「あたしたちがやろうとしているのは…殺人なのよ」そう言って双子の姉妹が向かったのは、南海に浮かぶ、終ノ島。

小説家を目指す赤井は、ある日河川敷で必死に助けを求める少女と出会う。知らない男に追いかけられていると訴える少女。

刑務所内での密室殺人。社会派でありながら超本格。

1986年10月、伊豆諸島に浮かぶ小さな孤島“六軒島”。

光彦・小学校五年生の夏。クラスに軽井沢からの転校生・本島衣理がやって来た。

自称・探偵の矢能が突然呼び出された先で目撃したのは、依頼人の死体と覆面姿の男。

役に立たないからと、数学が義務教育から消えた。抗議する天才学者ひきいる“黒い三角定規”は、テロ活動を開始する。

誰かの「いい日」に、ともしびを。たくさんの買い物客がうごめいています。

懲戒免職になった同期の公安刑事が、連続殺人の容疑者に。「教えてくれ。

アメリカで生まれ育った若き日系二世。一人はアメリカを「祖国」として選び、一人は日本へ「帰化」をした。

中学生となっても、電子探偵団は健在。

黒船あらわる時代。長崎の出島で、高価なギヤマンの壺(つぼ)が蔵から消えた。

西之園家のキッチンでは、ディナの準備が着々と進んでいる。ゲストは犀川、喜多、大御坊、木原。

初めて秋子に会ったのは、大学生協の食堂だった。ちょっと壊れている彼女と授業をサボって出かけ、死んだ兄貴の話を聞かされた。

伊豆大島、そして奄美大島でダイビング中の死亡事故が発生。どちらの場所も源為朝伝承の地だった。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。

深夜の歌舞伎町。平凡な会社員の誠二は謎の女子高生から物を買う。

1972年夏、キクとハシはコインロッカーで生まれた。

金髪の美少女が5人、相次いで失踪した。

犯人の妻は、夫から虐待を受けていた。何も映さない、その黒い瞳が見たものは何か。

最高の純文学にして究極のエンターテインメント! 2033年、人類で初めて火星に降りたった宇宙飛行士・佐野明日人。

ポルトガル・リスボン。一人の女性が銃で心臓を撃ち抜き自殺した。

失踪していた諒司に助けを請われ、甲斐は岩手・水沢へ向かった。

自分の嫌いなモノを学校内で処刑してくれる犯人役は仲間のうちの誰なのか?―8人の小学6年生が始めた「マーダーゲーム」。

1986年10月、伊豆諸島に浮かぶ小さな孤島“六軒島”。年に一度の親族会議のために集まった大富豪“右代宮家”の人々。

戦国時代から現代へ戻ったのも束の間、またもや香里、拓哉、亮平はタイムスリップしてしまう。今回まぎれ込んだのは幕末の大坂。

江戸川、大磯で発見された毒殺死体。二つの事件に繋がりはないのか。

「邪悪な陰謀が陰で渦巻いているかもしれん」。榎木津の縁談が先方から悉く断られる。

「私は邪魅の雫に吸われてしまったようだ」。江戸川、大磯に続き平塚でも毒殺死体が発見された。

「私の世界は、小さなひと雫の漆黒に凝縮されてしまった」。終わることのない殺人の連鎖。

世間から孤立した大金持ちの老人と、いじめを受けて学校で孤立する少女。

同級生から陰湿ないじめを受けている11歳の少女・桜子は世間から孤立して生きる大金持ちの老人・津坂と満開の桜の木の下で出会う。

「多分…それで、おしまいですから」。

官僚出身の元首相秘書が突如失踪した。

多額の報酬が約束された事件を調べるハラーは、かつて弁護を手がけたある裁伴へと辿りつく。

高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。

将軍家斉の四男敬之助が急逝し、尾張徳川家は後継を失う。

“ファイヤーシスターズ”の参謀担当、阿良々木月火。

弁論術学習に特化した超エリート校「雄弁学園」。

「脳」を失った死体が語る、密室の不可能犯罪!双子の兄弟、零と一の前に現れた、不死身の少女・祥子と、何もかもを見通す謎の家政婦。

獄霊島―そこは世界から忘れられた瀬戸内の孤島。

彼女と沖縄で現地集合!のはず…が、来ない!!途方にくれる会社員・山内のもとへ代わりに現れたのは、まどかの幼馴染・明日美と友人、そして男性二人。

戦国時代の論功行賞は、厳密な成果主義である。そして、その成果を測るのは、敵方の首。

書店で真剣に本を選ぶ美しい女性―まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。

書店で真剣に本を選ぶ美しい女性―まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。

ねぇ、人類って、どれくらいまえに現れたの?五日連続同じ夢を見た不思議な体験が、すべてのはじまり。

花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴。

垂里家最大の懸案事項。

重松清が満を持して挑む、初の母親小説! 昭和の母から平成の母、強い母からどこまでも優しい母……第一章から第八章まで連鎖するストーリーとともに登場するかあちゃんたちが胸と涙腺を揺さぶる一冊!

