藩命により友を斬るための刀を探す武士の胸中を描く「春山入り」。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する、人気シリーズの番外長編。

徳川幕府転覆を企む神宮路翔の探索のため京の所司代屋敷に逗留の鷹司松平信平に、江戸の稲葉老中から書状が届いた。

小江戸川越が舞台! 問題だらけの猫と人が紡ぐ、やさしい出会いの物語 就職難にあえぐ崖っぷち女子の胡桃。

「猟奇犯罪捜査班」の“死神女史”こと石上妙子の、若かりし頃の事件 連続ドラマ化された「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズの 人気登場人物“死神女史”こと石上妙子の、若かりし頃の事件を描いたスピンオフ作品が登場! 「猟奇犯罪捜査班」の“死神女史”

カネなし、男なし、才能なし。29歳のタロット占い師・柏木美月は人生の岐路に立っていた。

中央アジアのアラルスタン。ソビエト時代の末期に建てられた沙漠の小国だ。

浪人が殺され、二百両はするという名刀が奪われた。同心の河上惣三郎は、刀剣道楽の数寄者の線を洗い始める。

井口勲は、二年前に殺された恋人との思い出を胸に南房総の旅に出かけた。

明治時代から続く古本屋を舞台にした“東京バンドワゴン”シリーズは、皆様に愛されてついに第十巻目!さて、今回のお話は、真夏の幽霊騒動、そっと店に置き去りにされた謎の本をめぐる珍事、そして突如湧き起こる我南人引退危機!?や研人の高校受験の顛末など、笑いと涙の全

うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。

氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。

消息不明の大物映画人を捜し出し、不可能と思われたインタビューを成功させる――〈人捜しの神部〉の異名を取る女性編集者・神部実花は、上司からの無理難題、読者からの要望に振り回されつつ、持てるノウハウを駆使して今日も奔走する。

立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。

えせ占い師のサイコは、無機質なモノしか愛せないエリの家で居候する。

難民認定を訴える父と、不認定を求める娘。

茶室という戦場では、すべての真実が見抜かれる。

日本第2位の高峰、北岳を舞台に山岳救助隊と山岳救助犬が駆ける! 『山と溪谷』にて好評連載された、南アルプス山岳救助隊と救助犬の活躍を描く本格山岳小説短篇集。

霊が視えても不幸じゃない。君を、救いたい。

決して調べてはいけない。見てはいけない。

『機織る武家』血の繋がらない三人が身を寄せ合う、二十俵二人扶持の武家一家。生活のため、後妻の縫は機織りを再開する。

地震が続く江戸。南町奉行所も対応に追われる中、刀剣鑑定の名家に嫁いだ高木良右衛門の娘が「離縁」を言いだした。

女子高の寄宿舎に暮らす少女タイラ。

事件解決に貢献したマリィに「あるもの」をおねだりされ、青くなる小山田刑事。

高校三年生になり、大学受験も意識しだした葵。

知能犯と対峙する警視庁捜査二課を描いた『ナンバー』『トラップ』につづくシリーズ第三弾は、これまで以上に「決して許してはいけない犯罪」を描く。

望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美は、あるとき、親友の加奈子が夫・達郎から酷い暴力を受けていることを知った。

