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オリエント急行の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
オリエント急行の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全217件 141~160 8/11ページ
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英語の勉強の一環として、原作を読んだのだが、なぜこの作品が高い評価を受けているのか全く首をかしげたくなるような結末であった。推理もほとんどあてずっぽうのような感じ。結末にこの展開をもってくるのであればトリックも何もあったものではない。一般の小説としてのおもしろさも微塵も感じられない。英語の理解不足のせいかと思い、再度日本語訳も読んでみたが、感想は同じ。日本の有名推理小説作家、森村誠一、夏樹静子、西村京太郎、山村美紗、松本清張等、誰と比べても見劣りするもであった。 | ||||
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英語の勉強の一環として、原作を読んだのだが、なぜこの作品が高い評価を受けているのか全く首をかしげたくなるような結末であった。推理もほとんどあてずっぽうのような感じ。結末にこの展開をもってくるのであればトリックも何もあったものではない。一般の小説としてのおもしろさも微塵も感じられない。英語の理解不足のせいかと思い、再度日本語訳も読んでみたが、感想は同じ。日本の有名推理小説作家、森村誠一、夏樹静子、西村京太郎、山村美紗、松本清張等、誰と比べても見劣りするもであった。 | ||||
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クリスティは世界で一番好きな作家ですが、この作品はちょっと評価しづらいです。 と言うのも、この作品でポワロが犯人を明かす前に「犯人が分からない」人っているのでしょうか? 恐らく殆どの人は2/3程度読み終えた時点で犯人が分かってしまうのでは。 この作品はミステリーにはまる、かなり初期に読んだのですが、そんな初心者だった私でも途中で 犯人が分かってしまい興醒めしてしまいました。 クリスティはもっと犯人が分かりづらい書き方や設定をして欲しかったし、出来たはずです。 それなので微妙な作品になりました。 書き方や設定によってはとてつもなく意外な犯人を作り出せたはずなので、残念です。 | ||||
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読書という作業は多くの場合、本に書かれていることを頭の中で画像化する作業を言うのであろう。 けど、この1冊の場合はやはりシドニー・ルメット監督作の映画の印象が強烈。 それを補完するように、文章を読んでしまう。 でもその作業は十分に楽しい。 それだけの綾がこの本にはある。 さて、この本・中村訳は創元推理文庫版の長沼訳に比べて、古風な物言いは少ないものの、やはり今様ではない気がする。 あと列車の見取り図が中にあるのは如何かと思う。 長沼版のように、扉の後ろ辺りにある方が親切ではないかなぁ。 | ||||
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推理小説で気にもしたことはなかったけど、訳が少し古風。 奥付けを見ると、1959年初版で改版しているもの。 確かに犯人を「下手人」と訳してみたり。 長沼訳はあの時代としては見事なものだし、素晴らしい。 けど、坪内訳の沙翁劇のようなもので、装丁は新しくなっても中身はクラシック。 それゆえ、同時代の空気を吸った人間ならではの味わいがあるのは事実だけど。 他の翻訳も読み比べることを勧める。 | ||||
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以前にペーパーバッグで読み始めましたが、 随所に登場するフランス語や、時折出くわす意味不明の会話表現のせいで、 数ページで挫折しました。 このルビーブックス版は、英単語(熟語)を辞書で調べる必要は 全くなく、二週間ほど、あちこち持ち歩き、電車の中や喫茶店、自宅などで ほぼ読み通しました。(フランス語や難しい表現にはルビがあり、 英文で読んでいることを忘れるほどです) 数十年前に日本語で読み結末などはまだ覚えていますし、その後、幾度か映画でも見た作品です。 それでも、ポアロが事件の真相にどう迫ってゆくのか? その一歩一歩のプロセスに興味がありました。そのためには、流し読みではなく、 ある程度の時間をかけてじっくり読むほうが楽しめるように思います。 また、車掌や乗客たちの尋問の場面は、最初は型通りで、多少退屈しますが、 本書中ほど(136ページ以降)の私立探偵(自称)ハードマンの証言あたりから面白くなってきます。 尋問が繰り返し進むにつれ、証言に矛盾点が出てきたり、 アームストロング事件とのかかわりが徐々に解明され、 登場人物の隠された感情が露になってゆく場面は、クリスティの意図なのでしょうが、 つい引き込まれます。 