無貌伝 夢境ホテルの午睡
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無貌伝 夢境ホテルの午睡の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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「無貌伝」シリーズ第2弾!今回はホテルに憑くヒトデナシが見せる「夢の1週間」で起こる連続殺人に探偵助手見習い古村望が挑む!本格ミステリ色はやはりやや薄めも、この作家は魅力的な設定と魅力的なキャラクターで一気に読ませるなあと再実感。 | ||||
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つい間違って、この続編を先に読んでしまいましたが、 とても面白かったです。 私たちがいる世界ではない世界が舞台のため、それを読者に伝える必要がありますが、 続編からでもちゃんと理解できました。 説明に該当する箇所が十分であり、そして過剰ではないから、楽しむことができたのでしょう。 文章も簡潔でリズムがある。読んでいて詰まることがありませんでした。 ミステリーとしての要素は低いと思います。 なんとなく伝奇小説と言えば、ずるずるベトベト感がありますが、それとは違う淡い色の世界を描いた伝奇小説として読むと良いと思います。 | ||||
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おもしろい。 この世界観に入り込むと、色が付いてそこに自分自身がいるような錯覚を覚える。 前作はとにかく暗い街に暗い家に暗い人々、表情も目を凝らして見ないと分かりにくい印象だった。 それが良くて、嵌ってしまった。 けれど今作はとにかくカラフルで、派手です。 次が早く読みたいんですが、いつ出版されるの〜? | ||||
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1巻の方がプロットがよく練られてるし、1つの話として完成度が高い。 主人公の動機づけが曖昧なのは1巻から通して読めばまだ許容範囲としても、主人公が謎解く過程をほとんど示さないまま犯人探し自体は収束してしまう、というのはミステリーとしてはいかがなものか。 さらにこの世界独特の存在であるヒトデナシが、1巻では謎のスパイスであったのに対し、今回は根幹にある。 1巻が「伝奇世界のミステリー小説」であるならば、2巻は「ミステリー風の伝奇小説」。 なので、私のように「このミス」でこのシリーズを知り、1巻で大いに期待感をもった人には少し残念な続編だった。 さらに1巻よりも謎に絡む人物が多くなっており、人物描写がやや散漫な印象を受ける。 ヒロインの立場にいる(?)純や準主人公であろう秋津がほとんど事件に絡まずに終わるのも残念。 | ||||
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メフィスト賞受賞の前作無貌伝 〜双児の子ら〜に続く、第2作目。 全体として期待を裏切らない出来だったと思う。メフィスト賞受賞作の中には、かなり独特というか、正直やり過ぎでかえってつまらなくなっている作品も少なからずあると思うが、この作品に限って云うならば、舞台、登場人物設定などを最大限に活用しつつ、きちんとミステリしているという点で、非常に完成度が高いと思う。 今作では、夢境ホテルという、ある意味クローズドな舞台での事件だが、そこの宿泊客一人一人にしても、無意味な人物など一人としてなく、それぞれがきちんとパズルのピースのようにきちんと嵌っていく様は、鮮やかでもある。 前作が2009年1月で、2作目が10月と、決して早い方ではないと思うが、この水準の作品であるならば、多少待たされても十分にその価値があると思う。このペースで行くと、2010年刊行予定とある、次の『無貌伝 〜人形姫(=ガラテア)の産声〜』は、夏頃になりそうだが、また、楽しみに待ちたい。面白い作品に限って云えば、このように次回作のタイトルが事前に明かされている方が楽しみが増して、良いかもしれない。 | ||||
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