小川の自動車修理工場に大破したポルシェを持ち込んだのは、お喋りでどこか憎めない男、矢部だった。新車同然に直してやった。

断崖絶壁に建つ曰くつきの洋館。少女・砂波の父が購入するという。

毒草師を名乗る男・御名形史紋と熊野で出会った薬剤師・桑原崇。

ベルリンの壁が崩壊し、世界が冷戦終結に向けて動き始めた一九八九年暮れ、機甲師団の将軍が死体で発見された。

世界各地の米軍警察指揮官が一斉に異動させられていた。

美作研究学園都市に傷心の旅から戻った白石と龍造寺。しかし、学園は鬼神の巣窟の如き有様だった。

ゲーセンで若い女性が転倒して死んだ。

31歳になった。遠距離恋愛中、年下の彼は何も言ってくれない。

「母親が自殺を計った。幸い命はとりとめたのだが、理由を知りたい」山梨から来た青年に、相談を受けた御手洗潔。

天涯孤独な少年・勇介は、急逝した大伯父・如月教授が遺してくれた博物館で秘密裏に行われているあるプロジェクトの存在を知る。

怪異と酒が大好きな凄腕の浪人・左門と、藩の剣術師範となるのに怖がりが玉にキズな若侍・甚十郎。

「一緒に日本を買い叩きませんか」1兆5000億ドルの外貨準備高を元手に、中国が立ち上げた国家ファンド。

若き買収王・賀一華を先鋒に、仕掛けられるTOB。次々と繰り出される揺さぶり。

銃をもった誘拐犯に塾が乗っとられ、人質になってしまった日向と月乃。

冬の八ヶ岳山麓の別荘で、猪狩家の令嬢・静香が逆さ吊り死体で発見された。

犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。

警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂される動坂署。

10月、戯言遣い・いーちゃん、狐面の男、双方共に犠牲を出しながらもどうしようもない戦いが続く。

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。

警視庁公安部の二人の捜査員が品川埠頭で射殺された。それが事件の発端だった。

ホームレスになってしまった「ボク」は、食料を探していた神社で、小学生の麻由から弁当を手渡される。

アメリカ合衆国の初代大統領ジョージ・ワシントンの夫人マーサが飼っていたオウムのポリーから、クリントン一家に可愛がられた猫のソックスまで、大統領公邸で暮らしたいろんなペットたちが、大統領の推理にヒントをもたらし、動物ならではの行動で難事件の解決に一役買う。

安政三年、肥前長崎。出島で働く父から英語や仏語を習う十歳のお柳。

危急の用あり。 藤之助どの、下田に参られたし。

朽ちぬ死体と生きる屍、アルプスに轟く獣の咆哮、千里眼を持つ女性…。

まわりで次々と人が死ぬ“死神”体質の少年・立花美樹。

猪丸家に突然、謎の女が現れる。その名は、葦子。

大手玩具メーカー・トリストイに勤める物部真治の名刺には、「人事部」としかない。

恐るべし公安!端緒は中国政府関係者が仕掛けたハニートラップだった。

「おれ」は喧嘩の達人・中学三年生。今日の決闘の舞台は、おれが住んでいるSM市にあるSM城趾。

アルバイトしたければ「分割パズル」に正解せよ!家の鍵を開けたくば「マッチ棒パズル」に正解せよ!パズル作家を父に持つ女子高生・織井姫子の生活は毎日がサバイバル!!パズルが苦手な彼女は、隣家の彦星和也と難題に挑戦。

アメリカ・マサチューセッツ州の小都市。そこにはかつてガラス製造業で財を成した富豪が、謎の死を遂げた廃屋敷があった。

最後の舞台は、虹北学園。亜衣・真衣・美衣の岩崎三姉妹とレーチたちにも、ついに卒業の時がせまっていた。

戦国時代から戻ってきた香里、拓哉、亮平の前に、十二単姿の女性が突如現れた!なんと、『枕草子』の筆者で知られる清少納言さん。

探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。

女子中学生・小林冬子。苫小牧から船に乗り、行き着いた先は見知らぬ孤島。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

西之園萌絵は、叔母を連れて白刀島までやってきた。

毛鉤をピアス代わりにつける謎の美女を追いかけたサラリーマン二人組が、足を踏み入れたのは…。

半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間入り乱れての日々がふたたび始まった。

米国フロリダに住む日本人少年、研一。隣人の少女パメラは、養父からレイプされていることを彼に打ち明ける。

大家さんは黒坊主、食事係は手首だけの幽霊、同居人は気のいい妖怪たちがどっさり、地下に洞窟温泉が湧き、ことあるごとに宴会で大騒ぎ、というアパートで三年間の高校生活を過ごした夕士。

雛見沢村で何度も繰り返される“昭和五十八年六月”を激しい闘いの末、ついに乗り越えた部活メンバーたち。

残酷。―それは人生そのものか。

壊れる心について、あるいは秘められた想いについて、そしてまた、いくつかの謎についての物語。

社伝を持ち去り失踪中の諒司が、奈良・吉野山に現れたという。

編集者の長谷見明は、実家が営む料亭の屋根裏で、天才画家と呼ばれ、沖縄で戦死した祖父の絵を発見。

「女だけの帝国」が誇る最強のハンター。その名はマリア。

「娘をさらった。午後にまた電話する」関東一円の繁華街で、中華料理店を展開する片岡家の一人娘が誘拐された。

人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。

14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。