ポアロは、殺害された老人の身元(正体)をどうやって見抜いたのか? Hのイニシャルのハンカチの持ち主をどう突き止めるか? あまり書くとネタバレになるので以下、省略… ポアロとブック(鉄道会社の重役)とのやりとりは、ホームズとワトソンとやりとりを 思い出させ、また、乗客とポアロとの会話、かけひきも味わい深いです。 ユングの言語連想テストのようやことを使ったり、あてずっぽうを言い真実を告白させたり、 パスポートの偽造を見破ったり、個人的には、おいおいと思う部分もありますが、 そのあたりが返って推理小説としては面白いのかもしれません。 在る登場人物がポアロに言います。(本書245ページ) This is more wildly improbable than any roman policier I have ever read. この部分、「今まで読んだどんな探偵小説よりも荒唐無稽」 とルビがふってあります。 登場人物がユニークで生き生きしていて、 著者のユーモアや、映画で演じておられた俳優さんたちの 印象も混じり合って、楽しく読めました。 英文は、ホームズやブラウン神父と比較するとずっと読みやすいです。 なお、デビッド・スーシェ(テレビ版ポワロ役)の 男女十数役を一人でこなす超絶的な朗読で楽しめるCDも発売中です。 | ||||
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推理小説で騙されることが少なくなった今 さすがアガサクリスティ!やはり騙してくれました。 期待を裏切らない結末 登場人物や話の流れ 細部に渡って練られた内容で非常に満足しました。映像より小説をお薦めします。 本当に秀逸な作品でした。 | ||||
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アクロイド殺しなんかでもそうなんですが、クリスティは本格に異形なスタイルを持ち込み、いつもフェアかアンフェアかの際どい線をいっていた気がします。 当然この作品も例外じゃないのですが、さすがの自分も当時この作品のトリック(?)には驚かされ、クリスティに夢中になった記憶があります。断言すると、この作品の犯人を当てるのは不可能なんじゃないでしょうか?それくらい、この作品は異形なスタイルを築き上げているのです。 ただ、そのトリックを築き上げるためのストーリー全体のプロットがしっかり組み込まれていて、読んでいてとても感心させられた。自分の中ではクリスティの作品の中でももっとも高い地位にいる作品なんです。 | ||||
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傑作ミステリ!お勧めである。 面白さのあまり、多くの人は、本書を一気に読んでしまうことになるだろう! 本書のすばらしさや面白さを、ここで書きたいところだが、皆さんには予備知識なく、本書を読んで頂きたい。 そのため、あえて、何も書かないでおこう。 ぜひ、読んで、本書にハマって欲しい! | ||||
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殺人事件の話なので、謎が解けようと、どんなに筋が通っていようと読んだ後には何か殺伐とした感じが残るもの、というのが大方の推理小説の読後感想なのですが。 この話の結末は何かの本か雑誌で読んで知っていましたが、読み終えた感想は殺人事件のものではなく、何かもっとほんのりした暖かい感じのするものでした。それはきっと作家がそれぞれの登場人物の性格に少しづつ混ぜ込んだ優しさが読み手に伝わってくるものなのでしょう。結末を知っているだけで推理小説を読んだ気になってはいけない、と この本に教わりました。 | ||||
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推理小説はたくさん読んでいますが、 純粋にトリックのみで驚いた作品は、 アクロイド殺人事件、オリエント急行の殺人、 斜め屋敷の犯罪(島田荘司)です。 アクロイド殺人事件は、ほとんど 最初の推理小説で、驚くのも当然ですが、 この作品は、推理小説を読み始めてから、 大分たってから、読みました。 どんな作品でもなんとなくトリック、犯人が、 予想は出来るようになってからの作品です。 それでも、この作品だけは、全く、予想外の 結末でした。 さすが、クリスティと思います。 日本、海外、古今の作品を呼んでいますが、 こういう独自、独特の作品は、珍しいと 思います。 ただし、トリックは、すばらしいけれど、 尋問中心で小説としての面白さは、 他の作品に、少し劣ると思います (この作品の性質上、止むを得ないのでしょう けれど)。 | ||||
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とても良い本であるが、420ページあるので読むのに少し大変かもしれません。空いているスキマ時間を有効に活用していますが、1度読み始めるとストーリーが気になる為、他の事をさておいて読んでしまいます。難しい点としては、登場人物が少し多いので読んでいるとこの登場人物は誰だったか?と表紙裏の登場人物を再度確認しなければならない点です。読書愛好家ならいざしらず普通の人には少し難しいかもしれません。しかし中身の方はとても面白いと思います。 | ||||
