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夏への扉
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【この小説が収録されている参考書籍】
夏への扉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全500件 241~260 13/25ページ
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うーん、途中までは面白さも感じましたが、読後感が悪いです。 せっかく「夏への扉」という詩的なプロローグで始まり、猫が生き生き愛らしく描かれ、タイムトラベル・メカ・ロマンスと魅力的な要素がつめこまれているのに、最後まで読むと期待ががっかり感に変わってしまいます。 主人公に共感しづらく、読むほどに気持ちが離れてしまいました。 ほぼ主人公個人の幸せのための話なので、主人公が好きになれないと楽しめません。 一人称が「ぼく」なので何となくごまかされてしまいますが、実際性格はかなりオレサマです。「俺」だったら印象がかなり違ったでしょう。 冒頭シーンでの、ウェイターに対する横柄な態度からして「ん?」と思いましたが・・・。自分の都合しだいで横暴にふるまうし、ちょっと意に添わない相手は見下す。利用はする。友人もできるけれど、なんだか自分にとって都合のいい人とだけ都合のいい付き合い方をしている感じで・・・。猫のことは尊重していると思いましたが。 あまり真面目にとらず、「お話なんだから」と割り切って読めれば上記のようなことは気にならないのかもしれませんが、私はだめでした。 最もがっくりきたのはラスト。 ロマンスの着地点は予想がつきましたが、もっと違ったかたちで過程が描かれるものとばかり思っていました。 女性の人生舐めているよな・・・と感じる展開で、ハッピーとは思えず。 時代性の問題だけとも思えない、残念なヒロインの扱いでした。 都合のよい展開が即許せないというわけではないのですが、この物語のご都合主義は「主人公以外の登場人物の人生を軽視する」方向で働いている感じがして、気持ちがよくないです。 最後のほうまでくると、男性の理想をそのまま小説化した妄想ストーリーみたいに感じられてきました。 SFとしては、わりとシンプルなタイムトラベルものに見えますが、実は一癖あるようです。 「望ましくない現実(未来)を変えるために過去に向かう」のではなく、「現実(未来)に合わせて過去を変えていく」方に近いかも。主人公がそれにどこまで自覚的であるかは微妙で、そこがこんがらがるところ。 | ||||
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「夏への扉」 なんかSF小説なのに詩的な表現で素敵やなぁと思っていたら、山下達郎師匠が曲のタイトルとして使っておりました。 素敵なタイトル。 内容的にはどうでしょうか。 「才能あふれる発明家、波乱に満ちたサクセスストーリー」 夢がある。 僕の率直な感想は「なんて読みやすい文章、ノリの良いセリフと展開!オチがロマンチックすぎて赤面w」 でした。ノータリンな感想ですいません。 巷では御都合主義、主人公がロリコン趣味で嫌、等の批判がされていますが、多少リアリティの無い設定や展開が出てきても、物語世界のルールに従って物語が展開しているので、主人公に不快感を感じなければ、古い作品なのにめちゃくちゃ楽しめると思います。 読書苦手な僕としては「SF小説ってこんなに読みやすかったんだ!」と驚きました。(株式の話はやや理解力を求められましたが) 女性の扱いがけっこう男性目線なところも含め、アニメファンとかもこーいう話、好きなんじゃないでしょうか?僕は好きです。 あと気になったのが、「ロリコンだ!」批判に関して。 主人公は小学生のリッキィを見て「綺麗じゃないし、女らしさも感じない」と独白しているので、彼はロリコンでは無いと思いました(とはいえ、リッキィは正直かわいいです。ロリコンの方も楽しめると思います!)。 まぁ、そういう細かい突っ込みも含めて皆で感想を言いあって楽しめる、そんな小説だと思います。お勧めです。 | ||||
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長い。 テンポよくない。 友達にすすめられたけど。 何が面白いのかなー。 | ||||
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主人公が裏切られてからのどんでん返しの連続。飽きさせずに引きずりこまれて、いつの間にか読み終わるほどのやみつき具合に。 | ||||
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隙なく次を読ませる展開と構成、タイムリープというテーマと相乗して加速するスピード感。 この後に登場した様々な物語に影響を与えたであろう数々の要素も、古さを感じさせない。 冒頭から、猫のピートの「ナーオウ」とか「モーア」とかいう鳴き声に惹かれれば、あとは主人公の軌跡を追いかけずにはいられない。 家事ロボットもコールドスリープも時間旅行も、この小説の中ではぴかぴかと輝きを放っているし、ユーモアがあふれている。 冬、猫用の扉の向こうに雪を見つけたピートは、全ての人間用の扉を開けろとせがむ。 どの扉を開けても雪だけど、ピートはどれかが雪のない「夏への扉」に繋がっていると信じている。 主人公もまた「夏への扉」をこの物語で探し続けるし、読み手もまた探し続ける。 主人公が「夏への扉」へと近づいた頃、読み手は自分にとっての「夏への扉」とは何か考えることになるだろう。 その時、この小説が持っている深い優しさと、物語の喜びに触れることとなる。 梅雨が明ける前にこの物語を読み終えることができて、本当に良かった。 しかし本当に50年代のアメリカというのは、輝いていたんだろう、その意味でも『夏への扉』はタイムリープできる小説だ。 そのセンチメンタリズムが生むキュートさで結構持っている小説ではあるし、そこに文句の一つでも言いたくなる人がいるかもしれないけど、それはそれで一つの愛すべき欲望なのよ。 | ||||
