさんが毒殺された事件じゃなくて?たしかエセックスのあたりで?」
 私はうなずいた。

 こんな風に書かれてしまうと、『スタイルズ荘』から先に読まないわけにはいかなくなりませんか。
 ミステリー小説としては、他作品と比べるとやや落ちるかもしれませんが(他が凄すぎるので)、私はとても楽しく読むことができました。なぜなら、クリスティーの作品は、ミステリーである以前に一つの小説として素晴らしいものだからです。探偵とともに推理する楽しみだけでなく、登場人物の描写、会話、上品な英国の雰囲気こそ味わうべきではないでしょうか。

スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.40
(4pt)

スタイルズ荘から始めよう

 『スタイルズ荘の怪事件』は、ポアロが初登場する記念すべき第一作。これからポアロシリーズに浸ろうと目論んでいる方には、本作から読むことをお薦めします。
 第二作目の『ゴルフ場殺人事件』の冒頭から数ページ目辺りに、こんな会話が出てきます。
「じゃ、おもしろいわね?あたし、犯罪が大好きなのよ。ミステリ映画はかかしたことがないわ。殺人事件なんかがあったら、あたし、新聞をはなさなくてよ」
「じゃ、”スタイルズ荘の怪事件”をおぼえていますか」と私はたずねてみた。
「ええと、あれは――おばあさんが毒殺された事件じゃなくて?たしかエセックスのあたりで?」
 私はうなずいた。
 こんな風に書かれてしまうと、『スタイルズ荘』から先に読まないわけにはいかなくなりませんか。
 ミステリー小説としては、他作品と比べるとやや落ちるかもしれませんが(他が凄すぎるので)、私はとても楽しく読むことができました。なぜなら、クリスティーの作品は、ミステリーである以前に一つの小説として素晴らしいものだからです。探偵とともに推理する楽しみだけでなく、登場人物の描写、会話、上品な英国の雰囲気こそ味わうべきではないでしょうか。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.39
(4pt)

「“ひとりの女性の幸福”」(本文から)

この物語のトリック、凝りに凝ってクビが回らない。
マダム・クリスティーに翻弄された一話。
ポアロが登場する最初の作品だそうですが、
“わが友”のおかしさも際立っています。
凡人として、彼・ヘイスティングズに同情するばかりです。
さしみの褄って感じですか。
“灰色の脳細胞”の使い方、
「どうだっていいことなど、なにひとつないんです」(本文から)
アガサ劇場の始まり始まり。

スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.38
(4pt)

「“ひとりの女性の幸福”」(本文から)

この物語のトリック、凝りに凝ってクビが回らない。
マダム・クリスティーに翻弄された一話。
ポアロが登場する最初の作品だそうですが、
“わが友”のおかしさも際立っています。
凡人として、彼・ヘイスティングズに同情するばかりです。
さしみの褄って感じですか。
“灰色の脳細胞”の使い方、
「どうだっていいことなど、なにひとつないんです」(本文から)
アガサ劇場の始まり始まり。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.37
(3pt)

デビュー作は「凡作」

作者のデビュー作にして、ポアロ初登場の記念すべき作品。
とはいえ、他に売り文句のない「凡作」である。

あくまで私の好みの問題だが、推理作品は共犯者がいるよりも単独犯の方がサプライズが大きくてよく、また共犯者がいる場合でも『オリエント急行』や『ナイルに死す』などのようにトリッキィーさが際立つものなら面白みもあろうが、本書の場合はただただ推理の論理がきちんと筋が通っているということ以外、特筆すべきことは何もない。

作者は『アクロイド殺し』までは世間からとくに注目されることのなかったありきたりな推理作家の1人にしか過ぎず、言い換えればそれまでの作品は皆「凡作」と評価されてきた訳であり、本書の評価はまったく世評どおりで、デビュー作にしてポアロ初登場の記念すべき作品というマニア的興味以外に、見るべきものは何一つない。
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.36
(3pt)

デビュー作は「凡作」

作者のデビュー作にして、ポアロ初登場の記念すべき作品。
とはいえ、他に売り文句のない「凡作」である。
あくまで私の好みの問題だが、推理作品は共犯者がいるよりも単独犯の方がサプライズが大きくてよく、また共犯者がいる場合でも『オリエント急行』や『ナイルに死す』などのようにトリッキィーさが際立つものなら面白みもあろうが、本書の場合はただただ推理の論理がきちんと筋が通っているということ以外、特筆すべきことは何もない。
作者は『アクロイド殺し』までは世間からとくに注目されることのなかったありきたりな推理作家の1人にしか過ぎず、言い換えればそれまでの作品は皆「凡作」と評価されてきた訳であり、本書の評価はまったく世評どおりで、デビュー作にしてポアロ初登場の記念すべき作品というマニア的興味以外に、見るべきものは何一つない。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.35
(1pt)

翻訳が合わないのか

アガサ・クリスティーに興味があって手に取った本作。
しかし翻訳された文が馴染まず、途中で投げてしまいました。

同じ人物を違う呼び方で何度も呼ぶ人々、不自然に感じるほど前置きが長すぎる文、手書きの英語で書かれたメモ等々、無理やり原文通りに訳したという印象があります。

興味だけで手に取るには敷居が高すぎました。
翻訳された作品を読むのは初めてではなかったのですが、とても読みにくかったです。
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.34
(1pt)

