大奥二人道成寺
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前作に続いて読みました。本作ではお吉の活躍する舞台が広がっていきます。なんと大奥が狂言を披露する舞台として選ばれてそこでは将軍までもが重要な登場人物となるのです。もちろん大奥となりますと、そこは女性の陰謀の渦巻く場所ですからその部分にも大幅なスペースがさかれます。前作ではその描き方に試行錯誤もあったお吉の周囲の人物たちですが、本作品ではお吉を取り囲む登場人物もその役回りを含めて一応の特徴づけも終了して、ワンパターンながらもその役回りに応じて縦横無尽に活躍始めます。前作と同じようにディテールは細かく丁寧に扱われていますが、肝心の本筋のストーリーがどうも説得力に欠け、最後は無理やりにつじつまを合わせたといったところでしょうか。 | ||||
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欲を言えばお吉の「狂言師」としての場がもう少し欲しかったかな。が、楽しんで読めました。 日向より、断然宗助の味方ですw 宗助はお吉の身になってお吉を尊重してるのに、日向は「良かれと思って」と、「己の職務の都合」でお吉を振りまわしながら「お役目上どうしようもないのだ」のエクスキューズに終始してる感じなので。まあ、この時代の「普通」なんでしょうが。 続きが楽しみです。 | ||||
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歌舞伎好き、踊り好きの私にはとっても面白かったです。シリーズで読みたい。 | ||||
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杉本章子さんの作品はどれもそうですが、この作品も話の筋立てがよく練られている上、江戸文化の描写が繊細で細やか。娯楽小説ながら、一言一言を大切に噛みしめながら読みたい一冊です。本作品はお狂言師が主人公なので、鷺娘、道成寺等、有名な演目の演じ手の思いやポイント等も丁寧に書かれていて、歌舞伎などでこういった演目に馴染んでいる方には特にうれしいのでは。12代将軍の次期将軍の座を巡っての紀州水野家の陰謀、大奥の権力争いを背景に、想い合いながらも実らなかった恋、届かぬ想い、小さな芽となって芽吹いた恋等、複雑な人間模様、男女のこと、人間の欲望の浅ましさ等を描きながら、最後は人が人を大切に思い合う気持ちに心がほっくりとしました。「大奥二人道成寺」は「お狂言師歌吉うきよ暦」の続編で、前作のあらすじの説明が所々に盛り込まれています。私は前作を読まずに本作を読んだので、最初はちょっと読みづらいところがありました。「お狂言師歌吉うきよ暦」を読んでからの方が、本作はより楽しめるかと思います。 | ||||
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