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SF古典という意義は評価できます。1950年代にこの内容でしたら、さぞかし衝撃的で面白かったと思います。 しかし、今となってはSF的な斬新さは感じられませんし、では内容はというと、今の時代、この恋愛ストーリーは駄目だろうと。 読む時代を間違えなければもっと楽しめたと思うと残念です。 と、少々厳しい事を書きましたが、「じゃあ面白くなかったのか?」と言われるとそうではなく、普通に楽しめます。 ご都合主義なんて言葉も聞かれますが、これはタイムトラベル物なので全て必然なのです。そう考えるとよく出来たストーリーだと思います。 | ||||
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SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。 もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。 なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。 そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。 後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。 心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。 そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。 | ||||
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1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。 | ||||
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SFで何かいい本ないかな~とWEBで探していて、評価の高さに興味を持ち、 書店で即買い。休日1日使って読み切りました。 構成が素晴らしく、最初から最後まで引き込まれました。 人に裏切られてもまた人を信用し、猫にも人にも深い愛情を持つ 主人公の人柄の良さには勉強させられます。 そして、一度転落したからといって諦めない主人公に勇気をもらい、 困難があっても、自分で人生を切り開くことの大切さを学びました。 最後にある、過去は振り返らず未来へといった描写も同感しました。 読むとパワーをもらえる生涯離したくない作品です。 | ||||
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別物過ぎて全く感情移入できませんでした。 なんだろう登場人物の心情が伝わって来ません。 確かに旧訳は古い表現はあるかも知れませんが一気に読ませる文章力には遠く及ばない感じです。 新訳は児童文学?と思ってしまいます。 思わず旧訳を読み返してまいました。 やっぱり素晴らしい。 | ||||
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SF名作アンケートで何度も1位を獲得するロバート・A・ハインラインの代表作。 著名な福島正実・訳のほう1963年の出版で、約半世紀も前の出版になる。 そして、21世紀の2009年にあらたに小尾芙佐によって翻訳しなおされたのが、 この「夏への扉」の[新訳版]だ。 まず、判型がハヤカワ文庫サイズではなくノベルズタイプの縦長版である。 背綴や製本はペーパーバックっぽいが、紙は上質紙である。 判型が大きいので活字も大きめのフォントだ。文庫の約2倍くらいありそうだ。 表紙も写実的な福島版とは対照的にパステル調で、 アメリカ西海岸をイメージさせる海の見える海岸通り、 パーキングメータにのる、リッキー(猫)とその向こうをある「ぼく」(ダン・ブーン・デイヴィス)。 青春小説としての内容にそった新装だといえそうだ。 新訳とはいえ、オリジナルは同じ文章であるのだから、まったく別物にはならない。 巻末の訳者あとがきにもあるように、きちんと福島正実版を念頭に置きつつ訳されている。 いちばん変わったと感じるのははなし口調と、やや堅苦しかった発明品の名前を、現代的に軽くしたことだ。 福島版「文化女中器(ハイアード・ガール」 → 小尾版「おそうじガール」 福島版「万能(フレキシブル)フランク」 → 小尾版「ばんのうフランク」 訳者小尾芙佐氏の代表的な翻訳は「あるジャーノンに花束を」だが、あの文体の邦訳文だと思えばいい。 小尾芙佐訳の『アルジャーノン』を気に入ったひとならば、こちらも気に入ることまちがいなしだ。 大きくネタバレしない程度に物語りのあらすじを。 『夏への扉』は冷凍睡眠(コールドスリープ)と復讐(リベンジ)と幸福(サクセス)に関する物語だ。 主人公の「ぼく」ことダン・デイヴィスは友達と恋人に裏切られ、 失意のうちに冷凍睡眠(コールドスリープ)で30年後の未来2000年まで飛ばされ、 そこで呪われた人生へのリベンジを開始する。 