東京新大橋雨中図



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初公開日(参考)1988年11月
分類

長編小説

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東京新大橋雨中図 (文春文庫)

2025年01月04日 東京新大橋雨中図 (文春文庫)

明治初年の東京を舞台に、「最後の木版浮世絵師」となった 小林清親の半生を描く傑作時代小説。 失われつつある江戸の情景への愛惜、一世を風靡した「光線画」の凋落。 時代の激動に呑み込まれて沈みゆく人々と自身へのやるせなさを噛みしめる清親の、優しさゆえの苦悩と新時代へかける想いが交錯する。(「BOOK」データベースより)




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No.7:
(4pt)

版画を鑑賞しながらの読書。良き時代ですね~~~

年末の本棚整理で未読の文庫本「東京新大橋雨中図」を発見。年末休みに読んでみた。
徳川幕府が倒れ、新政府となった時代の侍の生き方の物語。ある意味、転職とその人生
の機微を描いているのだが、江戸と東京が交錯する時代背景と江戸の人情が心に沁みる。
主人公「小林清親」に対する前知識が全くなく、途中まで実在の絵師なのか、フィクション
上の人物か?分からず読んでいたが、それでも引き込まれた。
途中、Wikipediaで彼の版画「猫と提灯」「東京新大橋雨中図」、光線画、ポンチ画を
鑑賞しながら、本作品が読めた事が最高に嬉しく、臨場感が強まった。
個人的には、ラスト「早く、告白しろよ~!」と叫んでしまいましたが、
めでたし、めでたし、で良かったです。
東京新大橋雨中図 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:東京新大橋雨中図 (文春文庫)より
4167497026
No.6:
(4pt)

GOOD

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4167497026
No.5:
(5pt)

なるほど「猫板」ねえ。

単なる絵師の物語ではなく、佐幕派側の人間が維新後苦労を重ねながら何とか生きていったという観点から描かれていて、それが小林清親という才能と成功と結びつくことで、話としては面白いのは間違いない。誰も意外と注目しなかった部分で目の付け所が素晴らしかったといえよう。最も、維新後の鉄道、新橋ステイションといった文明開化やビールやワインの普及等人々の風俗の変化を巧みにとらえて表現していることや、同時に江戸の名残を感じさせる表現、知識を随所にちりばめていることが話に奥行きを与えてるのは作者の力量だと思う。猫板にワインを注いだ湯呑をおいたなんて、ちょっと良いよね。
東京新大橋雨中図 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:東京新大橋雨中図 (文春文庫)より
4167497026
No.4:
(5pt)

江戸から東京に変わった時代の絵師、小林清親の物語。短編4話

直木賞】解説:田辺聖子。江戸から東京に変わった時代の絵師、小林清親の物語。短編4話。新橋ステンション夕景、東京新橋雨中図、根津神社秋色、浅草寺年乃市。最初は伏線としてだけ絵が出てきて、幕末から明治の動きの中で生きている人を描写。人物を描いてから、芸術を題材にした物語を書く。東京の地理に詳しくなければ地図を見ながら、距離を掴みながら読むのも一興。サンジョルジュの日に読んだ本の感想をあなたに。
東京新大橋雨中図 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:東京新大橋雨中図 (文春文庫)より
4167497026
No.3:
(5pt)

維新の負け組の視点から描かれる明治の姿

最後の浮世絵師と呼ばれた小林清親が主人公だが、この人物造形が素晴らしい。

明治維新前後を描いた小説は星の数ほどあるが、
新政府の大立者ではなく、
旧幕臣を主人公にしたのが、まず渋い。

六尺という大男だが、気持ちが純で不器用。
負けの感情を抱き、生活も厳しい清親は幼いころから好きだった絵で身を立てようとするのだが、
才能の自覚を持って自信満々で勝負するわけではない。
ひとことで言えば優柔不断。
でも、才能を見出される。

維新の負け組の視点から描かれる明治の姿がいい。

光線画で評価されるが制作コストの安い石版画にシフトしていく版元。
明治の時代からメディアの栄枯盛衰はめまぐるしいわけだ。

ラストのほのぼした後味の良さまで、
全編、気持ちよく堪能させてくれるいい小説だ。
東京新大橋雨中図 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:東京新大橋雨中図 (文春文庫)より
4167497026



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