お狂言師歌吉うきよ暦

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種別
長編
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あらすじ

2008年12月12日 お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)

路考(ろこう)お粂(くめ)と謳(うた)われた水木歌仙の下で踊 りの稽古に励むお吉。十三で「歌吉」の名をいただいて5年、ようやく大名家の奥向きで踊りを披露するお狂言師の一座に加えてもらえることになった矢先、嫉妬した相弟子に小鋸(このこ)で頬に一生消えない傷をつけられる。そんな折、公儀の隠密より姉弟子を探れという密命が……。(「BOOK」データベースより)

評判

お狂言師歌吉うきよ暦の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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お狂言師歌吉うきよ暦の総合評価:

6.00/10点 レビュー 5件。

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No.5
(1pt)

時代考証に、あまりに無知

時代小説で直木賞を受賞した作家だが、意外に言葉の時代考証間違いが多い。
「凄い」は江戸時代は「ぞっとする」「気味が悪い」という意味だが、「素晴らしい」に近い現代の用法で使っている。「大変」は江戸時代は、現代と違って「すさまじい凶事」の意味で使うが「非常に」という現代の意味で使っている。
 当身で失神させるのに、腹を殴っている。気絶させるには側頭部か顎を殴って脳震盪を起こさせる。これが本当の当身。
 女が三つ指を突くのもNG。三つ指を突くのは、そもそも吉原の遊女が始めた作法で、極めて不作法な挨拶とされる。両手を「ハ」の字状にして掌をしっかり床に着け、額を床すれすれまで下げるのが最も礼儀正しい作法。三つ指を突くのが礼儀正しいと思い違いしているとしか思えない。
「行かず後家」とは、婚約が決まったのに嫁入りする前に縁談の相手が急死して「行く前に未亡人(後家)になった状況を指す。主人公の歌吉は、婚約していないから、明白な時代考証間違い。
 その他、時代考証NGワードを列挙していくと、甲高い・太鼓判を押す・一言一句(谷崎潤一郎の造語)、つんけん(三遊亭円朝の造語)、三羽烏(大正十年の小林花眠の造語)、目玉(津村節子の造語)、目を丸く(河盛好蔵の造語)、箔を付ける(樋口一葉の造語)、尻尾を掴む(大正十年の佐々木邦の造語)、鉢合わせ(坪内逍遙の造語で、江戸時代は「出会い頭に頭と頭が激突する」意味)、円卓・無駄(国木田独歩の造語)、甘い汁を吸う・度肝(内田魯庵の造語)、手駒(小島徳彌の造語)、得意気(幸田露伴の造語)、藩(「天皇に仕える諸侯の領地」の意味で、幕末になって薩長など尊皇倒幕派の過激派志士が言い出したが、徳川方は使わず)、別嬪(二葉亭四迷の造語。江戸時代は「別品」の表記)、口裏合わせ(徳田秋声の造語)、反対(中村正直の造語)、粛清(渡辺善一郎の造語)、空理空論(末広鉄腸の造語)、針小棒大(中江兆民の造語)、捨て鉢(有島武郎の造語)、戸惑い(尾崎紅葉の造語)、ぐしょ濡れ(小山内薫の造語)、すっぽかす(夏目漱石の造語)、藁をも掴む(徳富蘆花の造語)、目と鼻の先(久保田万太郎の造語)など。
お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)より
4062762242
No.4
(1pt)