そこで登場するのが、SF小説の定番の設定であるが、それは読んでのお楽しみ。 ダン・デイヴィスはその手段でいまではありがちな過去改変をやってのける。 過去改変があたりまえになったSFズレした読者には、歴史的時間軸の矛盾が生じるけれど、 そこは目をつぶってご都合主義を楽しんで欲しい。 友人を信じて裏切られたダン・デイヴィスが、新しい仲間を信じて成功を手にするハッピーエンドな物語だ。 とくに大好きな猫のピートと小さなガール・フレンド「リッキー・ティッキー・タヴィ」と2000年に再会する結末は、これぞ王道といったような大団円だ。 なお、日本ポップス界の雄である山下達郎が、本作のために書き下ろした「夏への扉」という1曲があるので、本書を読み終えたらそちらも一聴の価値あり。(アルバム『ライド・オン・タイム』に収録) 本作以降のSF作品にかなり似通ったオマージュ設定が頻繁に登場するのは、 本作「夏への扉」の傑作の証明だろう。 私がいちばん類似性を感じたのは、映画「ドラえもん のび太の大魔境」のクライマックスだ。 これ以上いうと読書の楽しみを奪いそうなのでここまで。 ただ青春小説といっても主人公の年齢設定は30歳なのであしからず。 初読の人は福島版よりも読みやすさに配慮された小尾芙佐版のほうがおすすめ。 | ||||
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二度目の購入です。海外SFでまずどれを読んだらいいか、と聞かれたら、迷わずこれを勧めます。是非読んでみてください。 | ||||
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ここまで引き込まれた本は、久々でした。ハラハラドキドキの展開とすべての辻褄が合わさった時の、爽快感、たまりません! | ||||
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再びこの小説を手にしている 過去 幾度となく人生の節目毎に購入し直し 今回に至っては 電子書籍として手に取っている 最初に手にしたのは凡そ30年前 まだ20世紀だった 今 こうしてこの作品を手にして読み返している時代は作中に出て来る21世紀 現在、作中に出て来る様な素晴らしい21世紀では無いが、不平不満を言いながらも 楽しく汗して日々を暮らしているところを見ると 満更でもないのだろうな…とおもふ 願わくば、ハインライン氏の夢描く世界の様に 素晴らしい社会 世界になってゆく事を願うばかりである。 | ||||
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Amazonのレビューで「元祖ラノベ」と評している方がいらっしゃいましたが、すごく同意です。 この小説を読んでいて私は、「涼宮ハルヒシリーズ」を思い出しました。 主人公のひねくれた感じとか、猫とかおにいちゃん大好きな幼女とか、主人公に優しい周囲の人々とか。谷川先生はきっと影響を受けていると思います。 「笹の葉ラプソディ」の元ネタはたぶんコレでしょう。 文体は、すらすらと読みやすく平易でよかったです。 また、主人公の友人の義理の娘の幼女はマジで天使でした。 もうロリコンでいいやとさえ思いました。 また、猫の描写が素晴らしく、猫を飼っている人なら誰もが「わかるわかる!」と納得すると思います。 猫というものはかわいいだけではなく、偉大で誇り高い存在なのです。 ハインライン先生は本当によくわかっていると思いました。 面白かったです。 | ||||
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古典SFの傑作だと聞いて手に取ってみたましたが、思っていたほどの敷居の高さはなく、現代でも通用するエンターテイメント作品だと思えました。とても素晴らしい作品です。何より、すべての苦労の乗り越えた先にある美しいハッピーエンドが良いです。古典SFといえば暗くどんよりとした小説ばかりですが、これは明るく希望に満ちた未来を表現しています。1984年などの哀しい未来の作品も好きですけど、たまにはこうした気持ち良い未来も良いですね。多くの人に進められるよく出来た物語でした。 | ||||
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1970年と2001年という今では過ぎっ去った年代設定から古くて期待はずれかと思いきや 活劇的な(決してカッコいいアクションじゃないけど)スカッとしたエンディングが心地いい。 | ||||
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面白いんだけど、やはり古い時代の作品なので、過去現在未来すべてが過去のような感じ。 | ||||
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ジュブナイルな、お気楽な、ご都合主義な内容。 わざわざお金を払って買うものでもなかった。 ただ、タイトルの夏への扉のエピソードがすてき。 内容は星2つ。 それ以外をタイトルのエピソード=夏への扉が補っている。 | ||||
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出だしにインパクトなく、読み進める気になりませんでした。以前の訳のほうがなんとなく英語っぽかったし、引きこまれた記憶があります。 | ||||
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