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夏への扉
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【この小説が収録されている参考書籍】
夏への扉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 1~20 1/3ページ
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もしドラえもんのストーリーを人のみで構成したら、この話のようになるのではないか。と思わせられた名作でした | ||||
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SF古典名作ということで、前々から読もう読もうと考えてついに読了。 SFネタとしては決してハードな部類ではなくて、どちらかというとジュブナイル系のライトSFという感じで、現代でSF映画や小説に慣れ親しんだ人にとっては驚きは少ない。 主人公が過去と未来での言ってしまえば俗っぽい事柄に奮闘するのが主軸であり、SF的なギミックのディテールを楽しんだり、驚きのどんでん返しのようなものは期待するような内容ではないだろう。 したがって、個人的にものすごく楽しめたかと言えば否定することになってしまうのだが、やはりこれまで評価されてきたのは間違いなくて、おそらくSFというジャンルに限定した物語の骨子に期待しているものが自分と違うからなのだろう。 なお、僕の大好きなSF小説は同じくジュブナイル小説である高畑京一郎「タイム・リープ」や、小林泰三「玩具修理者」に収録されているハードホラーSF「酔歩する男」だ。 SFというジャンルに手を出してから、今現在でも不動の1、2が変わらないというのだから、やはり最初に受けた衝撃というものを忘れられないからなのかもしれない。 | ||||
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やはり外国の方が書かれた作品は、日本人には回りくどい言い回しだと思った。 作品のめり込むまで時間がかかった。 | ||||
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何十年も前に読みましたが内容をすっかり忘れていて、今回、山﨑賢人、清原果耶、藤木直人主演で映画化されたものを見たので再読してみました。 ハインラインが1957年に発表した作品です。もはや古典名作SFの領域ですね。 まだ中学生になったばかりの頃、ジュブナイルのSFやミステリから抜け出して最初に読んだハインラインは「異性の客」や「自由世界」。当時一番好きだったのは幻想ファンタジー寄りのレイ・ブラッドベリとゴリゴリのハードSFだったアーサー・クラークでした。 作風を比較するとハインラインはより現実社会に近かったというか、ヒッピー・ムーブメントの影響を受けた当時のアメリカ社会を反映していたり、技術系の記述が多かったりでいまいちピンときませんでした。そんな中、この「夏への扉」は比較的わかりやすいタイムトラベルものでした。 2021年製作の映画では、主人公は1995年から2025年に飛ぶことになっています。原作では主人公は1940年生まれで、物語の最初の舞台は1970年(つまり作品が書かれた時から13年後の近未来)。そして主人公が冷凍睡眠の末に飛ぶ未来は2000年が設定されています。 2000年は私たちにはもう22年も過ぎてしまった過去ですが、ハインラインが当時の感覚で予想した便利商品や未来社会とはちょっと違うものになっていますね。お掃除マシンは今で言うとルンバの類に当たるでしょうね。しかしそう思うと現在は予想していたほど未来社会らしくなっていない・・と思ってしまいました。 タイムパラドックスについては突っ込まないことにしても、話が結構複雑です。まず、そもそも過去をひっくり返して未来の状況を変えてしまおうというのだから物理の法則も矛盾も何もないのですが。そういう意味ではハードSFではなくファンタジーに近いかも。善人が勝ち、悪いやつらがダメになるお話もすっきりですし、賢いネコが出てくる動物ものとしてもいいですね。 新訳は未読ですが、こちらの旧訳は確かに言葉使いが古いです。若い方は新訳の方がいいでしょう。 あと気になったのは、これはたぶん原作自体がそうなのでしょうが、女性の描き方が定型的で、むずかしいことや理論的なことはよくわからない、きょとんとしたただかわいい存在になっているのがなんだかなあ・・という感じです。いくらアメリカと言っても1957年ですから無理ないのかも。 また、主人公が自分がどうあっても過去に戻って人生をやり直したいがために、人にひどい言葉を投げつけて怒らせたり手段を選ばないところは自分勝手でちょっとひどいのでは・・と思ってしまいました。このあたりアメリカ的な感覚ではむしろコミカルな部分なんでしょうが。 自分の感覚も変わったのか、映画の方がこれらの部分が解消されていて、現代の日本人にあうと感じました。いずれにせよ、歴史に残るクラシックスには違いありませんね。 | ||||