時代考証に、あまりに無知

時代小説で直木賞を受賞した作家だが、意外に言葉の時代考証間違いが多い。
「凄い」は江戸時代は「ぞっとする」「気味が悪い」という意味だが、「素晴らしい」に近い現代の用法で使っている。「大変」は江戸時代は、現代と違って「すさまじい凶事」の意味で使うが「非常に」という現代の意味で使っている。
 当身で失神させるのに、腹を殴っている。気絶させるには側頭部か顎を殴って脳震盪を起こさせる。これが本当の当身。
 女が三つ指を突くのもNG。三つ指を突くのは、そもそも吉原の遊女が始めた作法で、極めて不作法な挨拶とされる。両手を「ハ」の字状にして掌をしっかり床に着け、額を床すれすれまで下げるのが最も礼儀正しい作法。三つ指を突くのが礼儀正しいと思い違いしているとしか思えない。
「行かず後家」とは、婚約が決まったのに嫁入りする前に縁談の相手が急死して「行く前に未亡人(後家)になった状況を指す。主人公の歌吉は、婚約していないから、明白な時代考証間違い。
 その他、時代考証NGワードを列挙していくと、甲高い・太鼓判を押す・一言一句(谷崎潤一郎の造語)、つんけん(三遊亭円朝の造語)、三羽烏(大正十年の小林花眠の造語)、目玉(津村節子の造語)、目を丸く(河盛好蔵の造語)、箔を付ける(樋口一葉の造語)、尻尾を掴む(大正十年の佐々木邦の造語)、鉢合わせ(坪内逍遙の造語で、江戸時代は「出会い頭に頭と頭が激突する」意味)、円卓・無駄(国木田独歩の造語)、甘い汁を吸う・度肝(内田魯庵の造語)、手駒(小島徳彌の造語)、得意気(幸田露伴の造語)、藩(「天皇に仕える諸侯の領地」の意味で、幕末になって薩長など尊皇倒幕派の過激派志士が言い出したが、徳川方は使わず)、別嬪(二葉亭四迷の造語。江戸時代は「別品」の表記)、口裏合わせ(徳田秋声の造語)、反対(中村正直の造語)、粛清(渡辺善一郎の造語)、空理空論(末広鉄腸の造語)、針小棒大(中江兆民の造語)、捨て鉢(有島武郎の造語)、戸惑い(尾崎紅葉の造語)、ぐしょ濡れ(小山内薫の造語)、すっぽかす(夏目漱石の造語)、藁をも掴む(徳富蘆花の造語)、目と鼻の先(久保田万太郎の造語)など。
お狂言師歌吉うきよ暦 Amazon書評・レビュー: お狂言師歌吉うきよ暦より
4062131102
No.3
(3pt)

お狂言師とは?

近くの図書館では逝去した作家の特集をいつもしていますが、そこで見つけた作品です。どういうわけかこのような作品にまでたどり着いてしまいました。最初はとっつきにくかったのですが、すぐに慣れてあとは最後までまっしぐらです。時代は店舗の「改革」の頃でしょうか。改革という言葉はいつも胡散臭さをまとうようで、この時代も一筋縄ではなかなか解釈が難しい時代のようです。どちらが悪で善かよくわからないのです。この不透明な状況に様々な関わりから一方のinformantとして巻き込まれてしまうのが主人公の歌吉です。
歌吉が抱える悲劇はあっけないほどあっさりと作品の前半で挿入されています。様々な魅力的なパーソナリティが歌吉を取り囲むわけですが、この関わりがこの作品の魅力です。もう一つの魅力は、お狂言師というあまり知られていない職業です。大名お抱えで大名にプライベートの場で芸や踊りを披露するのが仕事です。この職業に関わるディテールが細かく描かれています。主人公である歌吉ですが、この第一作ではどうもその魅力全開というまでは描き切れていないようです。むしろ師匠である歌仙のほうがどっしりと描かれているようです。、
お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)より
4062762242
No.2
(3pt)

お狂言師とは?

近くの図書館では逝去した作家の特集をいつもしていますが、そこで見つけた作品です。どういうわけかこのような作品にまでたどり着いてしまいました。最初はとっつきにくかったのですが、すぐに慣れてあとは最後までまっしぐらです。時代は店舗の「改革」の頃でしょうか。改革という言葉はいつも胡散臭さをまとうようで、この時代も一筋縄ではなかなか解釈が難しい時代のようです。どちらが悪で善かよくわからないのです。この不透明な状況に様々な関わりから一方のinformantとして巻き込まれてしまうのが主人公の歌吉です。
歌吉が抱える悲劇はあっけないほどあっさりと作品の前半で挿入されています。様々な魅力的なパーソナリティが歌吉を取り囲むわけですが、この関わりがこの作品の魅力です。もう一つの魅力は、お狂言師というあまり知られていない職業です。大名お抱えで大名にプライベートの場で芸や踊りを披露するのが仕事です。この職業に関わるディテールが細かく描かれています。主人公である歌吉ですが、この第一作ではどうもその魅力全開というまでは描き切れていないようです。むしろ師匠である歌仙のほうがどっしりと描かれているようです。、
お狂言師歌吉うきよ暦 Amazon書評・レビュー: お狂言師歌吉うきよ暦より
4062131102
No.1
(3pt)

なんとなく読み始めましたが

なかなか程々に面白かった。
「清姫様一条」が目に入ったので読んでみようと思ったが、いつもいつも比較的目に付きやすい「最新刊」「続編」を先に読んで、面白い本であればある程「あああ~。順番通りいっときゃ良かった」と後悔するんで、今回は「先発がないかを確認」し、こっちを先にw
早く続きが読みたい!とがつがつする程ではないけど、「さ、次だ」という位のレベルです。少なくとも「清姫様」まで行き着かずに途中で読み止める事はないと思います。
お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)より
4062762242

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