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まず、普通のミステリーの法則は 通用しない、ということを念頭におきましょう。 そうでないと、えっ、どういうことなの? とおもいますので。 もういわずもがな、 最後の結末でガーンという衝撃を与えてくれます。 まさかのまさかが現実のもとになってしまうのですから。 トリック等はものめずらしいものがありません。 とにかく、最後がこの作品のすべてです。 その最後を見た瞬間、驚かざるを得ないことでしょう。 | ||||
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アガサ・クリスティ大好きです。ゼロ時間など好きな作品が多数あります。本書も代表作の一つということで読んでみました。面白いのですが、最後に「そうくるか」、何か違う最後がよかったなぁ…と。 | ||||
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他の作品の中で、この事件の対応が引用されている。 実際にあった殺人を、どのように扱うか。 ヨーロッパを横断する国境をまたぐ鉄道。 どこで殺人があったかで、警察権限が違う。 国際的な鉄道警察の仕組みはわからないが、 現代であったら、どのような対応になるのかが興味が沸いた。 | ||||
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大技のトリックと、雪に閉ざされたオリエント急行、様々な国、様々な階層から成る乗客たち。ということで、面白くないわけがないのですが、確かに傑作です。ただ、物語の中盤部分のほとんどが、延々と続く乗客たちの証言で構成されているため、このあたり、かなりだれます。本格ミステリー黄金時代に書かれたため、こういう構成にならざるを得なかったのだと思いますが・・・。 個人的には、オリエント急行という最高の舞台をもう少し生かしてほしかったと思います。 解決篇の部分のポワロの推理はかなり飛躍がありますが、クリスティは、ヴァン・ダインでも、国名シリーズのころのエラリー・クイーンでもないのだから、これはこれでいいのだと思います。だからこそクリスティは、読んで最高に楽しい作家なのですから。 | ||||
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少し騙された感があり不完全燃焼の感あり 映画見てみたいな | ||||
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ミステリーは普段あまり読まないのですが、とても有名なこの 作品を、ふと、軽い気持ちで読んでみました。 純粋に、面白かったです。 構成が云々、設定がどうこう、などは関係なく、まんまと アガサのトリックに引っ掛かり、あぁそうだったのかぁ!と騙され、 それが非常に愉快でした^^。 四半世紀以上も前に執筆されたモノだとは・・・! A・クリスティーは、やっぱりミステリーの女王なんですね◎ オリエント エクスプレス、良いな。 | ||||
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僕がクリスティーの小説で2番目に読んだ作品ですが、犯人がとても意外でびっくりしました。少し残念だったことは、中盤あたりから少し退屈になってしまったことです。ポアロが犯人をあてるときには緊張感が戻っていたので安心しましたが。最高傑作とはいえないけど、お勧めの作品です。 | ||||
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雪で立往生した汽車、様々な階層・国籍の人間が集まる中で、いかにもな舞台仕掛けと演出に よって進む物語。それぞれの国の価値観からくる齟齬がまた一つ独特なエキゾチック感を 醸し出しており良い。クリスティ自身の旅の経験が凝りに凝りまくった人物描写に繋がって いて、そうゆう意味ではとてもクリスティらしい作品ではある。 ただ骨組みは見事なのだが、実際に起きた事件を題材にした為か、思想・観念の面で、どこ となくぎこちなく、それが最後の収束でみせたギクシャクした感覚に繋がってしまい、個人的 には批判ポイントとして否めない気がする。別の意味でもっとやんわり溶暗して欲しかった という想いがある。クリスティの社会悪に対する姿勢がよく顕れてはいるが(力がこもって 顕れすぎた?)、豪華な舞台が舞台だけに、もっと綺麗に纏めてくれれば、比類ない賛辞を 送りたかった所。。 と云っても、やはり秀作には間違いなく、後半の矢継ぎ早に出てくる驚きの真相の数々に、 あまりにも意外な犯人・トリックと素晴らしく華麗。 面白い推理小説が読みたい、クリスティを読んでみたい等、興味ある人は是非。 | ||||
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