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初めてオーディオブックを利用しました。 オーデイオブックの企画自体はなかなか面白いものと思います。 そして私の感じる問題点はおそらく全てのオーディオブックに共通するものかもしれません。 その問題点とは、そもそも一人の男性が朗読していることの問題点です。 朗読者は声色を変えたり、口調を強弱をつけたりとそれなりに努力をしており、それは成功しているものの限界でもあります。 例えば女性のセリフを声色を変えて男性が話すのはまるでオカマが話しているよう。説明の中で美人と言われてもそうは感じられないのです。 これはもし、自分が小説を読んでいたら、頭の中で勝手にキャラの声を誰かの声優か役者をあてて読んでいたりするんじゃないかと思うんです。映画を見てからノベライズを読んだらそうなったりすると思います。またセリフも小説なら違和感なくても、朗読になってセリフを話した途端、違和感の大きいものが多数あります。 BGMもありません。 私は長年ラジオドラマが好きで多くのラジオドラマを聞いてきました。ラジオドラマは効果音、BGM、数人の役者が声色を変えて演技をするものの、女性は女性が声をあてるのが普通です。 これらには足元に及ばないのは朗読ですから仕方ないものの、もしも最低でも女性は女性の声、BGM,効果音(たとえば砂漠の中を車で走るシーンとか、ドアを開ける音とか)を丁寧に演出して作ることができたたら、もっとマシな作品になったと思います。 「夏への扉」事体は名作で、他の高レビューの方の意見であらかた間違ってないと思います。 たぶんオーディブックを聞いて、多くの人は最後まで聞かずつまんないといってやめてしまうんじゃ?と不安になります。 | ||||
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ストーリーはベタだなと思うが面白い。 というより当時は斬新なアイデアだったものが、素晴らしさゆえに他の作品に引用され続けた結果、 現代のわたしたちには「よくある」と思えてしまうのだろう。 ただ、全体的に女性の描き方が現代ではとても……。 ヒステリックな浮気女は醜い老婆になって悲惨、 賢く優しい弁護士の妻はこちらの会話なんかまるで理解出来ない白痴だけど優しくて美人、 真実の愛を教えてくれるのは親子ほど歳の離れた幼女(未来の姿)だけ! ……ものすごく「女性」嫌いの作者だったのか…? 当時の感覚ではそれが普通だったのか…? 女はとにかく綺麗でおバカで従順なのが最高!という価値観がまんべんなく散りばめられてます。 これが2021年に邦画としてアレンジされるって、どういう感じなんだろう? | ||||
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最後まで読みましたが、前半の主人公が陥れられる下りまでがちょっと長すぎます。村上春樹を思い出させるメリハリのない展開で、「いつまでこの調子なの?」と思ってしまいました。その代わり、後半からの伏線回収はSF要素も強く、飽きずに一気に読めました。前半でやめてしまうのは勿体ないとは思いますが、皆が耐えられるかというと無理があると思います。 | ||||
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冷凍睡眠が未来へのタイムスリップにに当たるという点に関しては理解できる。 過去へのタイムスリップが気になり話が入ってこない。 作中ではタイムスリップが過去に行くか未来に行くか選択できない問題があり、 それによりタイムマシンがお蔵入りになったとの記載があったが、 未来でさらに過去に戻ろうとすれば10回も繰り返せば目的の時代に行けると疑問に思う。 単なる舞台装置にしては作中での役割が重要すぎて無視できない。 また、この作品において最大の疑問はリッキィである。 叔父が成長した姪?に惚れて冷凍睡眠に入る点に関してはわからなくもない。 しかし姪が成長している過程で10年も前に会ったきりの叔父をパートナーに選ぶかが理解できなかった。 疑問点を解消できず、もやっとしたエンディングだと感じた。 | ||||
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ロバート・A・ハインラインさんの本です。福島正実さんの訳です。 1970年に、発明家の主人公が事業をしているが、騙されてしまう。そのまま冷凍睡眠で30年後の未来に。そして、未来でタイムスリープ技術を使い、また1970年代に戻り、「一発逆転」を狙う…。というような話でした。 時間ものなのですが、いくつか矛盾がないわけでもない、つじつまがおかしいところが、ないわけでもないのですが、作者さんはそこいらへんをちゃんとケアしています。 あとは、飼っている猫のピートが、かわいらしいです。 発明家といっても、技術を組み合わせるだけで、実はオリジナリティはない、というあたり、なんか日本を比喩しているような気がしないでもないです。 また、もう21世紀ですから、これが書かれた時代とは、2000年に対する考え方が、かなり隔たりあるよね、と思わないではない。この小説みたいに、2000年になったとしても、現実では、人間は老いを克服できてないし、時間旅行もできない。 どうやら、この小説では、世界戦争がおこった後の話っぽくて、核爆弾とか炸裂しまくった後のようなのですが、そこいらへんのことはさらっと触れられているたけでした。 とりあえず、SFの古典らしいのですが、現代でも楽しめる本でした。 | ||||