翻訳が合わないのか

アガサ・クリスティーに興味があって手に取った本作。
しかし翻訳された文が馴染まず、途中で投げてしまいました。
同じ人物を違う呼び方で何度も呼ぶ人々、不自然に感じるほど前置きが長すぎる文、手書きの英語で書かれたメモ等々、無理やり原文通りに訳したという印象があります。
興味だけで手に取るには敷居が高すぎました。
翻訳された作品を読むのは初めてではなかったのですが、とても読みにくかったです。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.33
(3pt)

アガサのデビュー作

ここから一連のアガサ作品が始まった。1920年の記念碑ですね。作品は初作品としては面白いと思う。ただその後の、「アクロイド殺し」「そして誰もいなくなった」「5匹の子豚」「葬儀を終えて」「ゼロ時間へ」「殺人は容易だ」に比べれば、作品的には落ちる。ハラハラ感や展開の素晴らしさを感じたいなら、そういった作品をこの作品より薦める。ここから始まったという意味で、ポアロ最後の「カーテン」同様に、外せない作品だと思うが「ポアロ登場」と同様に読まなくても全然問題はないと思う。
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.32
(3pt)

アガサのデビュー作

ここから一連のアガサ作品が始まった。1920年の記念碑ですね。作品は初作品としては面白いと思う。ただその後の、「アクロイド殺し」「そして誰もいなくなった」「5匹の子豚」「葬儀を終えて」「ゼロ時間へ」「殺人は容易だ」に比べれば、作品的には落ちる。ハラハラ感や展開の素晴らしさを感じたいなら、そういった作品をこの作品より薦める。ここから始まったという意味で、ポアロ最後の「カーテン」同様に、外せない作品だと思うが「ポアロ登場」と同様に読まなくても全然問題はないと思う。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.31
(5pt)

すばらしい!

ミステリの女王アガサ・クリスティーの第1作目ですが、クリスティー独特の魅力が味わえます。美しく上品なイギリスの雰囲気はとてもすばらしい!
 トリックや伏線も見事です。
 クリスティーの作品の中でも傑作のひとつだと思います。
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.30
(5pt)

すばらしい!

 ミステリの女王アガサ・クリスティーの第1作目ですが、クリスティー独特の魅力が味わえます。美しく上品なイギリスの雰囲気はとてもすばらしい!
 トリックや伏線も見事です。
 クリスティーの作品の中でも傑作のひとつだと思います。
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.29
(4pt)

ミステリの古典

アガサ・クリスティーの初作品にて、シャーロック・ホームズに匹敵する名探偵エルキュール・ポアロの初登場作品でもあります
スタイルズ荘で起こった怪事件の調査を依頼されポアロ(推定60歳〜)が動き出す!
犯人とポアロの手の打ち合い、展開が二転三転し勝つのはどっちだ、と

人間見かけで判断するなとはこのことです
登場人物の愛情や嫉妬が渦巻く人間関係もよく表現されていると思います
戦争中(戦後だっかたな)とのこともあってコーヒーに砂糖を入れる入れないや
紙を無駄にしてはいけないなど時代背景も書かれています

アガサ・クリスティーの作品に興味を持ったかたは是非読んでください
クリスティーの出発点でもありあなたの出発点にもなるでしょう
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197
No.28
(4pt)

ミステリの古典

アガサ・クリスティーの初作品にて、シャーロック・ホームズに匹敵する名探偵エルキュール・ポアロの初登場作品でもあります
スタイルズ荘で起こった怪事件の調査を依頼されポアロ(推定60歳〜)が動き出す!
犯人とポアロの手の打ち合い、展開が二転三転し勝つのはどっちだ、と
人間見かけで判断するなとはこのことです
登場人物の愛情や嫉妬が渦巻く人間関係もよく表現されていると思います
戦争中(戦後だっかたな)とのこともあってコーヒーに砂糖を入れる入れないや
紙を無駄にしてはいけないなど時代背景も書かれています
アガサ・クリスティーの作品に興味を持ったかたは是非読んでください
クリスティーの出発点でもありあなたの出発点にもなるでしょう
スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300015
No.27
(3pt)

日英の法律観の一致に驚く

記念すべきクリスティのデビュー作。ポアロのデビュー作でもある。本作を読んで驚いたのは、犯人が意図する法律上の問題の解釈が日本とイギリスとで同一な事だ。犯人はこれを盾に取ってポアロに立ち向かうのだが、この考え方が万国共通なら興味深い事だ。

話自体はデビュー作からもうクリスティ風味が出ていて、事件関係者の人物描写等の間にヘイスティングスの恋愛話を織り込む等、既に老獪さが出ている。ヴァン・ダインは作者自身を一人称として登場させ、クリスティもヘイスティングスを一人称として登場させる。この時代でも、ポーの影響の大きさを感じざるを得ない。

この先、半世紀以上、世界のミステリ・ファンを楽しませてくれているクリスティの愛すべきデビュー作。その意味で、心から楽しんで読むべき作品。
スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スタイルズ荘の怪事件 (新潮文庫)より
4102135197