(短編集)
明治断頭台
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明治断頭台の総合評価:
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明治のはじめの頃の東京が味わえました。 | ||||
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山田風太郎さん初読了。明治2年を舞台とする連作長編。幕末維新期は好きな時代なので、知っている実在人物が出てくるのは興味を惹かれた。個々の短編で用いられるトリックもその時代ならではだと思える。最終章での伏線回収はミステリ的技巧によって感慨深い結末になっている | ||||
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『警視庁草紙』の前日譚……といいましょうか、プロトタイプ? 警視庁の創設以前、弾正台の大巡察を務める香月経四郎と川路利良のコンビが奇怪な事件の数々の捜査に当たるという基本パターンの連作短編ミステリであります。白人美女に巫女のコスプレをさせて探偵の役まわりで霊媒をやらせるなんてアイデアを1970年代に考えついたのだから、凄いよ、山風先生! 天才か? それとも、変態なのか!? 実在の有名人(河上彦斎やら高橋お伝やら)が次々にゲスト出演する展開は楽しいものの、それぞれのお話運びは強引だし御都合主義だし粗が多いしで、何だか残念な出来だなあと思っていたら……最終話でひっくり返した! ゆるーく繋がった連作短編ミステリの結末で、個々の独立したエピソードの中に隠された真相が明らかになるという展開は現在でこそ「お約束のパターン」ではあるものの、いったいいつから始まったものなのでしょうか? 振り返ってみると『妖異金瓶梅』やら『おんな牢秘抄』やら、山田風太郎先生にはこのパターンの作例が多かったですね。「お約束」を始めたとはいわないまでも、「お約束」を布教する上で大いに影響があった功労者の一人に挙げてもよろしいのでは。 『警視庁草紙』では怪物的な大物官僚だった川路利良も、本作ではまだまだ実直な現場の一捜査官。あれもこれもと欲張りすぎて、歴史の流れに呑まれた感がある『警視庁草紙』と比較して、歴史を素材にしたエンターテインメントとしてはこちらの方がシンプルに楽しめました。 | ||||
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「魔界転生」や「甲賀忍法帖」などで有名な山田風太郎による、明治初期の混乱期を舞台とした歴史時代ミステリー。連作短編集ではあるが、全体を通してひとつの長編ともなっている。 役人の不正や汚職を摘発する、警察の原型組織に所属する川路利良らが、謎のフランス人美女らの手を借りて不可能状況による殺人事件を鮮やかに解決していく。事件のひとつひとつに大仕掛けのトリックが用意されているし、物語終盤にはその奥に隠された意外な真相が明かされ驚かされる。 当時の街並みや暮らしぶりなど、明治初期の雰囲気が伝わる描写がよいし、主要キャラ・端役を問わず歴史上実在した偉人・有名人が意外なかたちで登場するのも楽しい。ラストには手に汗握るクライマックスも用意されていて、サービス満点のエンタテイメントである。おすすめ! | ||||
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未だ読書完了とはなっておりませんが、本のあらすじから興味深いとおもわれます。 | ||||
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維新の初めに宮家側と武家側の思想の違いははっきりしていた、実務を重視する政府のほうが西洋を 理解していたが、なぜか過激に復古を主張するフランスに遊学した武士が狂言回しになっている。 フランスを見たから復古派になったかということには触れられていないが。。。 著者の明治物として最上とは言えないがからくり、仕掛けはさすが風太郎。 明治はすっかり時代劇になったんだなという印象、著者の不戦日記をよめば 彼の冷めた目と読み物だから面白くなければという奇想も理解できるような気がする。 | ||||
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明治もので本格的な小説でした!! 意外なコンビの活躍がクセになる異色の物語です!! なぜかフランス人女性が出てきて物語たりのキーマンに!! あまり言うとネタバレしてしまうのでここまでにしておきますが好きな小説でしたね(^○^) | ||||
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