家庭も仕事も順風満帆な日々を過ごしていた向井聡の元に、一通の手紙が届く。「あの男たちは刑務所から出ています」。

母親が買った仏像が二千万円!?不当な借金を背負い、銀行員の職も失った武史は、亡き父が興したIT企業を相手に、自社買収詐欺を仕掛ける。

「亭主のなにもかもが嫌になった」―そう言って「慶光寺」に駆けこんできた小間物屋の女房おはつ。

北町奉行所の隠密廻り方同心・萬七蔵は、「夜叉萬」と恐れられる存在だ。

スリにあっても気づかず、「わしは最近まで頭の病気で座敷牢にいたからな」と自嘲する浪人・福は内福太郎。

緻密な構図や大胆な題材、新たな手法で京画壇を席巻した天才・伊藤若冲は、なぜ奇妙な絵を生涯描き続けたのか――。

老中松平定信の密命を帯び、禁裏付として京に赴任した東城鷹矢。その役屋敷で、鷹矢は二人の女と同居することになった。

新しい女囚人おきぬは、顔も身体つきもどこか垢抜けていた。

死病に憑かれた下駄職人の彦蔵が「三十年前に子供をさらった」と告白する。

火付盗賊改方の同心・小柳安五郎は、一昨年、妻と子をうしなった。以来、人が変わったように、われから危難に立ち向かっている。

女密偵・おまさと、かつては本格派の盗賊の首領であった大滝の五郎蔵。

“浜町の火薬”の異名をとる五千石の旗本格・松平鶴七郎ー。

新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。

全日本種目別選手権の鉄棒で優勝した体操界期待の新星・結城幸市は、コーチを務める両親や応援してくれる幼馴染らに囲まれ、充実した日々を送っていた。

天下四国―この世は、峻険たる山々に囲まれた四つの国に分かれていた。

短編も、東野圭吾。規格外のベストセラー作家、死角なし。

森に包まれた廃墟の洋館で次々と鬼に変化していく仲間たち。何故か見るだけで激しい恐怖に襲われるCM。

画廊の息子で幼い頃から画家を目指している緑川礼(僕)は、期待外れな高校生活を送っていた。友人は筋肉マニアの変わり者一人。

茶碗、豆皿、丸ちゃぶ台ここは想いが集う場所。

烏丸家当主を継いで一年以上が過ぎ、執事の衣更月と衝突しながらも奮闘する花穎。

こよみとの初デートが成功し、思い出しては幸せ気分の大学生、森司。

能力の存在を忘れ去るよう、記憶の改変が行われた咲良田。

誰かに思われることで起きてしまう犯罪。誰かを思うことで救える罪。

一九三九年、漂流するナチスの船からたったひとり子どもが見つかった。

ある晩、夫が急死したと電話がかかってきた。出張と言っていたのになぜか市内のホテルで……。

堀内信也、40歳。元々は大阪府警の刑事だが、恐喝が監察にばれて依願退職。

世界から姿を消した姉・ビアンカを見つけるため、時空を翔けめぐる追跡を続ける妹・ロッサ北町。

文学界の巨匠・筒井康隆が書き上げた唯一のライトノベル作品、『ビアンカ・オーバースタディ』。

もうひとつの歴史を刻む日本の全寮制高校。

ワトスンは憂鬱だった。原因はホームズが死んだこと。

「城見と浪人の遺恨騒ぎに仕立てあげようではないか」。内与力・城見亨襲撃事件さえ利用する老獪な町方ども。

かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。

日々堂で代書をする戸田龍之介を、無二の友桜木小弥太の姉が訪ねてきた。突然の来訪に戸惑う龍之介に姉は弟の失踪を告げる。

「この本、買っていただけませんか?」「それってつまり―いまわたしが話した不可解さの答えがこのなかにあると?」すみれ屋の古書スペースを担当する紙野君がお客様に本を薦めるとき、きっと何かが起こる―。

雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。

結婚詐欺グループの一員と目される元シンクロ選手のインストラクター・荒川美智留。

医者になる夢を叶えるべく江戸に出た登を迎えたのは、はやらない町医者の叔父と口うるさい叔母、驕慢な娘ちえ。

「娘と孫をさがしてくれねえか」半年以上も牢に入り、今は重い病におかされる老人に頼まれ、登が長屋を訪ねてみると、そこには薄気味悪い男の影が―。

舟の上で“隠居”を待ちながら、のんびりと交わす老船頭と平蔵のかけ引きの妙味(「大川の隠居」)。

この年二十の平蔵の長男・辰蔵は、剣術の稽古そっち退けで、女あそびに打ち込んでいる。

推理作家の荒木とともに向かった信州・穂高の別荘で、編集者の笹谷美緒は、荒木の妻の絞殺死体を発見する。

駆け込み寺「慶光寺」に突然、侵入者が現れた。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

北町奉行所の隠密廻り方同心、萬七蔵は、目的遂行のためには手段を選ばぬやり方から、「夜叉萬」と呼ばれ密かに恐れられていた。

余命宣告された52歳の末期がん患者は、「もう治療法がない」と告げた若き外科医を恨み、セカンドオピニオン、新たな抗がん剤、免疫細胞療法、ホスピスへと流浪する。

謎解き×薀蓄が美味しい6皿のスープの物語 元料理人の僕は、別れた恋人から奇妙な仕事を紹介される。

相手のしぐさから真実を読み取る自供率100%の取調官、通称エンマ様のシリーズ最新刊! 本駒込署のトイレで宮出巡査が拳銃自殺をした。

中国には困窮や一人っ子政策により戸籍を持たない、この世には存在しないはずの子供“黒孩子”がいる。

1939年ナチス政権下のドイツ、ハンブルク。軍需会社経営者である父を持つ15歳の少年エディは享楽的な毎日を送っていた。

江戸川乱歩と比肩される戦前探偵小説界の驍将であり、本格探偵小説の普及と執筆に心血を注いだ甲賀三郎の探偵小説集第3弾! 甲賀作品に登場するシリーズキャラクターの中でも一、二を競う有名人・手塚龍太弁護士が登場する短編全9作を集成し、さらに、ノン・シリーズの中短

白血病の少女を救うのは、医療か、奇蹟か。白血病が再発し、骨髄移植でしか助かる見込みがない少女・羽村里奈。

大人気〈ハルチカ〉シリーズ番外篇、文庫書き下ろしで登場! 〈ハルチカ〉シリーズ番外篇が文庫書き下ろしで登場! 捨て犬をめぐり後藤朱里とカイユが奮闘する「ポチ犯科帳」。

驚異のミリオンセラー、ビブリオミステリ最新刊 ビブリア古書堂に迫る影。

もうすぐすべてが終わる。咲良田の歪んだ物語が……。

2浪の果てに中堅お坊ちゃん私大に入学した、十倉和成20歳。

南蛮の秘術を巡り、 奥医師たちも敵と化す!大好評シリーズ、最新作! 長崎での医術遊学から戻った寄合医師の矢切良衛は、江戸での診療を再開した。

富の谷。「行ったが最後、誰も戻ってこない」と言われ、警察も立ち入らない閉ざされた場所。

日本列島を震撼させた「歌舞伎町封鎖事件」から七年。伝説となった犯罪者“ジウ”に自らを重ねる新たな怪物“ダムド”が現れた。

旅姿の侍が内藤新宿で殺された。北町奉行所同心・河上惣三郎が探索を進めると、重兵衛の住む白金村へ向かう途中だったらしい。

江戸の華・相撲をめぐって、おけら長屋の面々が大暴れ!?　そしておなじみ万松コンビに恋の予感が……。

太平洋戦争を生き延びてから波瀾万丈の人生を送ってきた山鹿俊作は、九十を過ぎ穏やかな余生を送っていた。

白昼、老人は渋谷の交差点で何もない空を指して絶命した。死の間際、老人はあの空に何を見ていたのか。

失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の小島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。

過労死のリスクを数値化して予防できる画期的新技術が、文科省研究公正推進室による最終評価段階を迎えていた。

百年の間、外部に様子が伝えられたことのない宮殿より取材許可を得て、伝説の島を訪れたミチルとウォーカロンのロイディ。

僕は諦めない。ハッピーエンドが待ってるんだ。

大阪府警の新人刑事・神木恭子は、担当した殺人事件を、別件で関わった老人の訴えを元に解決した。

神田堀八丁堤で菱垣廻船問屋の番頭が殺された。

“第一次世界サイバー戦争”を回避させた功労者のはずの二人―元防衛省サイバー防衛隊の出原しのぶと元警視庁サイバー捜査員のスモモこと東條桃花は、起訴こそ免れたものの、違法性を問われ、職場を去るしかなかった。

警察に届けられた一冊の日記。そこに記された内容から、二年前に起きた強盗致死事件の容疑者として、辰見という男が浮上する。

「このあたりでは評判らしいですよ。