(短編集)
輪廻の蛇
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表題作『輪廻の蛇』について、『時の門』と同じくドタバタ劇(?)ですが、『時の門』ほど入り組んでおらず分かりやすい気がします。 | ||||
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明らかな誤訳が散見されるだけでなく、言い回しや口調も全体的に不自然で、読むに耐えませんでした unlimited対象とはいえ、このようなものが出版にまで至るということが信じ難い | ||||
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基本雑食ですが、SFは敬遠しているきらいがあります。すこしずつ読むようになりましたが。本書を手にとったのは、映画『プリデスティネーション』を観て、関心をもったからです。映画は、友人が何を思ってか勧めてきたもので。理由を問うと、特に理由はなくインスピレーションで、私に勧めたいと思ったらしく、本人自身おもしろいと思ったからでもありましょう。多少渋々と観て、予想外におもしろかったわけでした。本書は短編集で、そのうちの『輪廻の蛇』を脚色して実写化したわけですね。映画は二時間ほどだから、当然短編をだいぶ改変してあります。本筋は変わりませんが。映画を観てからだと、ずいぶん素朴に感じられ、ただ、その当時としては斬新だったのだろうと間違いなく思われますし、おもしろく読めました。いわゆるタイムパラドックスがあり。他のものも、退屈したり苦痛を感じることのなく読めました。SFをほとんど読まないので判断のつけようがありませんが、こういった、くっきり落ちらしい落ちの見えない不条理に感じるのものであれば、また巧みな語り口のものであれば、受けつけないこともなく、機会があれば他にも読んでゆけるかと思えました。不条理と記しましたが、現実自体不条理であり、白黒はっきり結論が出たり、わかりやすく納得する結末になることなどまずまずないので、リアリティーがあるともいえますね。いくつかSFの名作とされるものを積ん読してもおりますので。本書のなかにある、『かれら』。これを読み、映画『トゥルーマンショー』を連想しました。あの映画の原作、ではどうやらないようですが、影響はあたえているのではと思わされました。疎いため、詳しい方からしたら呆れた放言になるでしょうが、発想がすごいし、筆力もあって読ませますね。SF界の巨匠らしいですが、そう言われるのも、本書だけでも肯けます。未だ廃れず読み継がれるのは、道理ですね。 | ||||
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読書好きなかたなら「クセになる作家」にめぐりあったことがあるはずです。 本作を読んでいて私が痛感したのがまさにそれで、全6作のうち2~3作読んだ時点で「こりゃたまらんわ」と感じ「時の門」というハインラインの別の名作短編集を図書館で借りました。 本作「輪廻の蛇」はいっけん全6作の短編集のように見えますが、巻頭の「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」は240ページを超える中編というか長編。しかもこれがフランツ・カフカか、フィップ・K・ディックを思わせる《人間存在 (実存) の不確かさを扱った作品》(巻末の解説より) で、読み始めるやいなやホーグ氏の不可解な挙動が読み手を強烈に引きつけます。 だってこのホーグ氏、毎日勤勉に働いているらしいのに、自分が昼間どんな職業に従事しているのか全然分からず、不安のあまり探偵事務所に自分の職業を調査するようお金を払って依頼するんですよ。 そこから先は、こんどは探偵事務所のランダル & シンシア夫婦の視点になって、依頼人ホーグ氏の職業を必死に解明しようとする。ところが、探偵夫婦がどんなに頑張って尾行し見張ってもホーグ氏の本当の職業が分からない (‼) 一時的に分かったと思ってもすぐにまた分からなくなってしまう。読者としては「まじか !?」という心境です。 そのうち探偵夫婦が、自宅の鏡の向こうに住まう不可解な影の勢力〈鳥の御子たち〉に拉致されて「ホーグに会っちゃダメだ」と因果を含められ・・・・。 ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが、それにしてもまあ240ページの短かったこといったら。そしてどんなに読み進んでも予測不可能だった結末は、かなりブッ飛んでいました。 4番目の「かれら」という短編も趣向は違うが実存の不確かさを扱った作品で、フィリップ・K・ディックの「アジャストメント (調整班)」(1954年)に似ていますが、「かれら」(1941年) のほうが13年も先んじて書かれている。 表題作の「輪廻の蛇」は、きわめて巧妙なタイム・パラドックスものとして有名。意外に短い作品で通読してもイマイチよく分からなかったけど、ネットでからくりを調べて納得しました。 「像を売る男」「わが美しき町」「歪んだ家」はいずれもSFファンタジーと呼ぶべき好編で、他の作品にも言えるけど、ハインライン持ち前のユーモアが効いています。 | ||||
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映画を見たので、気になり読んでみました。 おもしろい内容ですが短編だったので、もっと、たくさんのストーリーを読みたかったですね。 | ||||
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