太陽黒点



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初公開日(参考)1963年01月
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長編小説

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太陽黒点―山田風太郎傑作大全〈24〉 (広済堂文庫)

1998年06月01日 太陽黒点―山田風太郎傑作大全〈24〉 (広済堂文庫)

貧乏学生鏑木明の借金返済の肩代わりに一度だけ体を売ってお金を稼いだ恋人土岐容子。その事をネタにある人物から恥辱を受け、自分の行為の羞恥に苦悶し自殺を考える。彼女に恋心を抱いていた同じアパートに住む小田切はそれを知り、好きな女性の為にその人物を殺害し死の道を選ぶ。たった一度の過ちが若い男女を破滅させた事件であったが、その裏には、恐るべき犯罪を企み周到な遠隔操作をしていた男が…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

太陽黒点の総合評価:8.44/10点レビュー 18件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

反戦小説の傑作

山田風太郎の反戦というメッセージが伝わってくる傑作だと思います。ミステリーとしての展開も緩みがなく結末まで緊張感を持って読み切ることができました。また戦後の資本家と労働者の対比も織り込まれておりとてもリアリティのある作品でした。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(5pt)

山田風太郎の究極の快心作である。【遠隔操作】の完全殺人‼

これは凄い!!山田風太郎は、ミステリー作家としも超一流である。この『太陽黒点』余りにも見事な大どんでん返しに、声もでない。間違いなく【金字塔】である。
太陽黒点  山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)Amazon書評・レビュー:太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)より
4041356601
No.16:
(5pt)

Very nice

Very nice
太陽黒点  山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)Amazon書評・レビュー:太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)より
4041356601
No.15:
(1pt)

本作未読なら、レビューに目を通さない方が良い

星1つに設定してはいるが、もちろん内容にではない。廣済堂文庫版は帯や裏表紙のあらすじでネタバレしているので購入時に注意が必要である。

山田の鬼才ぶりを堪能できる文句無しに面白い作品。が、何をどう説明してもネタバレになってしまいかねず、人に勧めるのが非常に難しい作品でもある。(ネタバレ無しと書いてある書評であっても結果的にネタバレしてしまっている物が多数存在する)。
事前にレビューや書評に目を通してしまったが為に興を殺がれてしまった、というしょんぼりな報告が散見されるので、もし本作未読の方がこのレビューを読んでいらしたら是非とも予備知識を入れずに作品に当たってみて欲しい。
太陽黒点―山田風太郎傑作大全〈24〉 (広済堂文庫)Amazon書評・レビュー:太陽黒点―山田風太郎傑作大全〈24〉 (広済堂文庫)より
4331606708
No.14:
(3pt)

時代色

時代色、と言うべきなのか、文体にしても形象作法にしても人物造形にしても少し上滑りしている印象が強い。トリックにプロットも首を傾げてしまう。発表当時に読めばそうでもなかったのだろうが、文学も時代の制約や時の流れの洗礼をきつく受けるのだなあと思うと、今日まで生き残っている古典の生命力に感嘆を禁じ得ない。何とか読み進められたので、可も無く不可も無しの星3つ。
太陽黒点  山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)Amazon書評・レビュー:太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)より
4041356601
No.13:
(4pt)

「観念」による殺人

読んでいる最中は、若者の破滅を描いた青春小説としか思えなかったが、最後にある人物の独白があり、ミステリー作品へと変貌する。
事件の構造と動機に特色がある。
また、戦争による犠牲の無意味さへの作者のメッセージが込められている。

(ネタバレ)
犯人はこの犯罪を「遠隔操作の殺人」と称しており、これがこの作品の狙い、特色になっている。作品の初めの方に出てくる、ある書物の内容が事件の真相に直結する核心となっているところが実に巧妙である。
「プロバビリティーの犯罪」で、遠大で相当大掛かりな計画に基づく犯罪であり、このようなタイプのミステリーを読んだときにいつも感じることだが、そんなに都合よくいくだろうかという疑問は持たざるをえないが。
各章の「死刑執行・〇〇前」という見出しがミスリードになっているところも面白い。
動機の間接性、屈折している点も、この作品の特徴である。犯人の戦争時の体験と、その後の人生で気づかされた戦争犠牲の無意味さ。「誰カガ罰セラレネバナラヌ」というメッセージに触発されて行われた「観念」による殺人である。
太陽黒点  山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)Amazon書評・レビュー:太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)より
4041356601



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