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アメリカのSF作家ロバート・A・ハインライン(1907-1988)によるタイムトラベル物の古典、1957年。 私が、タイムトラベルを扱った物語でお馴染みの、あの因果関係が反転してしまうような捩じれたループ構造の面白さを最初に覚えたのは、やはりドラえもん(1969-)だったと思う。SF史には全く疎いが、本作はそうした後世に続くタイムトラベル物のパターンを決定づけた源流のひとつであるのかもしれない。そうだとすれば、面白いのも当然だ。現在自分が親しんでいる物語類型の歴史的な起源に出会えるというのが、古典を読む面白さのひとつであると思う。 前半は主人公とともに歯ぎしりしたくなるのだが、後半はそれらがすべて反転していき、しかもその反転がタイムトラベルという筋とぴったり噛み合っている構成が見事で、読んでいて心地よい。 □ 1957年に執筆された本作の舞台は、その当時にとっての近未来である1970年と、さらにその未来の2000年。ある時代が空想する未来というのは、当然のことながらどうしても当の時代に条件づけられてしまっていて、その時代の感性が濃厚に匂い立ってしまう。つまり、過去にとっての未来と、未来そのものとのあいだには、齟齬がある。そこから、過去を条件づけているものが見えてくると同時に、現在になった未来の特徴も反照されてくる。 | ||||
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当たり前ですが60年以上前に執筆されたものなのでその後今日に至るまで擦られまくった設定やロジックばかりで読んでいて目新しいことは特にありません。 主人公にもあまり魅力は無くて個人的にはちょっとロ◯コンチックで気持ち悪かったかな.. | ||||
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新訳で読もうとしたら何か頭に入ってこない。そこで旧訳のサンプルを読んでみたらこちらの方が読みやすい。前者の方が一見スムーズな文章なのに、後者の方が素直に頭に入ってくる。なぜだろう(訳者の性別の違いもあるのだろうか)。さらに原語版を見てみると、後者にはやや誤訳が多いようだが、どちらも微妙に元と違っていて結局自分で訳したくなる(翻訳あるある)。 改めて旧訳を電子版で買い直した。こちらの方が明かりのないベッドでも読める利点もある。 | ||||
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大好きな物語 原作にどちらが忠実なのかは判らずですが、福島正実さん訳の方も必ず読んで下さい。つたう涙の量が違う | ||||
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ほのぼのした小説です。冷凍睡眠とタイムマシンの合わせ技で今の私たちが読むと少し ネタバレ的であまり興奮しませんが、発表当時は衝撃的だったのかなと思います。 少なくともこの小説に触発されて、いろんな作家が工夫を凝らした作品を発表してきた のでしょう。その意味ではタイムトラベルものの一つのモデルを示したように思います。 猫が登場しますが、そんなに可愛いかなと思いました。 | ||||
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とにかくこれ読んでからじゃないと・・・という位の王道SF 初めに読んでほしい作品 読書マニアにはやや物足りないかも、この手の話は本作以降溢れているから ただ主人公が明るく前向きで好感が持て、ヒロインの女の子が可愛いのには安定にハインラインである | ||||
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未来と過去を行ったり来たりで、ご都合主義的な展開は否めない。盛り上がりに欠けるようにも感じた。翻訳された文章は読みやすいが表現は古い。名作にはちがいないが、胸に残るなにかはなかった。 | ||||
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ふと目に入って『そういや、「夏へと続く扉」以外、全く覚えてない』 ので、読んでみた …ホントにキレイに忘れてた…中学時代の読書ってなんだったんだろう? 猫の去勢に関する考え方とか、幼い娘を「予約」する是非とか、この手の事は今の「若い読者」はどう捉えて読むんだろう? 物凄くかけ離れた「昔」の本だと「そういうモンだ」で、気にならないが「ひと昔、ふた昔前」だといつも↑の考察に入ってしまったりする 「名作」って「名作」なんだなあ、と 楽しく読みました | ||||
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海外独特の言い回しだったり、経営、株、SFを読み慣れてないからか、読みにくさがずっとありました。320ページあたりを超えてから一気によくわからなかった伏線が回収されてきて、そこからは面白かったです。 | ||||
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SFと言うよりは、SFの要素が入った読み物といった感じでした。 それと結婚相手がちょっと??、と思うのは私だけでしょうか。 と、ケチは付けましたが、つまらない事はなく、それなりに読めました。 | ||||
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1957年の時間系SF。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はこういうところから来たのかも。軽いノリも似ている感じがします。 「冬の季節でも、どこかのドアは夏に繋がっているかも」と信じている猫。描かれている2001年が過ぎた今でも、家庭用ロボットがまだできてないことに、状況認識/設計の難しさを感じます。 | ||||
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