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夏への扉
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【この小説が収録されている参考書籍】
夏への扉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全493件 221~240 12/25ページ
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SFとしてのストーリー展開は面白かったです。 冷凍睡眠などで2つの時代の話が展開しますが、設定のひとつひとつが自然で細やかでした。 小説を読んでいて一度矛盾に引っかかったままになると気持ち悪く感じる性分なもので、 そういのを感じることなく最後まで読めたことは嬉しかったです。 ただ、主人公が親友と婚約者に裏切られたり、11才の女の子と結婚できたらいいな、と願うに至るまでの 主人公以外の登場人物の心理描写が少なく、物語がなぜそう進むのか?を考えるうえで大事な部分なのに、 物語の景色があくまで主人公側の1視点からだけで進んでしまったのが残念でした。 私の中では主人公は子どもっぽい猫好きロリコンの技術オタクなだけで、あまり魅力を感じませんでした。 あとは、私が読んだのは翻訳が1963年のものということで、文章がやや古い印象です。 若い人が読む場合は2009年の新訳の方が良いのかな? | ||||
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1950年代のタイムトラベル小説。 シナリオはベタな展開だが、その簡潔さがまたよい。 なによりスピード感あふれる展開で物語に引き込まれる。 ワンポイントで登場する猫の存在、愛嬌が現実と空想のギャップを際立たせている。 現代ではありふれたタイムトラベルSFも当時では新鮮だったはずで評価が高いのも納得。 | ||||
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最近話題になっているテーマであり、興味深く読むことができました。 | ||||
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新旧訳どちらも持っていたが、(表紙が気に入っていることもあり)現在手許に残しているのはハヤカワの旧訳文庫版。 時代に即した翻訳にという意図で訳し直されたか否かは知らないけれど特に新訳にせずとも良かったのではないかという読後感。 | ||||
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もちろん男前のピートが大好きだけど、主人公のダンが男性には気付きにくい家庭の仕事に着目して商機を見い出しているところは現実と照らしても先見性を感じる、しかも安価に出来るよう努力をしている。 彼がタイムトラベルした未来を過ぎた現在になってさえ彼のような良心的な技術者兼会社経営者は存在していないのではないだろうか?新旧の訳はどちらも読んでいるが(翻訳はどちらもそんなに遜色はないと思えるものの)個人的にはピートを思わせるネコの後ろ姿が美しいこの文庫版に愛着を感じずにいられない。 | ||||
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主人公が行く未来が2000年と、もう過去になってしまいましたが面白く読むことが出来ました。 | ||||
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「40年前に読んだら面白かったんだろうね」...この一言に尽きる。 | ||||
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率直に言って面白くありませんでした。 経営や経済、株、雇用、社会情勢などの話しばかりで、SFの要素が少なかったです。 作品の舞台が2000年でしたが、やはりSFとしての賞味期限は、作中の舞台となっている年で切れるのだという事を実感しました。 | ||||
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会社の人がオススメしていたので、読んでみました。 読み終わった後、とても爽やかな気持ちになりました。 | ||||
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中学生の頃に読んで以来、約30年ぶり?に読み返しました。 話のおぼろげな筋以外は忘れていたので一から楽しめました。 30年。 私はコールドスリープはせず、年を重ねて現在を生きています。なんだか不思議(^^;; ガールズキャンプにいたリッキィにほど近い年齢だった私と、今のおばさんの私。 どちらの私も⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️をつける爽快感です。 ロバート・A・ハインラインこそが未来から舞い戻り小説家になったんじゃないの?って思えるほどに未来世界に関する想像に驚嘆。 ただ、ハインラインが想像した1970年、2000年。 どちらも現実はそのスピードでは想像の技術を実現できなかったかな? タイムパラドックスものにはよくあることだけど。 長く読み継がれるものにはそれだけの力がある。 まちがいないですね。 余談ですが、女性に対する考え方、女性自身の感覚みたいなものが書かれた当時からすると随分変化したんだなあと本筋以外にも興味深く。 現代女性にはないリッキィの魅力? こんなお姫様は今は絶滅しましたね。 このリッキィを、受け入れられるか入れられないかで日米の本作への評価の差がでるのかな? ロリコン容認というか、光源氏的な男性諸氏の夢の物語?(笑) | ||||
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自分はあまり使ったことがないKindleでサンプルでこの作品を精読しました上に。 面白かったのですぐさま購入し、日々の隙間時間のときに読みやっと読み終えました。 前購入した本は序盤があまり面白くなく、挫折しましたが、本書は飽きずに読み切れました。 色んな展開が転々と流れていくので続きが非常に気になる構成になっていて傑作と呼ばれてるだけあるなと思いました。 夏への扉の意味が分かった時は心が満たされた気持ちになった気がします。 | ||||
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この本を知ったのは、恥ずかしながらアニメ「エウレカセブンAO」最終回のサブタイトルだった。 まず、このワクワクするタイトルに惹かれ、そして、このアニメの話とどのような関連性があるのかと思いながら読んだ。 物語の設定自体は、バックトゥーザフューチャーやドラえもんをはじめとした時間を行き来するSFものに慣れてしまっているため、 "よくあるタイムリープの物語"に感じた。 (他の作品がこれを踏襲しているということか。 ) しかし、ずっと残っているだけのことはある。 どん底から成り上がる展開、話の途中で出てきたピースが一つになる気持ちよさは非常に興奮した。 | ||||
