妖花
- 遊女 (56)
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状態がよく、梱包もされていました。 | ||||
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江戸情緒あふれる時代小説が人気の杉本章子さんの初期の頃の短編以下6作を収めています。 (並びは初出年代順) 昭和55年 朱唇 昭和55年 藤の蔦 昭和56年 出陣 昭和58年 疑惑 昭和62年 げんまん 平成元年 妖花 『写楽まぼろし』で直木賞候補となり注目を浴びたのが昭和58年、『東京新大橋雨中図』で第100回直木賞を受賞したのが昭和63年で、本品に収められている6作も昭和58年前と後では小説としての出来不出来にかなりの違いが見られます。 『朱唇』『藤の蔦』『出陣』はいずれも史実をベースにした作品。史実に振り回されることなく物語を創作しているところは流石だと感心するのですが、筆運びに硬さが見られます。当時の作者は27歳前後でもあり、まだ人間というものを描き切れていないような感じがあります。 『疑惑』は『出陣』と同じく徳川家康を題材としているのですが、『疑惑』の方が断然に徳川家康の人間性を描写できていて文章も滑らかになり面白くて読みやすい。『げんまん』『妖花』になると、更に作者の腕があがり、世の不条理を切々と感じさせる作品に仕上がっています。 短編集そのものとしては少し物足りない内容ではありますが、杉本章子さんのファンである方なら、作者の作家としての軌跡を辿る、という点で手に取ってみると面白い一冊だと思います。 | ||||
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