起き姫 口入れ屋のおんな
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流石、杉本さんの筆だけに丁寧に書かれていて、ストレス無く楽しめました。 | ||||
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「口入れ屋」、これは何の商売なのかと思っていたら、人材あっせん業なんですね。当然ながらこの時代にもこんな商売もあったんだな。本書の成功はこの商売を主人公の女性に選ばせたという点で保証されたようなもんですわ。そこから先はある意味で時代小説の定番です。主人公を取り囲む様々な人物たち。その中には善人もいればいうまでもなく悪人もいます。この様々な人間たちの繰り広げる様々な悲喜劇がそこでは繰り広げられるわけです。そこに若干のミステリーというか謎解きの要素が加わるのが、著者の特色です。そう著者の作品は面白いからと言ってページをどんどんめくってしまっては魅力が半減するのです。あちこちに細かい仕掛けが埋め込まれているのです。今回は大きな仕掛けが全体に仕掛けられており、それが最後の方で解き明かされます。著者の特色は時代の珍しいディテールですが、今回は「口入れ屋」という俗な職業をキーワードにしたためでしょうか、時代の中で職を変えざるを得ない様々な背景を持つ市井の庶民の境遇が細かく語られていきます。さて、これは新しいシリーズものの始まりかと思いましたが、驚くべきことにこの一冊でこのストーリーは完結したようです。 | ||||
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17で金物問屋に嫁いで8年 子宝に恵まれず肩身の狭い思いをしていたおこう、それがある日、夫の子だと乳飲み子を抱いて幼馴染のおけいが乗り込んで来た ! 子を引き取り育てるよりはと身を引き実家に帰ると、水菓子問屋を継いだ兄夫婦に店の切り盛りにと戻された200両の持参金を無心され、頼みの母親にまで・・・。ここでも居場所の無いおこう。子供の頃を思い出し、乳母だったおとわを探すことに。尋ね尋ねて一人で口入れ屋『三春屋』を営んでいるおとわと久方ぶりの再会をする。おとわは病に臥せって休業状態だった。一大決心をし、独り身の命金の200両を縁切りにと兄夫婦に渡し、おとわに「『三春屋』で雇っておくれ。一人で生きていけるように仕込んでおくれ」と頼み込み、看病のかたわら『三春屋』の商いを仕込んでもらう。1年半後おとわは息を引き取りいよいよ自分一人で生きていく事に。時にその美貌からなかなか女中奉公先が定まらないお島や初めから妾奉公を希望したお雪が事件に巻き込まれたり・元お角力さん(相撲取り)の米吉の仕事先でのいじめ騒動から新しい奉公先をと口入れ屋に来る様々な人々とのかかわりの中から人と人との繋がりが出来、おこうにも新たな縁が。やがて石女と言われていたおこうのお腹に新しい命が宿って・・・。 | ||||
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女主人となるまえのおこうの不遇からはじまる。 おこうの前向きな姿勢は不幸せなめぐりあわせを、一歩一歩、よい方向、明るい方向へと向かわせていく。 口入屋、人材あっせん業に着くことになり、人との関わりを大事にしながら生きていくおこうの粋な姿が気持ちいい。 町中の人々の様子の描写も丁寧で読みごたえがある。 清涼剤といっていい本。 | ||||
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「澪つくし料理帖」をきっかけに、時代小説の面白さを知りました。特に、江戸時代の商人ものは庶民の悲喜こもごもの話が身近に感じられて感情移入しやすいですね。 「起き姫 口入れ屋のおんな」も、江戸の商人ものの話で、女主人公がどん底から幸せを掴むまでの話は、読んでいて大変後味がよいです。ここには自分の居場所がないと悟った時の身の引き方が潔い!身を引いたからこそ、新しい道が見えてくる。こういう粋な身の振り方を見習いたいものです… できたら、口入屋の女主人シリーズで、もう少しいろいろな登場人物がでてきたら面白かったかな~と思います。 | ||||
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