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うーん、途中までは面白さも感じましたが、読後感が悪いです。 せっかく「夏への扉」という詩的なプロローグで始まり、猫が生き生き愛らしく描かれ、タイムトラベル・メカ・ロマンスと魅力的な要素がつめこまれているのに、最後まで読むと期待ががっかり感に変わってしまいます。 主人公に共感しづらく、読むほどに気持ちが離れてしまいました。 ほぼ主人公個人の幸せのための話なので、主人公が好きになれないと楽しめません。 一人称が「ぼく」なので何となくごまかされてしまいますが、実際性格はかなりオレサマです。「俺」だったら印象がかなり違ったでしょう。 冒頭シーンでの、ウェイターに対する横柄な態度からして「ん?」と思いましたが・・・。自分の都合しだいで横暴にふるまうし、ちょっと意に添わない相手は見下す。利用はする。友人もできるけれど、なんだか自分にとって都合のいい人とだけ都合のいい付き合い方をしている感じで・・・。猫のことは尊重していると思いましたが。 あまり真面目にとらず、「お話なんだから」と割り切って読めれば上記のようなことは気にならないのかもしれませんが、私はだめでした。 最もがっくりきたのはラスト。 ロマンスの着地点は予想がつきましたが、もっと違ったかたちで過程が描かれるものとばかり思っていました。 女性の人生舐めているよな・・・と感じる展開で、ハッピーとは思えず。 時代性の問題だけとも思えない、残念なヒロインの扱いでした。 都合のよい展開が即許せないというわけではないのですが、この物語のご都合主義は「主人公以外の登場人物の人生を軽視する」方向で働いている感じがして、気持ちがよくないです。 最後のほうまでくると、男性の理想をそのまま小説化した妄想ストーリーみたいに感じられてきました。 SFとしては、わりとシンプルなタイムトラベルものに見えますが、実は一癖あるようです。 「望ましくない現実(未来)を変えるために過去に向かう」のではなく、「現実(未来)に合わせて過去を変えていく」方に近いかも。主人公がそれにどこまで自覚的であるかは微妙で、そこがこんがらがるところ。 | ||||
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「夏への扉」 なんかSF小説なのに詩的な表現で素敵やなぁと思っていたら、山下達郎師匠が曲のタイトルとして使っておりました。 素敵なタイトル。 内容的にはどうでしょうか。 「才能あふれる発明家、波乱に満ちたサクセスストーリー」 夢がある。 僕の率直な感想は「なんて読みやすい文章、ノリの良いセリフと展開!オチがロマンチックすぎて赤面w」 でした。ノータリンな感想ですいません。 巷では御都合主義、主人公がロリコン趣味で嫌、等の批判がされていますが、多少リアリティの無い設定や展開が出てきても、物語世界のルールに従って物語が展開しているので、主人公に不快感を感じなければ、古い作品なのにめちゃくちゃ楽しめると思います。 読書苦手な僕としては「SF小説ってこんなに読みやすかったんだ!」と驚きました。(株式の話はやや理解力を求められましたが) 女性の扱いがけっこう男性目線なところも含め、アニメファンとかもこーいう話、好きなんじゃないでしょうか?僕は好きです。 あと気になったのが、「ロリコンだ!」批判に関して。 主人公は小学生のリッキィを見て「綺麗じゃないし、女らしさも感じない」と独白しているので、彼はロリコンでは無いと思いました(とはいえ、リッキィは正直かわいいです。ロリコンの方も楽しめると思います!)。 まぁ、そういう細かい突っ込みも含めて皆で感想を言いあって楽しめる、そんな小説だと思います。お勧めです。 | ||||
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長い。 テンポよくない。 友達にすすめられたけど。 何が面白いのかなー。 | ||||
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主人公が裏切られてからのどんでん返しの連続。飽きさせずに引きずりこまれて、いつの間にか読み終わるほどのやみつき具合に。 | ||||
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隙なく次を読ませる展開と構成、タイムリープというテーマと相乗して加速するスピード感。 この後に登場した様々な物語に影響を与えたであろう数々の要素も、古さを感じさせない。 冒頭から、猫のピートの「ナーオウ」とか「モーア」とかいう鳴き声に惹かれれば、あとは主人公の軌跡を追いかけずにはいられない。 家事ロボットもコールドスリープも時間旅行も、この小説の中ではぴかぴかと輝きを放っているし、ユーモアがあふれている。 冬、猫用の扉の向こうに雪を見つけたピートは、全ての人間用の扉を開けろとせがむ。 どの扉を開けても雪だけど、ピートはどれかが雪のない「夏への扉」に繋がっていると信じている。 主人公もまた「夏への扉」をこの物語で探し続けるし、読み手もまた探し続ける。 主人公が「夏への扉」へと近づいた頃、読み手は自分にとっての「夏への扉」とは何か考えることになるだろう。 その時、この小説が持っている深い優しさと、物語の喜びに触れることとなる。 梅雨が明ける前にこの物語を読み終えることができて、本当に良かった。 しかし本当に50年代のアメリカというのは、輝いていたんだろう、その意味でも『夏への扉』はタイムリープできる小説だ。 そのセンチメンタリズムが生むキュートさで結構持っている小説ではあるし、そこに文句の一つでも言いたくなる人がいるかもしれないけど、それはそれで一つの愛すべき欲望なのよ。 | ||||
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SF古典という意義は評価できます。1950年代にこの内容でしたら、さぞかし衝撃的で面白かったと思います。 しかし、今となってはSF的な斬新さは感じられませんし、では内容はというと、今の時代、この恋愛ストーリーは駄目だろうと。 読む時代を間違えなければもっと楽しめたと思うと残念です。 と、少々厳しい事を書きましたが、「じゃあ面白くなかったのか?」と言われるとそうではなく、普通に楽しめます。 ご都合主義なんて言葉も聞かれますが、これはタイムトラベル物なので全て必然なのです。そう考えるとよく出来たストーリーだと思います。 | ||||
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SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。 もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。 なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。 そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。 後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。 心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。 そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。 | ||||
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1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。 | ||||
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