太陽黒点
- 死刑囚 (71)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
太陽黒点の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山田風太郎の反戦というメッセージが伝わってくる傑作だと思います。ミステリーとしての展開も緩みがなく結末まで緊張感を持って読み切ることができました。また戦後の資本家と労働者の対比も織り込まれておりとてもリアリティのある作品でした。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは凄い!!山田風太郎は、ミステリー作家としも超一流である。この『太陽黒点』余りにも見事な大どんでん返しに、声もでない。間違いなく【金字塔】である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Very nice | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星1つに設定してはいるが、もちろん内容にではない。廣済堂文庫版は帯や裏表紙のあらすじでネタバレしているので購入時に注意が必要である。 山田の鬼才ぶりを堪能できる文句無しに面白い作品。が、何をどう説明してもネタバレになってしまいかねず、人に勧めるのが非常に難しい作品でもある。(ネタバレ無しと書いてある書評であっても結果的にネタバレしてしまっている物が多数存在する)。 事前にレビューや書評に目を通してしまったが為に興を殺がれてしまった、というしょんぼりな報告が散見されるので、もし本作未読の方がこのレビューを読んでいらしたら是非とも予備知識を入れずに作品に当たってみて欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時代色、と言うべきなのか、文体にしても形象作法にしても人物造形にしても少し上滑りしている印象が強い。トリックにプロットも首を傾げてしまう。発表当時に読めばそうでもなかったのだろうが、文学も時代の制約や時の流れの洗礼をきつく受けるのだなあと思うと、今日まで生き残っている古典の生命力に感嘆を禁じ得ない。何とか読み進められたので、可も無く不可も無しの星3つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいる最中は、若者の破滅を描いた青春小説としか思えなかったが、最後にある人物の独白があり、ミステリー作品へと変貌する。 事件の構造と動機に特色がある。 また、戦争による犠牲の無意味さへの作者のメッセージが込められている。 (ネタバレ) 犯人はこの犯罪を「遠隔操作の殺人」と称しており、これがこの作品の狙い、特色になっている。作品の初めの方に出てくる、ある書物の内容が事件の真相に直結する核心となっているところが実に巧妙である。 「プロバビリティーの犯罪」で、遠大で相当大掛かりな計画に基づく犯罪であり、このようなタイプのミステリーを読んだときにいつも感じることだが、そんなに都合よくいくだろうかという疑問は持たざるをえないが。 各章の「死刑執行・〇〇前」という見出しがミスリードになっているところも面白い。 動機の間接性、屈折している点も、この作品の特徴である。犯人の戦争時の体験と、その後の人生で気づかされた戦争犠牲の無意味さ。「誰カガ罰セラレネバナラヌ」というメッセージに触発されて行われた「観念」による殺人である。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 17件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|