波に座る男たち
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とっても、面白かった。 | ||||
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愉快で不思議で苦いSF小説である。 テーマは鯨。いろいろ行き詰まった暴力団が、起死回生の策として鯨を密漁して売りさばくことを思いつく。そこに凄腕のスナイパーや、和歌山・太地の鯨取りの子孫などが加わり、洋上に乗り出したのはいいものの、過激な動物保護組織や台湾マフィアがあらわれ、3者入り乱れての冒険活劇となっていく。 ユーモアあり、アイデアあり、美食ありの楽しい話なのだが、それだけでは終わらないところがカジシンらしいところ。苦い余韻がどこまでも残る話であった。 | ||||
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梶尾真治氏のドタバタ系作品はあまり性に合わないと思っていたが、本書はなかなか楽しかった。現実にはありえないだろうという状況設定も、登場人物のとてもヤッチャンとは思えないのほほんとしたキャラクター設定もドタバタコメディなら問題なし!。捕鯨問題を扱った小説としての深みはあまり感じられないけどね。 | ||||
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ヤクザ組織の大場会の会長大場はヒューマニストです。任侠はやれて も暴力団にはなれず廃業。ふとしたことでクジラを食べた会長はこれ に魅了され、国際捕鯨委員会の発想などは日本の伝統文化を理解せぬ 外国人の理不尽な要求であるとし、天草で延縄漁船を改造していた 元捕鯨船を手に入れたこともあって密捕鯨を決心。大場会の組員も喜んで捕鯨組織に 参加。大場会の組織員以外にもアメリカ帰りの老スナイパー、美人の情婦、 板前、超過激環境保護団体、難病患者、台湾捕鯨マフィアなどが登場 しもうしっちゃかめっちゃかのドタバタ物語。 クジラと兵器についても若干触れられています。 | ||||
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クジラを獲る漁師たちのことを、波座師というそうで、これがタイトルの由来。現代日本、ほとんど感傷的ともいえる論理で捕鯨が制限されている現状ですが・・・。 のっぴきならない事情で移転せざるを得なくなった小さな暴力団がシノギに選んだものは、麻薬でも売春でも武器の密輸でもなく。 クジラの密漁、ときました。 借金のカタにたまたま手に入れた捕鯨船に、急ごしらえの船員たち(元暴力団構成員とか殺し屋とか債務者)。教える側も捕鯨をやめてから長い時間が経っています。それでも一夜漬けの勉強で、捕鯨に挑みます。 捕鯨のキーとなる人物が、気風のいい妙齢の美女だったり。 おそろしく過激な環境保護団体が登場したり。 笑っちゃうほどありえない状況が大真面目に進んでゆきます。 通訳は素晴らしすぎるし。難病の健気な子供が出演するのはもはやお約束。 あまりにもご都合主義というか、お調子者というか・・・まさしくカジシン本領発揮なお話でした。 | ||||
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